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複製画とは?偽物との違いや高価買取される作品を解説

2025.03.28

「複製画って本物・偽造品と何が違うの?」
「持っている複製画、売れるなら高く売りたい!」

このような疑問をお持ちではありませんか?

複製画は、オリジナル作品を忠実に再現した美術作品であり、リトグラフやジクレーなどの専門的な技法によって制作されます。中には市場価値の高い複製画もあれば、ほとんど価値がつかないものもあります。

本記事では、以下のポイントを詳しく解説します。

  1. 複製画の定義や偽物との違い
  2. リトグラフやジクレーなどの複製技法の特徴
  3. 高価買取される有名な複製画とは?
  4. 複製画をできるだけ高く売る方法

最後まで読むことで、複製画の価値や高額で買取される条件を理解でき、売却を検討する際の判断材料になります。

また、売却を考えている方向けに手軽な無料査定サービスの活用も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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複製画の定義とは?

複製画とは、オリジナルの絵画を忠実に再現した作品のことを指します。

構図や色彩を保ちつつ、異なる技法や素材を用いて制作されるのが一般的です。オリジナル作品に比べて手頃な価格で入手できる分、高額な美術品の購入が難しい人でも有名な作品を自宅で楽しめることから人気を博しています。また、美術館では貴重な原画を保護する目的で、展示用に複製画を使用する場合もあります。

しかし、複製画のなかには価値が低いものもあります。

制作技法や品質、作家の監修の有無などによって市場価値は大きく異なるためです。特に、作家自身が監修し、限定部数で制作されたリトグラフやジクレーのような複製画は、高く評価されがちな一方で、大量生産されたオフセット印刷の複製画は価値が低めです。

複製画は、絵画の価値を保ちつつ、その芸術性を広めるために欠かせない存在となっています。次の項では複製画と偽物の違いを解説します。

複製画と偽物の違い

​複製画と偽物は一見似ていますが、その目的と制作過程に大きな違いがあります。

複製画は合法的に制作・販売されるオリジナル作品の再現物であり、偽物は他人を欺く目的で作成された不正な模倣品です。

表に、複製画と偽物の違いをまとめました。

複製画

偽物

目的

オリジナル作品を再現し、多くの人に芸術を楽しんでもらうこと

購入者を欺き、本物と偽って販売すること

合法性

作者や著作権者の許可を得て制作され、合法的に販売される

著作権者の許可なく制作され、違法に販売される

証明書の有無

多くの場合、シリアルナンバーや証明書が付属

証明書がなく、正規の出所が不明確

市場価値

作家監修の限定複製画などは一定の価値を持つ

偽造品として価値がなく、市場での評価はほとんどない

複製画は、作者や著作権者の許可を得て制作されるため、合法的な商品として流通します。​多くの場合、シリアルナンバーや証明書が付属し、作品の信頼性と価値が保証されます。​

一方、偽物はオリジナル作品を装い、購入者を欺く意図で作成されます。​これらは法律で禁じられており、取引自体も違法となるため注意が必要です。

例えば、著名な画家の作品を無断でコピーしたものは偽物の典型です。​一方、作者の許可を得て制作された複製画は合法的に販売され、コレクターや美術愛好家に広く受け入れられています。​

複製画と偽物の違いを理解しておけば、より安心して美術品の購入や鑑賞、売却をおこなえます。

複製の種類

複製画にはさまざまな技法があり、それぞれに特徴と価値があります。主要な複製技法として、以下の5つが挙げられます。

  1. リトグラフ
  2. グラノリトグラフ
  3. ジクレー
  4. オフセット
  5. 肉筆画

次の項ではそれぞれの特徴や価値を詳しく解説します。美術品としての価値を重視するのか、インテリアとして気軽に楽しみたいのか、それぞれの目的に合った複製画を選ぶための参考にしてください。

お手元に種類がわからない絵画がある方は、以下の特徴をチェックしてどの種類に当てはまるかをチェックしてみてくださいね。

1.リトグラフ

リトグラフは18世紀末に発明された版画技法で、石版画とも呼ばれます。​アーティストの筆致を忠実に再現できる版画技法として、芸術市場でも高く評価されています。

リトグラフの基本的な制作工程は以下の通りです。

  1. 石灰石やアルミニウム板などの平らな版を選定する
  2. 版に油性のインクで直接絵を描く
  3. 硝酸を加えたアラビアゴム液を塗り、化学反応を起こす
  4. 版面に水を含ませた後、油性インクをのせる
  5. 描画部分だけにインクがのり、紙に転写できる

