「古いコーチのバッグ、使わないけど捨てるのはもったいない…」
「昔買ったかなり古い型のコーチのバッグでも売れるのかな…?」
このように悩んでいませんか?
長年愛用していたバッグが型落ちモデルなだけでなく、傷や汚れが付いていると、「買取は無理かも」と諦めてしまいがちです。しかし実はオールドコーチは今でも人気があり、高額買取の可能性も十分あります。
本記事では、以下のポイントを詳しく解説します。
- オールドコーチの特徴
- 価値のあるコーチのバッグの見分け方
- オールドコーチの人気モデル
- オールドコーチを少しでも高く売る方法
クローゼットに眠っているバッグが、思わぬ高値で売れるかもしれませんよ。記事の最後ではまねきやで売却するメリットもお伝えするので、ぜひ売却時の参考にしてみてくださいね。
古いコーチはオールドコーチと呼ばれ人気が出ている
オールドコーチ(Old Coach)は、アメリカのブランド「コーチ(COACH)」のヴィンテージ製品です。近年オールドコーチのバッグが注目を集めており、その人気から中古市場での需要が増大しています。
特に、1960年代から1990年代に製造されたオールドコーチは独特の風合いや作りの良さが多くの人々に支持され、根強い人気を誇っています。
現行の製品とオールドコーチにはどのような違いがあり、なぜオールドコーチが人気なのか、気になりますよね。次の項では、オールドコーチの特徴を解説します。
オールドコーチの主な特徴
オールドコーチの主な特徴として、以下の点があります。
- 高品質なグローブタンレザー
- シンプルで実用的なデザイン
- 手作業による縫製と丁寧な仕上げ
- Made in USA
これらの特徴を知ることで、オールドコーチの本物を見極めるポイントがわかり、適正な価格で売却できる可能性が高まります。
ひとつずつ詳しく解説していくので、手元のバッグに当てはまるポイントがあるかを確認してみてください。
1.高品質なグローブタンレザー
オールドコーチのバッグには「グローブタンレザー」と呼ばれる高品質な革が使用されています。グローブタンレザーとは野球のグローブから着想を得て開発されたレザーで、厚みがありながらも柔らかく、使い込むほどに手馴染みの良さや独特の光沢が生まれるのが特徴です。
グローブタンレザーは長年使用しても型崩れしにくく、耐久性に優れています。使うことでむしろ柔らかく、ツヤ感が増すオールドコーチのバッグは長期間愛用できるアイテムとして高く評価されています。
2.シンプルで実用的なデザイン
オールドコーチのバッグは、派手な装飾のないシンプルで実用的なデザインが特徴です。ブランドロゴの主張も控えめであり、どのようなスタイルにも合わせやすい点が魅力で、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍します。
性別問わず持てる使い勝手の良さと、機能性を重視したポケット配置など、使い手のことを考えたデザインも人気の理由の一つです。
3.手作業による縫製と丁寧な仕上げ
オールドコーチのバッグは熟練の職人が一つひとつ手作業で仕上げているため、細部のデザインや縫製まで丁寧に作り込まれています。
例えば、ステッチ(縫製部分)の均一さや、エッジ(縁の部分)の処理などの違いです。職人による手作業では素材の状態に合わせた調整をしながら縫製されるため、仕上がりがより丁寧で美しくなります。
一方、大量生産の機械縫製ではスピードやコスト削減を優先するため、縫い目のズレやムラが生じたり、風合いを活かして繊細に仕上げたりするのが困難です。
熟練の職人が手間暇をかけた製品作りが、オールドコーチの高い評価につながっています。
4.Made in USA
オールドコーチは製造された年代によって生産国が違います。なかでもアメリカ国内で製造された商品の人気が高い傾向にあります。
創業から1980年代頃までコーチのバッグはアメリカの自社工場で製造されていましたが、その後は生産拠点が中国やベトナムなど海外工場に切り替わりました。
