「タンザナイト」の買取実績

タンザナイトは美しい青色や赤紫色のカラーを持った宝石です。名前のとおり東アフリカに位置するタンザニアで産出されており、まるでサファイアのような濃く鮮やかな青色が特徴です。名付け親はティファニーの社長であり、有名ジュエリーブランドのティファニーを代表する宝石に数えられています。タンザナイトは「多色性」を持った宝石で、同じ石でも見る角度によってカラーの印象が異なります。たとえば、とある方向からは青色に見えても、別角度から覗くと紫色が強調されるといったカラーの違いがあり、特に青色と紫色の組み合わせ、青色と赤色のカラーを同時に持っているタンザナイトもあります。ちなみにタンザナイトは太陽の自然光の下では群青色っぽく見えますが、白熱灯やろうそくなどの光が当たると紫色が強調される特性があります。これを「ニ色性」と呼び、サファイアと一見似ていますが、光の種類によって色味が変わるため簡単に区別できます。角度や光の種類によって違った色合いを見せる姿から、空の色が変わる夕暮れから夜の時間帯にたとえて「宵の空の石」に例えられています。タンザナイトは大粒の石が比較的採掘されやすいですが、青色が濃く透明度が高いものは希少です。鮮やかな青色でインクルージョン（内包物）が少ないものほど、レアなタンザナイトとして高値で取り引きされています。