「ヒスイ」の買取実績

ヒスイは鮮やかな緑色や深緑色をした宝石の一つです。アステカ文明などの古い時代から宝石として人気があり、玉（ぎょく）と呼ばれ金以上の価値がつけられていました。日本では弥生時代や古墳時代からヒスイが装飾具や祭事に用いられてきました。ヒスイにはジェダイトとネフライトの2つがあり、一般的に宝石として使われているのはジェダイトで、公式な鉱物名はヒスイ輝石（きせき）です。アジア圏では根強い人気があり、2016年には日本を象徴する石である「国石」であると、日本鉱物化学会から選出されました。ヒスイは地層のプレートが沈み込んだ場所にできやすく、まさに日本の地質は良質なヒスイを生み出す地だと言われています。また、ジェダイトは硬玉と呼ばれ、宝飾品、かんざしなどに使われたほか、長寿や健康を司るパワーストーンとしても親しまれてきました。ネフライトは軟石であり、ジェダイトとは異なる性質を持っており硬度が低いです。ヒスイは透明感がありつつも、深みのある緑色のものほど高値がつけられる傾向にあります。深緑一色のものだけでなく、本来良質なヒスイには白色の模様が入っています。これは鉄やクロムなどのほかの成分の影響を受けたもので、深緑色の中に繊細な白色の模様があるヒスイは、1つ1つに異なる表情があり味わい深い魅力があります。ヒスイは研磨した仕上がりによって、宝石としての価値が決まります。