「Made in USA」が人気の理由は以下の点です。
- 特に品質が高い
- 希少性が高い
バッグ内部のタグや刻印で生産国を確認できます。「MADE IN NEW YORK CITY, U.S.A.」や「MADE IN U.S.A.」と記載されているものは、アメリカ製であることを示しています。
もしも中国やイタリアなどが生産国として表示されている場合、オールドコーチの偽造品である可能性もあるため要注意です。
オールドコーチの見分け方
手持ちのバッグが「オールドコーチなのか現行モデルなのか」「本物か偽物か」 を見分けるポイントはいくつかあります。
見分けるポイント
- シリアルナンバーの刻印
- ライニング(裏地)がない
これらのポイントを押さえれば、手元のバッグが本物のオールドコーチかを見極められます。
間違った判断で安く売ってしまったり偽物を購入してしまったりしないよう、事前にチェックしておきましょう。
1.シリアルナンバーの刻印
オールドコーチのバッグの内側にはシリアルナンバーが刻印されたレザープレートが縫い付けられており、刻印されているナンバーによって、製造年代の特定が可能です。
以下の表に年代別のシリアルナンバーをまとめます。
製造年 |
シリアルナンバーの形式 |
シリアルナンバーが示す情報 |
1970年代半ばから後半 |
xxx-xxxx(数字7桁) |
品番ではなくバッグ固有の番号 |
1980年代 |
xxxx-xxx(数字7桁) |
同様に、バッグ固有の番号 |
1994年〜2000年半ば |
xxx-xxxx(英数字が混在) |
最初の3文字が製造月・年・場所を表し、下4文字が品番 |
オールドコーチと呼ばれる、1980年代〜1990年代前半にかけて製造されたバッグは、他の年代とは別のフォーマットによるシリアルナンバーが使用されています。
また、シリアルナンバーのチェックは「オールドコーチが本物なのか偽物なのか」を見分ける手がかりになります。
- シリアルナンバーがそもそも付いていない
- 公式サイトと照合できない
上記の場合、そのバッグは偽物の可能性があります。
現行モデルにはシリアルナンバーがない商品もありますが、オールドコーチには基本的に記載されているはずです。
2.ライニング(裏地)がない
ライニングとはバッグの裏地のことで、オールドコーチの多くのバッグは内側にライニングが施されていないのが特徴です。ライニングがないことで、バッグの内側も高品質なレザーそのままの質感を楽しめます。ライニングがない分バッグ自体の軽量化されている点も大きなメリットです。
ただ、「ライニングがない=よい」わけではありません。
例えば現行モデル内の人気コレクションでもある「ヒッチ」では、耐久性を高める目的でライニングが配されており、美しいフォルムがどのような状態でも保たれます。
一方で内側の縫製やレザーの質感を楽しめる点は、ライニングのないオールドコーチの大きな魅力です。
また、偽物の中には「ライニングがない=オールドコーチ風」と見せかけた粗悪品も存在するため注意が必要です。
正規品のオールドコーチでは、ライニングがなくてもレザーの質感が滑らかで、縫製も丁寧に仕上げられています。しかし偽物には内側のレザーの質が悪い、縫い目が雑などの特徴があります。
以上の特徴に着目すると、オールドコーチのバッグを判別できます。お手持ちのバッグが当てはまるか、ぜひ確認してみてください。また、次の項ではオールドコーチの中でも人気の高いアイテムを紹介します。
オールドコーチの人気アイテム
ファンを集めるオールドコーチの中でも、特に人気の高いアイテムをいくつか紹介します。
- バケットバッグ
- ボディバッグ
- ウィリスバッグ
- ブリーフケース
- サッチェルバッグ
これらはデザインそのものだけでなく、機能性や希少性の高いパーツの使用などにより多くのファンに支持されています。
どのモデルが人気なのかを知らずに手放してしまうと 「実は高価なレアモデルだった」などのケースもあります。売る前にしっかりチェックして、買取価格の差がつくポイントを押さえましょう!
