硬貨（古銭）の正しい洗浄方法は？注意点や買取方法についても紹介

硬貨の洗浄はやり方を間違ってしまうと、傷をつけたり変形したりする原因になります。
この記事では硬貨の正しい洗い方と、その注意点をご紹介します。また古銭を売るにあたって知っておきたい、売れる場所と売るためのコツも説明するため、参考にしてください。

硬貨（古銭）を洗浄する方法

硬貨を洗浄する方法は、主に銀貨と銅貨の2種類があります。それぞれの硬貨によって、洗浄方法が異なるため材質に合った方法でお手入れしましょう。

銀貨の場合

銀貨をきれいにするには、主に次の4つの方法があります。
 

• 重曹を使う
• 金属磨きクロスで拭く
• 超音波洗浄機できれいにする
• 歯磨き粉を使う

 

・重曹を使う

大さじ2杯の重曹に大さじ1杯の水を入れて混ぜ合わせたものを、歯ブラシにつけて銀貨を磨くだけです。

重曹は汚れを分解し、銀貨の細かい部分にも入り込んできれいに掃除できるのです。

歯ブラシで歯を磨くように汚れを磨いたら、流水でしっかりと流しましょう。

そのうえで、乾いた布で銀貨をしっかりと拭き取ってください。水滴が残ってしまうと、新しいサビの原因になってしまいます。

どうしても拭いた後の水気が気になるときには、ドライヤーの風で乾かすことをおすすめします。
・金属磨きクロスを使う

金属磨きクロスは、専用の汚れを落とすための繊維で作られており、表面にこびりついた汚れを削るようにきれいにできます。

ただし、中には研磨剤が含まれている金属磨きクロスもあるため、強く力を入れすぎてしまうと、かえって銀貨に傷がつくリスクがあります。

力を入れずやさしくゆっくりと磨いていきましょう。

・超音波洗浄機できれいにする

超音波洗浄機は超音波の細かい振動によって、銀貨に付着した汚れをすみずみまで浮かせることができます。

超音波洗浄機はほかにも、メガネなどの細かい部位がある品物もきれいにできるため、一台持っておくといつでも銀貨をきれいに磨けます。

歯磨き粉を使う

歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、歯ブラシにつけて銀貨を磨くと、こびりついた汚れをある程度落とせます。

ただし気をつけたいのは、傷をつけるリスクがあることです。不安であれば歯磨き粉ではなく、1日程度水につけた銀貨を歯ブラシでこするだけでも、きれいに落とせます。

なお、歯ブラシはやわらかめを選ぶことをおすすめします。

銅貨の場合

銅貨は銅の素材に合った方法で、きれいに汚れを分解して落とすことが可能です。
 

• 酢に浸す
• クエン酸ペーストを使う
• 洗剤できれいにする

これらの方法について、具体的なやり方と注意点をご説明します。

・酢に浸す

銅貨を酢に浸す方法は、小皿に穀物酢や鳥味噌を入れて銀貨を5分から10分ほどつけるだけです。

この世の力は参加によって錆びてしまった銅と雄が化学反応を起こすことで、汚れが浮き上がり落ちやすくなるのです。特にコイン全部を主に浸すようにすることで、刻印の部分や縁の細かいギザギザ等の汚れもしっかりと落とせます。

ただし10分以上をつけてしまうと、数の影響で参加する原因があります。帰って変色が進む原因になるため、長時間つけ過ぎる事は控えましょう。

また必ず銅貨をお酢に漬けた後は、乾いたので汚れを拭き取った後に改めて水で洗い流しましょう。

成分がそのまま残ると変色につながってしまいます。きれいに水で洗い流した後は、改めて乾いた清潔なので水分を拭き取って乾かすことを忘れないでください。
 

・クエン酸ペーストを使う

掃除用のクエン酸もこびりついた汚れをきれいに落とす方法としてお勧めです。方法は掃除用のクエン酸に少し水を入れて歯磨き粉のようなペーストを作ること。

この作ったクエン酸ペーストをコイン全体に塗りつけて、そのまま5分程度放置しましょう。その後に柔らかい歯ブラシや指でコイン全体を擦るようにして汚れを落としましょう。

最後にしっかりとクエン酸が残らないように水洗いし、その上で乾いたので水気をしっかりと拭き取ってください。このクエン酸ペーストも長い時間放置してしまうと、銅貨が酸化してしまいます。

変色や部分的な黒ずみなどの原因につながるためくれぐれも放置しないで短い時間で汚れを落とし切り、しっかりと水で洗い流すことをおすすめします。
 

・洗剤できれいにする

中性洗剤を使って、銅貨をきれいに洗うだけでも汚れはある程度きれいにできます。特に触れたことで付いてしまった指紋や皮脂などによる汚れは中性洗剤によってきれいにできます。

