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お年玉切手シートとは?交換方法や高額買取できる種類を解説

2024.09.25

「お年玉切手シートって何?」
「古いお年玉切手シートは高く売れるって本当?」

この記事は、このような方に向けてお年玉切手シートの詳細を解説します。

お年玉切手シートは、年賀はがきの当選景品として交換できる特別な切手シートです。実は、昭和初期に発行された希少なシートは高額で取引されることもあります。

記事ではお年玉切手シートの基本情報や交換方法だけでなく、高額買取が期待できる種類も併せて解説します。

年賀はがきの当選を楽しみにしている方や、家に眠っているお年玉切手シートの価値が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

お年玉切手シートとは

お年玉切手シートは、年賀はがきや年賀切手の購入者に向けた特別な贈り物です。日本郵便が毎年抽選で贈呈するこの記念切手シートは、1949年に発行が始まりました。

シートのデザインは年ごとに変わり、その年の干支や日本の伝統文化に関連する絵柄が描かれます。たとえば、2024年の切手シートでは辰年にちなんだ龍のモチーフが描かれました。

お年玉切手シートは切手収集家にとって魅力的なアイテムで、価値あるシートは高値で取引されます。特に古いシートや発行数の少ないものは、突出して高い価値を持つことがあります。

また、これらのシートは日本の郵便史を振り返るうえでも重要な役割を果たしています。シートのデザインの変遷をつうじて、その時代の流行や文化的背景を紐解けるためです。

お年玉切手シートの交換方法とは

お年玉切手シートを交換するには、当選した年賀はがきや年賀切手を持って最寄りの郵便局へ行くだけです。他に必要なものはなく、誰でも簡単に交換できます。

窓口で当選番号を提示すれば、その場で切手シートと交換してくれます。交換に費用はかかりません。手続きにかかる時間も、10分程度です。

ただし、交換には期限があります。たとえば2024年の交換期間は、2024年1月15日から7月31日まででした。期限を過ぎると交換できなくなるので、注意が必要です。

また当選番号とは別に、一部の切手シートを販売している郵便局もあります。コレクションを充実させたい方は、窓口で問い合わせてみるとよいでしょう。

お年玉切手シートは買取してもらえる?

お年玉切手シートはリサイクルショップや専門の買取業者に買い取ってもらえます。

特に古いシートや珍しいデザインのものは切手収集家からの需要が高いため、高額で取引されるでしょう。たとえば、1950年代のシートは、一枚数万円の価値がつくこともあります。

ただし、シートの状態が買取価格に大きく影響します。折り目やシミ、変色がないものほど高く評価されます。自宅にシートがある場合は、プラスチックケースなどで保護するのがおすすめです。

また、買取価格はその時々の需要によっても変動します。人気が高まっているシートは、予想以上の高額で買い取られることもあります。

手元にお年玉切手シートがある方は、一度専門家に査定してもらうのがおすすめです。まねきやでは、LINEでの商品査定も承っており、その場ですぐに買取価格を査定できます。

まねきやの詳細はこちら>>

高額買取してもらえる切手シートとは

お年玉切手シートの中には、驚くほど高額で買い取られるものがあります。特に価値が高いのは、初期に発行されたシートや限定デザインのシートです。

これらのシートは、歴史的価値と希少性を兼ね備えているため、高値で取引されます。

また、特殊なデザインや文化的に重要なモチーフを使ったシートも高く評価されがちです。なかでも日本の伝統文化を題材にしたものは、国内外のコレクターから人気があります。

シートの状態も重要な要素です。未使用で保存状態のよいものは、特に高値がつきます。

ここでは特に高値で取引されている8つのお年玉切手シートを、その特徴とともにご紹介します。

1.応拳の虎(昭和25年)

1950年(昭和25年)発行の「応拳の虎」は、お年玉切手シートの中でも特に価値が高いものの一つです。このシートは、お年玉切手シートができてすぐの頃に発行されていました。

発行から70年以上が経過しているため、良好な状態で残っている可能性は低いです。そのため、未使用品は驚くほど高額で取引されます。

当時の日本の復興への願いが込められた、力強い虎のデザインが特徴です。この歴史的背景も、シートの価値を高める要因です。

手元に応拳の虎のシートがある方は、専門家に査定を依頼してみましょう。

2.少女と兎(昭和26年)

1951年(昭和26年)発行の「少女と兎」は、その愛らしいデザインで多くの人々を魅了してきました。少女が優しく兎を抱く姿は、戦後間もない日本の平和への希望を象徴しています。

このシートの特徴は、その希少性にあります。発行数が限られていたため、現存するものは少ないですが、それだけに、コレクターの間で高い人気を誇っています。

特に未使用品の場合、かなりの高値がつくでしょう。保存状態が良好なものなら、数万円から数十万円の価値がつく可能性があります。

もし「少女と兎」のシートをお持ちなら、シミや折り目に注意して大切に保管するのがおすすめです。

3.翁の面(おきなのめん)(昭和27年)

