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エルメスの偽物を誰でも簡単に見分ける方法を解説!本物との違いとは?

2024.09.16

1837年の創業以来、世界中の人々を魅了し続ける高級ブランドのエルメス。特に「ケリー」や「バーキン」などのバッグが代表的です。しかし、その高い人気に便乗して偽物を作る悪質な業者も少なくありません。

高級ブランドとして避けられない運命ともいえる偽物の流通は、消費者にとっても大きな問題です。

そこで、本物と偽物を見分ける方法や、安全な購入方法、危険な購入方法などについて解説します。

エルメスの偽物は見分けられる?

粗悪な偽物であれば、ブランドロゴの刻印の位置や型押しの深さなどの違いなどで、偽物かどうかの判断がつくでしょう。しかし近年は、ブランド品の複製技術が驚異的に進化していて、「スーパーコピー品」と呼ばれる偽物が登場しています。

エルメスも例外ではなく、使用されている革や金具の質、縫製技術などの細部に至るまで、本物と見分けがつかないほど精巧な偽物が市場に出回っています。

購入後に後悔しないためにも、偽物かどうか見極める方法を知っておくことが非常に重要です。

エルメスの偽物にはランクがある

ひとえにスーパーコピー品といっても、本物に非常に近い見た目をした偽物から、一目で偽物とわかるものまで、品質に差があります。

ここでは、スーパーコピー品の品質ランク5段階について解説します。

1.N級品

N級品は、最も品質が高いとされるスーパーコピー品です。ブランドが実際に取り扱う素材を使用するなど、本物と比べなければプロでも判断が難しいケースもあるほど精巧に作られています。

エルメスのバッグでも、本物と同じ革や金具を使用し、ブランドロゴのプリントや縫製技術までも本物同様の仕上がりの偽物が出回っています。一般の方には偽物かどうか見分けるのが難しく、専門家による鑑定が必要です。

時計においても、実際にエルメスが提携しているスイス製のムーブメントを使うなど、精巧さが際立ちます。

2.SS級品

SS級品は、N級品の登場以前は最も高品質な偽物として評価されていました。N級品にはおよばないものの、高品質な素材を使用し精密に縫製されており、一見本物と見分けるのは難しいでしょう。

しかしN級品ほど精巧に作られていないため、エルメスの製品に精通している方なら本物との細かい違いを見分けられる場合もあります。

3.S級品

一般的なスーパーコピー品として知られているのが、S級品です。N級品やSS級品より明らかに品質が劣りますが、プロでなければ一目で偽物と判断するのは困難でしょう。

ただしS級品の場合は、革の質感やメッキ、刻印など、細部を確認すれば本物との判別が可能です。

ランクが低い天然革が使用されており、時が経つにつれて本物では考えられないほど変色するケースもあります。また、粗悪なムーブメントを使った時計のコピー品などもあり、金属部分の品質も低いため本物にはおよびません。

4.A級品

A級品とは、スーパーコピー品のなかでも比較的質が悪いものを指します。使用する素材や縫製の質が本物と異なり、金属部品の加工も雑な作りをしています。

外見や手触りに顕著な違いが見受けられるため、エルメスの製品に詳しくなくても、細部を観察すれば偽物と気付くことができるでしょう。

それでも日常的に使用するには問題ない程度のものが多く、製造コストの低さと需要の兼ね合いから、コピー品市場で最も多く流通しています。

5.B級品

B級品は、安価な素材を使用し縫い目も非常に粗雑なため、一般の方でも見た目で簡単に偽物と判別できる作りをしています。

B級品のように低品質なコピー品は、ほかのスーパーコピー品と比べ非常に手頃な価格で入手できるため、意外にも広く流通しているのが現状です。

エルメスの偽物の見分け方

精巧に作られたスーパーコピー品でも、本物の特徴を知っていれば一般の方でも見分けられる確率が上がるでしょう。この章では、エルメスの偽物を見分けるためのポイントを8つに分けて、詳しく解説します。

1.ロゴの刻印

エルメスの場合、各アイテムに「HERMES PARIS MADE IN FRANCE」という刻印されています。本物の刻印は文字の太さが均一で、鮮明です。また、型押しの深さが一定でインクの滲みもなく、品質が保たれています。