この中性洗剤がついたままだと、コインに悪影響を及ぼすためしっかりとぬるぬるが取れるまで水洗いしてください。

硬貨（古銭）を洗浄する際の注意点

硬貨を洗浄するのは、かえって硬貨を傷つけたり変色させたりするリスクがあります。

くれぐれも汚れだけを落として、きれいな状態を保つために心がけたいポイントがあります。

• 硬貨は変形させてはいけない
• 金貨はやわらかい素材のため変形しやすい
• 売却を考えている硬貨の場合は洗浄不要

 

上記3つのポイントとその理由をご説明します。

硬貨は変形させてはいけない

貨幣損傷等取締法により、「貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。」と定められています。そのため汚れをとる程度であれば問題ありませんが、ヤスリなどで削ることは硬貨を変形させることにあたってしまうのです。

どうしても洗剤などでとれない汚れをきれいにしようと削る行為は犯罪になるため絶対にやらないよう注意してください。

また、同様に硬貨を変形させてしまうような、日光によって高温になりやすい窓際や、金属の棚などには保管しないように気をつけてください。

金貨はやわらかい素材のため変形しやすい

金を素材にした効果の場合は変形しやすいので特に注意が必要です。

金貨は基本的に現物資産として扱われており、99．99%の純金でできています。

金の含有量が多いほど、とてもやわらかく傷つきやすい状態です。

せっかくの金貨でも傷がついてしまえば、その分価値は下がってしまうのです。傷つきやすい状態から金貨を守るためにも、専用のケースに入れるなど保管方法に気をつけてください。

ただし、金貨の場合はそもそも汚れがつきにくい性質のため、優しく拭き取る程度のお手入れで問題ありません。

汚れを落とそうと強く擦れば、金貨の傷の原因になるためくれぐれも注意してください。

売却を考えている硬貨の場合は洗浄不要

買い取りに出す場合、古銭はきれいな状態であった方が高く売れる傾向にありますが硬貨の場合は必ずしもそうとは限りません。

なぜなら人工的に綺麗にすることで逆に価値が下がってしまう可能があるためです。特に古銭であれば、作られた当時の趣を感じられる汚れや錆びがあってこそ、価値につながる可能性もあるのです。

不自然に汚れや錆を落として、ピカピカにしてしまうとコレクター需要が下がるリスクがあるのです。自然のままの状態の硬貨を求める方が多いため、汚れているからといってきれいに掃除しないよう注意しましょう。

最初から売却目的であれば、そのままの状態で保管しておくことがおすすめです。必要以上にさわって汚れをつけたり、こまめに掃除したりしないで、自然な状態で管理することがポイントです。

硬貨（古銭）はどこで売れる？

硬貨（古銭）を売る方法は、主に次のようなパターンがあります。

• 専門の買取業者
• オークションサイト
• フリマアプリ
• 銀行（両替）

オークションサイトやフリマアプリはとても手軽に利用でき、自分で値段をつけられるところが魅力です。ただし、売却時に直接購入者とやり取りする手間がかかり、高価な品物であれば後のトラブルのリスクも高くなります。

また、銀行の両替も可能ですが、古銭のコレクターとしての価値は考慮されない分、安く手放す結果になってしまいます。

そこで、おすすめしたい方法こそ専門の買取業者に買い取ってもらうことです。古銭の買取はその種類の価値を見極められる、実績と知識がある鑑定士に鑑定してもらうことが、損をしない方法です。

古銭や金貨、銀貨、銅貨は常に価値が変動しています。そのときの世界的な価値に合わせて、買い取ってくれる専門業者を探しましょう。

まとめ

 

昔から集めていたコインや古銭が出てきた場合、本当はきれいに洗浄したほうがいいのか悩むケースもあります。しかしこのまま保存する必要がなく、できれば売却したいと考えているのならむやみにきれいに掃除しないことも大切です。

まず価値があるのか知りたいと言った状況も、専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。

まねきやでは古銭の買取実績豊富な鑑定士により、1点1点を丁寧に鑑定いたします。長年放置されていた古銭の中にも、実はお宝が隠れているかもしれません。

実際に価格を聞いた上で、売却するかどうか判断していただくことも可能のため、ぜひお気軽に無料査定をご依頼ください。店頭買取はもちろん出張買取や宅配買取も承っています。もっとお手軽な方法として、写真を送るだけで鑑定できるLINE査定もご用意しています。