1952年(昭和27年)発行の「翁の面」は、日本の伝統芸能「能楽」をモチーフにしたシートです。

翁の面は、白髪の老人の面から左下に向かって長い髭が伸びているデザインが特徴です。

能楽の中でも特に神聖視される演目に用いられる仮面です。そのため文化的な重要性も高く、日本の伝統美を見事に切手デザインに落とし込んでおり、芸術的価値を持ちます。

特に保存状態のよいものは、コレクターの間で高く評価されます。未使用品であれば、数万円から数十万円の価値がつくことも珍しくありません。

このように「翁の面」のシートは単なる切手以上の価値を持つため、より高値で取引されます。

4.三番叟人形(さんばんそうにんぎょう)(昭和28年)

1953年(昭和28年)発行の「三番叟人形」は、日本の伝統芸能をテーマにした魅力的なシートです。三番叟は、歌舞伎や人形浄瑠璃で演じられる祝儀曲の一つです。

このシートの特徴は、6枚構成に見える特殊な目打ちが施された珍しいシートにあります。人形の細やかな表情や衣装の質感が、わずか切手サイズの中に見事に収められています。

希少性も高く、特に未使用品は高額で取引されます。保存状態が良好な場合、数万円から数十万円の値段がつく可能性があるでしょう。

「三番叟人形」のシートは、日本文化に興味を持つ海外のコレクターからも注目されており、将来的にさらに価値があがることも予想されます。

5.三春駒(みはるごま)(昭和29年)

1954年(昭和29年)発行の「三春駒」は、福島県の伝統的な郷土玩具をモチーフにしたシートです。三駒は、その愛らしい形状と鮮やかな色彩で知られる木製の馬の玩具です。

このシートの魅力は、日本の地方文化を美しく表現したデザインにあります。シンプルながら力強い線で描かれた三春駒は、日本のグラフィックデザインの優れた一例です。

このシートもコレクターの間では人気で、特に保存状態のよい未使用品は、高額で取引されることがあります。その価値は、数万円から数十万円に及ぶこともあるほどです。

「三春駒」のシートは貴重な文化的アイテムです。劣化防止のために直射日光を避け、アルバムなどにいれて汚れないように保管しましょう。

6.加賀起き上がり(昭和30年)

1955年(昭和30年)発行の「加賀起き上がり」は、石川県の伝統的な工芸品をモチーフにしたシートです。加賀起き上がりは、倒しても自然と起き上がる縁起物として知られています。

このシートの特徴は、日本の地方文化を巧みに表現したデザインです。起き上がりこぼしの愛らしい姿が、切手サイズの中に見事に収められています。

発行枚数が限られていたこともあり、このシートは高い希少価値を持っています。特に未使用品で保存状態のよいものは、コレクターの間で高額で取引される貴重な一品です。

「加賀起き上がり」のシートは、日本文化に興味を持つ海外のコレクターからも注目されています。その独特の魅力と希少性から、将来的にさらに価値が上がる可能性もあるでしょう。

7.こけし(昭和31年)

1956年(昭和31年)発行の「こけし」は、東北地方の伝統的な木製人形をモチーフにしたシートです。こけしのデザインには宮城県の郷土玩具「こけし」と「えじこ」が使われています。

このシートの魅力は、日本の伝統工芸を美しく表現したデザインにあります。こけしの素朴な姿が、わずか切手サイズの中に見事に収められています。

また、このシートは日本の民芸文化を広く知らしめる役割も果たしました。そのため、文化的・教育的価値も高く評価されています。

「こけし」のシートは、日本の伝統工芸を世界に発信する一助となったため、海外のコレクターからも注目されています。

相場は以下のとおりです。

  1. バラ切手: 100円〜300円程度
  2. 小型シート: 300円〜500円程度

発行部数が400万枚と比較的多いため、他の年代のお年玉切手シートと比べると相場は低めです。

8.だんじり(昭和32年)

1957年(昭和32年)発行の「だんじり」は、日本の伝統的な祭礼文化をモチーフにしたシートです。だんじりとは、大阪の伝統的な祭り「だんじり祭り」で曳き回される豪華絢爛な山車のことを指します。

このシートの特徴は、日本の活気ある祭り文化を見事に表現したデザインです。勢いよく進むだんじりの姿が、切手サイズの中に躍動感たっぷりに描かれています。

また、このシートは日本の切手デザイン史でも重要な位置を占めています。「祭り」という動的な題材を静的な切手デザインに落とし込む試みは、当時としては画期的でした。この革新性が、だんじりのシートの価値を高めているのです。

「だんじり」のシートは、日本の祭り文化に興味を持つ海外のコレクターからも注目されています。相場は、小型シートだと2,000円程度ですが、その独特の魅力と文化的価値から、将来的にさらに価値が上がる可能性もあります。

お年玉切手シートの買取ならまねきやがおすすめ

お年玉切手シートをお持ちの方は、まねきやでの買取査定がおすすめです。まねきやは1950年代の「応拳の虎」から昭和32年の「だんじり」まで、希少価値の高いシートを高価買取しています。

また、便利な宅配買取やLINE査定も利用可能で、長年の実績による安心感だけでなくその利便性も魅力です。

貴重なお年玉切手シートの価値を最大限に活かすなら、ぜひまねきやの査定サービスをご利用ください。

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この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。