一方偽物は、型押しの深さが不均一だったり、インクが滲んで文字が潰れたりしています。さらに、フォントや配置が異なっているケースも見られるでしょう。

本物の刻印は細部までこだわって作られており、偽物を見分ける際にはこの刻印が重要なチェックポイントとなります。

2.縫製の品質

エルメスの製品は、手縫いとミシン縫いが混在しており、縫い目にバラツキがあります。手縫いであってもステッチの幅がそろっており、丁寧に仕上げられています。

なお本物の縫い目は、手縫い部分が右下がり、ミシン縫いは右上がりになっているのが特徴です。

偽物の場合、手縫いの部分がミシン縫いだったり、逆にミシン縫いの箇所が手縫いだったりすることもあります。

また均一で完璧すぎる縫い目、または糸が浮いていたり、間隔が不自然に空いていたりする場合は偽物の可能性が高いため注意しましょう。

3.素材の質感

エルメスが使用する革素材は、バッグ業界で最高品質とされています。例として、バーキンなどの人気アイテムに広く使われている牛革素材の「トゴ」は、不規則な三角形をしたシワの目が深く型押しされており、細い線(血筋)が見られるのが特徴です。触るとやわらかく、滑らかな感触があります。

多くの偽物の場合、シワの目の型押しが浅かったり、ゴワついた手触りをしていたりします。また、エルメスらしい光沢感もありません。合成皮革を使っている偽物の場合は、ゴムのような特有の臭いがすることもあります。

4.シリアルナンバー

エルメスでは製品ごとに個別のシリアルナンバーが刻まれており、これが本物である証拠となります。シリアルナンバーが不正確だったり欠けていたりする場合は、偽物と判断がつくでしょう。

エルメスのシリアルナンバーは、アルファベットと数字を組み合わせて刻印されています。この刻印は、製造年と職人のイニシャルや製造場所を表しています。例えば「C B3001 D」という刻印では、最初の「C」が製造年を示し、そのあとの「B3001 D」が職人や製造場所を指します。

なお、職人のイニシャルや場所について、具体的な詳細は公表されていません。

5.金具の質

エルメスの金具は高品質で重厚感があり、色ムラがなく表面が滑らかです。バーキンやケリーの前面に付いているクロア金具は、四隅の鋲が表面から飛び出すことなく、しっかり接着されています。

偽物は、金具の色が鮮やかすぎたり、鋲が飛び出していたりするでしょう。さらに、本物のクロア金具は重みを感じますが、偽物は軽い場合が多数あります。

また、本物の底鋲は手作業で打ち込まれ、表面に黒ずみや形状の差が見られます。根本がまっすぐで、しっかり面取りされていることも特徴です。

一方偽物は、底鋲の色や形が均一であるケースが多く見受けられます。

6.内側の仕上げ

本物のエルメス製品は、内側の仕上げにも細心の注意を払っています。先述したとおり、アイテムごとに手縫いとミシン縫いが使い分けられ、とても丁寧です。革を縫い合わせた部分の返し縫いは、手縫い独特の深い食い込みを見ることができます。

また、ポケットについているファスナーはだらりと垂れ下がることなく、横にピンとなっています。もちろん、ポケットの配置や形状も正確です。

内側の仕上げが粗雑で、裏地の質感やポケットの形状が本物と異なる場合、偽物だと判断してよいでしょう。

7.箱や付属品

エルメスの付属品も、偽物か判断するのに役立ちます。特に、箱や保存袋の色、素材、ロゴの位置や大きさに注目してみてください。なお本物の保存袋は、ロゴが焦げ茶色ではっきり描かれ、内側も丁寧に縫製されています。

偽物の保存袋は、縫い目が粗かったり、ロゴが薄くて滲んだりしている場合があります。また箱については、エルメスのシンボルである馬のロゴが犬に見える、印刷がぼやけているなどの粗悪な作りをしている場合も。

偽物かどうか確認するには、本物のイラストと比較するとよいでしょう。なお、現行品の箱はブラックライトでロゴが浮かび上がります。

8.価格

エルメスの製品が異常に安い価格で販売されている場合、偽物の可能性が高いといえます。フリマアプリやオークションサイトでも、価格が極端に安い商品が出品されている場合がありますが、避けたほうが無難です。

なぜなら、消費者の需要に対する供給量が不足しており、本物は相場以上の価格で出回っていることが一般的だからです。安価なエルメス商品は購入せず、ブランド品買取店の公式サイトなどで適正価格を確認して、偽物を見極めましょう。

エルメスの本物はどこで買えばいい?

