オパールは10月の誕生石としても有名な宝石の一種です。メキシコ、ブラジルといった中南米、オーストラリア、エチオピアなどで主に産出されます。オパールの最大の特徴は、見る角度によってさまざまな色が見える「遊色効果」。角度によってまるで虹のように七色に光り輝く様子は幻想的で、虹を閉じ込めた宝石とも呼ばれています。オパールはラテン語で「色の変化を見る（オパルス）」という意味を持っており、名前のとおり複数の色合いが楽しめる美しい宝石として古くから愛されてきました。オパールはとても種類が豊富で、定番の乳白色のオパールだけに限らず、黒色のテリが美しいブラックオパール、ピンクオパール、グリーンオパール、赤色や黄色が中心のファイヤーオパールなどが有名です。どの石も光にかざすと虹色の輝きが見える遊色効果がありますが、石によって見える色味や輝きの強さは異なります。オパールは幸運のお守りとして、身に着ける人に幸福や成功を運ぶと言い伝えられてきました。ほかにも、運命の出会いを呼び寄せる「キューピッドストーン」とも呼ばれています。ネックレスや指輪、ピアスなど、色々な形、サイズに加工されたジュエリーがそろっており、幅広い世代に親しまれています。