1.バケットバッグ
コーチのバケットバッグは、その名の通りバケツのような形状が特徴のバッグで、バケツバッグとも呼ばれます。開口部が広く、荷物の出し入れがしやすいのが特徴です。
オールドコーチのバケットバッグはシンプルながらも収納力があり、日常使いに適しているため中古市場でも人気があります。
上質なレザーとミニマルなデザインが相まって、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍するため、コーディネートでの汎用性も抜群です。使い込むほどに増すレザーの風合いや柔らかみは、まさにヴィンテージならではの魅力です。
2.ボディバッグ
コーチのボディバッグは身体に沿うようにデザインされた斜めがけのアイテムです。背負ったときに体にフィットするだけでなく、両手が自由になるためアクティブシーンでも重宝します。
オールドコーチのボディバッグは、シンプルなデザインが特徴で、上質なレザーが醸し出すファッション性の高さだけでなく実用性も兼ね備えています。
レザー特有の、使い込むほどに革が柔らかくなり身体へのフィット感が増す点も、オールドコーチのボディバッグの魅力の一つです。
3.ウィリスバッグ
コーチのウィリスバッグはフラップ(バッグ本体を覆うフタ)付きのデザインが特徴で、クラシカルな雰囲気を持つバッグです。スクエア型のフォルムにしっかりとしたマチ(奥行き)があり、収納力とデザイン性を兼ね備えています。
オールドコーチのウィリスバッグにはターンロックの留め具や上質なレザーが使用されていることから、より上品な雰囲気があるバッグを探している方におすすめです。
A5サイズのノートも難なく収納できるサイズ感で、ショルダーと手持ちの2wayで使える点から見ても、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍するでしょう。
4.ブリーフケース
コーチのブリーフケースはクラシックなスタイルを好むビジネスパーソンや、上質なヴィンテージアイテムを愛用したい人に人気のあるアイテムです。本体には高品質なグローブタンレザーが使用され、ハンドル部分にはしっかりとした補強が施されていることで、長時間の持ち運びにも耐えられる仕様になっています。
経年変化によって重厚感のある深い色合いへと変化するため、落ち着いた大人の印象を醸し出してくれます。
内部にはA4サイズの書類やノートパソコンが収納可能で、ビジネスバッグとしての実用性も抜群です。ブリーフケースは中古市場でも希少な存在であり「時代を超えて愛される上質なアイテムを持つ」といった特別な価値を感じられる一品です。
5.サッチェルバッグ
コーチのサッチェルバッグはフラップと、バックル(ベルトを締める留め金具)のような装飾が施されたターンロック(捻って開閉するタイプの留め金具)が使われているのが特徴です。角ばったスクエア型で、ビジネスバッグのような落ち着いた雰囲気を持ちながらも、カジュアルなコーディネートにも馴染みやすいです。
他のオールドコーチのバッグと比べ、サッチェルバッグはフラップの開閉が多いためフラップ部分が特に馴染みやすく、使い込むことで自然なシワや丸みが生まれます。これにより、バッグ全体にヴィンテージらしい風格が加わる点も魅力の一つです。
A5サイズのノートや長財布なども収納できる実用的なサイズ感であるため、日常使いに向いています。
以上の5アイテムは、オールドコーチの中でも特に人気が高く、中古市場でも高値で取引される傾向があります。もしお手持ちのオールドコーチを売りたい場合は、LINEで簡単に査定できるまねきやのサービスがおすすめです。気になる方は、ぜひ一度LINEで査定を受けてみてはいかがでしょうか。
オールドコーチを少しでも高く売る方法
実は売却前のちょっとした工夫次第で、オールドコーチの買取額をアップさせる方法があるんです。今から紹介する方法を実践するかどうかで、買取額が数千円変わることもあります。
売却額を高める方法
- 状態を整えておく
- 付属品を揃える
- 人気モデルや廃盤アイテムを見極める
一つずつ詳しく解説します。売却後に後悔しないためにも、事前に最後までチェックしておきましょう。
1.状態を整えておく
バッグの状態は査定額に大きく影響します。なぜならバッグの状態によって、買取業者がバッグを再販する前に行うクリーニングやメンテナンスにかかる手間が変わるためです。
汚れや傷が多いバッグは、メンテナンスの手間やコストがかかる分、買取価格が下がる傾向にあります。