この方法は、筆遣いやクレヨンのタッチなど、アーティストの表現を忠実に再現できるのが特徴です。​​また、リトグラフ作品は一般的な印刷物と異なり、版を使った一つひとつの刷りが手作業で行われるため、一点ごとにわずかな個体差が生まれるのも魅力の一つです。

このように、かかる手間の大きさや個体差が、リトグラフの芸術的価値を高めています。特に、著名な作家のリトグラフ作品は美術市場にて高額で取引されることが多いです。

ただし作品の価値は作家の知名度だけでなく、エディションナンバー(限定部数が設定された作品の通し番号)や保存状態、直筆サインの有無などによっても大きく左右されます。

2.グラノリトグラフ

グラノリトグラフは、リトグラフと同様の技法ですが、版材に花崗岩(御影石)や亜鉛版を使用する点が異なります。

水と油の反発作用を利用して印刷しますが、版材を変えることで耐久性が向上し、大量印刷が可能になった点が特徴です。

しかしその一方で、リトグラフに見られる一点ごとの個体差や希少性が失われやすい側面もあります。そのため芸術作品としての価値は相対的に低下しました。

3.ジクレー

​ジクレーは、デジタルデータを基に高解像度で版画を印刷する複製技法です。

ジクレーの最大の特徴は、原画の色彩や質感を極めて高精度で再現できる点にあります。版を使用せず、高解像度のデジタルデータを基に顔料インクで印刷するため、色の混ざりや微細な筆跡まで表現可能です。

また、高品質な紙やキャンバスを使用し耐光性や耐久性を高めているため、長期間の保存にも適しています。そのため、オリジナル作品とほぼ遜色のない複製画を制作する手法として注目されました。

著名な画家の作品をジクレー技法で制作した複製画は、エディションナンバー付きの限定版として販売されることもあります。コレクターズアイテムとして取引されるケースがあるため、限定数が設定された作品は市場価値が高い傾向にあります。

4.オフセット

オフセット印刷は、20世紀初頭にアメリカで開発された印刷技法です。

版から直接紙にインクを転写するのではなく、一度ブランケット胴にインクを移し、そこから紙に印刷します。​これにより、印刷物の高精細さと大量生産が可能となり、書籍やチラシ、ポスターなど多岐にわたる印刷物に適用されました。

オフセット印刷の主な特徴は以下の通りです。​

  1. 高精細な印刷:水と油の反発作用を利用し、小さな点の集まりで画像や文字を再現するため、細部まで鮮明に表現できる ​
  2. 大量印刷に適している:印刷速度が速く、大部数の印刷を低コストで行える
  3. 色の再現性:特色インクの使用により、オンデマンド印刷では再現が難しい色合いも再現できる

※オンデマンド印刷…版を使用せず、データから直接処理を行う印刷手法

オフセット印刷は高精細ですが、リトグラフやジクレーに比べると色の深みや質感が失われやすいのも事実です。そのため絵画の質感や風合いを忠実に再現するのは難しく、美術市場では高く評価されていません。

オフセット印刷による複製画は美術品としてではなく、主に装飾目的や普及版として流通するのが一般的です。

5.肉筆画

肉筆画とは、アーティストが一枚一枚手描きで制作したものです。複製画でも、肉筆画が用いられます。

印刷技法を用いた複製画とは異なりオリジナル作品に近い価値を持つ一方で、人の手によるものなので誤差は生じます。そのため、美術市場でも市場価値に幅があるのが実情です。

肉筆画の複製画は、筆遣いや色の濃淡、微細な表現まで再現されやすい点が大きな特徴です。一般的な印刷による複製画では表現できない質感や筆の勢い、絵の具の立体感などが、肉筆画による複製では忠実に再現できます。

市場での価値は、肉筆画の制作技法や作家の監修度合いによっても大きく左右されます。購入や売却を考える際には、複製者の来歴や鑑定書の有無を確認しておきましょう。

高価買取される有名な複製画

高価買取が期待される有名な複製画には、例えば次の5つがあります。

  1. ピカソのリトグラフ
  2. シャガールのジクレー
  3. アンディ・ウォーホルのシルクスクリーン
  4. 東山魁夷のリトグラフ
  5. 葛飾北斎の浮世絵複製