エルメスの偽物を避けるには、どこで購入するのかがとても重要です。この章では、本物のエルメスを入手できる確実な購入先3つと、それぞれのポイントを詳しく解説します。

1.公式ブティック

本物のエルメスの商品を手にしたいのであれば、公式ブティック、すなわち正規店で購入するのが最も確実な方法です。正規店では本物を適正価格で購入でき、アフターフォローも受けられます。また、実物を見て納得してから購入できるのもメリットです。

ただしバーキンやケリーなど、人気の高いアイテムは生産数が限られているため、店舗では入手が難しい場合もあります。どうしても欲しいアイテムがある際は、在庫がある店をいくつも巡って探すことも必要となるでしょう。

何度も通いスタッフと親しくなると、お目当てのアイテムが入荷された際に教えてもらえることもあるかもしれません。

2.公式オンラインストア

エルメスの公式オンラインストアは、正規品を自宅で購入できます。店舗に出向く必要がないため、遠方に住んでいる方や、ブティックに足を運べない方にも便利な購入方法です。

また新作や限定品を含む、豊富なアイテムから選べるのも魅力でしょう。商品の詳細情報や写真を確認しながら、ゆっくりと吟味できます。

オンラインストアは商品が頻繁に更新されるため、タイミングが合えば、人気がゆえに店舗ではなかなか入手できないアイテムにも出会えるかもしれません。

3.認定リセラー

エルメスは、一部の高級百貨店などに直営店を持っているほか、空港内などにも直営ではない店舗を持っています。直営店でなくとも、こうした認定リセラーにて正規品を購入することが可能です。

ただし購入する際には、公式ホームページや電話などでその店舗がエルメスの認定リセラーであることを、必ず確認しましょう。

エルメスの偽物はどこで売っている?

エルメスを購入する際、価格が極端に安かったり、商品名に疑わしい点があったりする場合は警戒が必要です。エルメスの偽物が多く売られている購入先3つについても、確認しておきましょう。

1.インターネットオークションサイト

インターネットオークションサイトは、エルメスの偽物がしばしば出品される場所の一つです。

出品者が正規品と称して偽のアイテムを販売するケースが多く騙されるリスクが高いといえます。企業のアカウントだとしても、新規IDや過去の評価がない信頼性の低い出品者は、特に注意しましょう。

また、偽物を取り扱う出品者は、ほかのサイトから引用した写真を使う傾向が多く見られます。よく目にするような画像が使われていたら、購入を避けたほうが無難でしょう。

偽物か判断できる自信がない場合は、インターネットオークションサイトでの購入を避けたほうがよいといえます。

2.フリマアプリ

フリマアプリでも、エルメスの偽物が出品されている場合があります。インターネットオークションサイトと同様に、偽物だと理解していながら販売する悪質な出品者がいます。専門の鑑定士がいないため、商品の真偽を見極めるのは困難でしょう。

また偽物だったり、商品の状態が事前の説明と異なっていたりしても、返品や返金が難しいケースもあります。

フリマアプリは誰でも簡単に出品でき、商品が届くまで真偽がわからないため、ブランド品を購入するのは避けたほうが無難です。

3.観光地の露店

エルメスの偽物の販売場所として、海外で特に多いのが観光地の露店です。多くは観光客をターゲットにしており、商品はほぼ偽物と見て間違いありません。

万が一、価格が安くデザインに惹かれたとしても、偽ブランド品は日本への帰国時に税関で没収されてしまうため、購入しないようにしましょう。

エルメスの偽物なのか見分けるにはプロの鑑定がおすすめ

変わらぬ人気を誇るエルメスも、複製技術が進化しスーパーコピー品が多く出回っています。しかし、刻印や縫製技術の違い、素材の質など、本物か偽物かを判断するポイントを把握すれば見分けることは可能です。

なお、エルメスの本物を手にするためには、正規販売店での購入が最も確実です。一方フリマアプリやオークションサイト、観光地の露店で販売されている商品は、偽物の可能性が非常に高いため購入を避けましょう。

今回は詳しく紹介しませんでしたが、もし中古でエルメスのアイテムが欲しい場合は、鑑定士が在籍する実績が豊富なブランド品取扱店で購入するのがおすすめです。

この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。