日常の使用でついた汚れや傷は、査定前に可能な範囲でお手入れしておきましょう。柔らかい布で表面のホコリや汚れを拭き取り、レザー専用のクリーナーで手垢やカビを落とすと効果的です。
ただし、過度なクリーニングは逆効果になることもあるため注意が必要です。 例えば、アルコールや除菌シートを使うとレザーのヒビ割れの原因になることがあります。また、強く擦ったり研磨剤入りのクロスで磨くと、表面の加工が剥がれたり変色してしまうリスクもあります。
汚れは軽く拭き取る程度にとどめ、傷を隠そうと無理なケアをしないことが重要です。
2.付属品を揃える
購入時に付属していた箱や保存袋、説明書、ギャランティカードなどが揃っていると、査定額が上がる傾向にあります。特に、オールドコーチのようなヴィンテージアイテムでは、付属品の有無がバッグの真贋や価値を判別する大切な要素となるためです。
可能な限り、付属品を揃えて査定に出すことをおすすめします。
ただ、「付属品が傷んでいたり汚れていたら、査定に出さないほうがいい?」 と疑問に思う方もいるかもしれません。結論、ボロボロでも揃えて出したほうがよいです。
保存袋や箱に多少のダメージがあっても、「オリジナルの付属品があること自体」に価値があるため、査定額がプラスに働く可能性があります。
また、「ギャランティカードがないと査定可能なのか?」 との疑問もよく聞かれます。オールドコーチの場合、ギャランティカードがなくても査定自体は可能です。
ただし、ギャランティカードは本物かどうかを証明する手がかりの一つになるため、一緒に査定に出した方が高く評価されやすくなります。
査定前に、付属品をできるだけ揃えることで、買取額が高まる傾向にある点には留意しておきましょう。
3.人気モデルや廃盤アイテムを見極める
オールドコーチのバッグを高く売るためには、人気モデルや廃盤アイテムを見極めることで、より高い買取価格が付く可能性があります。
具体的には、オールドコーチの中でもターンロックと呼ばれる金具が付いたショルダーバッグや、巾着型のショルダーバッグは人気で高い価格で買い取ってもらいやすいです。
高値で取引される傾向にある製品の特徴
- アメリカ製(Made in USA)
- 希少なカラー(イエローやブルーなどのビビッドカラー、バイカラー)
- TALONジップを使用したモデル
- メンズ規格の大型サイズのバッグ
(※TALONジップ:アメリカの老舗ジッパーメーカー「TALON社」が製造した金属製のファスナー)
特にオールドコーチのメンズ規格の大型サイズのバッグは、通常のレディースモデルに比べて市場流通量が少ないため、希少価値が高くなりやすいです。
以上の情報を活用し、自分の持っているオールドコーチのバッグが人気モデルや廃盤アイテムに該当するか知っておくと、不当に安く買い叩かれるリスクを避けることができます。価値を知らずに査定に出すと、適正価格よりも低く評価されることもあるため、事前にチェックしておくことが大切です。
オールドコーチを売るならまねきやがおすすめ
オールドコーチのバッグは高い人気を誇り、なかでも希少なモデルや状態のよいバッグは高価買取される可能性が高いです。
しかし、オールドコーチの価値を正しく理解していない買取店に持ち込むと、本来の価値よりも低く査定される懸念もあります。適正な価格で売却するためには、査定の知識が豊富な買取店を選ぶことが重要です。
数ある買取店の中でも「まねきや」は、ブランド品の高価買取実績が豊富で、オールドコーチの査定にも精通しています。特に、ヴィンテージバッグの価値をしっかりと見極める鑑定士が在籍しているため、市場価値に見合った適正価格での買取が期待できます。
まねきやでは、店頭買取・出張買取・宅配買取など、さまざまな買取方法を提供しています。近くに店舗がない方や、忙しくて持ち込みが難しい方でも、自宅から簡単に買取を依頼できるのが大きなメリットです。
また、LINE査定も可能で、バッグの写真を送るだけでおおよその査定額を知ることができます。査定は無料なので、手軽に試せるのも魅力です。
さらに、査定から買取までのプロセスが丁寧で、初めて利用する方でも安心して取引できます。査定額の理由も詳しく説明してもらえるため、「なぜこの価格になるのか」が明確になり、納得感のある売却ができます。
オールドコーチを少しでも高く、安心して売りたいと考えている方は、ぜひ「まねきや」の利用を検討してみてください。

この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。