それぞれの作品の特徴や価値を詳しく解説します。

どの作品が高価買取されやすいのか、また市場でどのような評価を受けているのかを知ることで、売却を検討する際の判断材料としてください。

1.ピカソのリトグラフ

画像引用元:feeltheart

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)は、20世紀を代表する芸術家として、その多彩な作品で知られています。​彼のリトグラフ作品は、オリジナルの絵画と同様に高い評価を受けており、作品によっては高価で取引されることがあります。

たとえばピカソのリトグラフ作品「酔いどれたち」の複製画では経年劣化がありながら、4,000円で買い取られたケースがありました。このように、長年飾っており経年劣化しているものでも価格が付くケースは十分にあります。

2.シャガールのジクレー

画像引用元:西洋絵画美術館

マルク・シャガール(Marc Chagall)は、その幻想的で色彩豊かな作品で知られる20世紀の巨匠です。彼の作品は世界中で愛されており、ジクレー技法を用いた複製画も高い評価を受けています。

ジクレーは微細な色調や質感を再現するのに優れており、シャガールの鮮やかな色彩や繊細さを忠実に再現可能です。

実際、シャガールの「私と村」というジクレー作品は、オークションサイトにて3,600円で落札されています。

3.アンディ・ウォーホルのシルクスクリーン

画像引用元:tagboat

アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)は、ポップアートの旗手として知られ、その作品は今なお多くの人々を魅了しています。​彼のシルクスクリーン作品は、オリジナルの絵画と同様に高い評価を受けており、美術市場で高価で取引されることがあります。

ウォーホルは、シルクスクリーン技法を用いて大量生産可能なアート作品を制作しました。この技法により、同じデザインの作品を複数制作が可能となっています。 

ウォーホルのシルクスクリーン作品は、その希少性と芸術的価値から高額で取引され、「FLowers(4)」という作品はなんと900万円の買取価格がつきました。一方で、同作品の複製画も人気が高く、オークションサイトにて約11,000円で落札された事例もあります。

4.東山魁夷のリトグラフ

画像引用元:求龍堂

東山魁夷(1908年~1999年)は、日本の美しい風景を描いたことで知られる日本画家です。

彼の作品は、雄大な自然や静寂な森、幻想的な湖などを繊細な色彩と柔らかな筆致で表現し、多くの人々に親しまれてきました。

静寂と奥行きを感じさせる独特の色彩表現が特徴で、こうした魅力を持つ東山魁夷の作品は、リトグラフ技法を用いた複製画でも広く流通しています。

具体的な取引例としては、東山魁夷の複製画「朝雲」が12,000円で買取されたケースがありました。彼の描く風景画は日本人にとって懐かしさや安らぎを感じさせるものが多く、そのリトグラフも高い評価を受けています。

5.葛飾北斎の浮世絵複製

画像引用元:東京富士美術館

葛飾北斎(1760年~1849年)は、江戸時代の浮世絵師で、その作品は世界的に高い評価を受けています。

​彼の浮世絵作品は複製画でも広く流通しており、代表作である「富嶽三十六景」などの浮世絵は、多くの複製画が制作されています。​これらの複製画の価格は、制作技法や品質、保存状態などにより異なりますが、数千円から数万円程度で取引されるのが一般的です。実際に最近では、オークションサイトで「富嶽三十六景」の複製画が9,100円で落札されました。

葛飾北斎の作品はポスターや装飾品としても愛され、さまざまな形で複製されています。ただの美術品ではなく日本の文化を象徴する存在として、多くの人々が注目しているため評価が高いです。

複製画を売るならまねきやがおすすめ

複製画は作品の種類や市場の需要によって価値のある資産ともなり得ます。そのため複製画を手放す場合には、その価値をしっかりと鑑定できる買取業者へ依頼するのが大切です。

「まねきや」は、絵画や美術品の買取に精通しており、適正な査定が受けられます。買取未経験の方でも安心して売却できるように、丁寧な対応をお約束します。

以下にはまねきやを利用する具体的なメリットをまとめてみました。

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この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。