ルイヴィトンのボストンバッグは中古市場でも人気が高く、カバンの状態によっては思っているよりも高い価格で買い取ってもらえる可能性もあります。
本記事ではルイヴィトンのボストンバッグを少しでも高く売るコツと、中古市場でも特に人気のラインをじっくり解説していきます。
本記事を参考にすると、お手元のボストンバッグを少しでも高く買い取ってもらえる方法がわかります。ルイヴィトンのボストンバッグを買取へ出そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ルイヴィトンのボストンバッグが人気な理由
まずは、ルイヴィトンのボストンバッグが人気の秘訣をみていきましょう。ルイヴィトンのボストンバッグが人気である理由には、次の4つがあげられます。
- ブランド
- デザイン
- 品質
- 収納力
ルイヴィトンの人気の秘密を詳しくみていきましょう。
1.ブランド
まずは、なんといってもそのブランド力です。ルイヴィトンは旅行用トランクケースの専門店として創業されたこともあり、数々のブランドボストンバッグのなかでも、圧倒的な認知度を誇ります。
軽くて丈夫でありながら、収納力の高さも備えたルイヴィトンのトランクケースは、旅をするセレブたちの間で瞬く間に人気が広がっていきました。
フランス王室がルイヴィトンへ発注したことも世界中の上流階級の人気を獲得した理由の1つです。このようにルイヴィトンのブランド力は、主に貴族階級からの人気に端を発して世界中に広まっていったこともあり、現在でも高品質なハイブランドとして高い評価を得ています。
2.デザイン
ルイヴィトンの洗練されたデザインも、ボストンバッグが人気である理由の一つです。例えば、イニシャルのLとVがあしらわれた「モノグラム」や市松模様の「ダミエ」などの人気ラインは、シンプルながらも一目でルイヴィトンとわかる華やさも同時に感じられるデザインとなっています。
また、ルイヴィトンのボストンバッグは、後述する「キーポル」と「スピーディ」をはじめとした、さまざまなモデルが展開されている点も特徴的です。ルイヴィトン愛用者のなかには、さまざまなデザインを取り揃えて目的や気分にあわせて使い分ける方もいるほど、色やモデルのバリエーションが豊富です。派手さを抑えつつも飽きのこないデザインと複数のモデル展開によって、ルイヴィトンのボストンバッグは愛好家たちからの厚い支持を得ています。
3.耐久性
ルイヴィトンのボストンバッグは高品質の素材を使用しているため耐久性が高く、その堅牢さも人気の理由です。ルイヴィトン製品に使用されている主な素材を、以下の表にまとめました。
素材 |
素材の特徴 |
代表的なライン |
トアル地 |
丈夫な綿にポリ塩化ビニール樹脂加工を施した合成皮革。 |
・モノグラム |
グレインレザー |
表面に細かい型押しで目立ちづらいシボやシワ感のある牛革。 |
エピ |
カーフレザー |
生後6ヵ月以内の子牛の革。 |
・マヒナ |
タイガレザー |
厚手の牛革に特殊な加工を施して型押ししたレザー。 |
タイガ |
重い荷物を入れる旅行カバンは、見た目やデザインだけでなく耐久性にも優れていてほしいですよね。ルイヴィトンのボストンバッグは見た目の美しさだけでなく、傷や衝撃にも強い万能なカバンです。「旅」をコンセプトにしているルイヴィトンは耐久性の高い素材にこだわり抜いているからこそ、長年ボストンバッグが愛され続けています。
4.収納力
ルイヴィトンのボストンバッグは、収納性の高さにも定評があります。横長の長方形で、底のマチが広く作られているため、カバン内部の空間にさまざまなアイテムを収納可能です。
例えば人気モデル「キーポル」の4種類のサイズのうち、最も大きい60(W60×H33×D26 cm)では、2~3泊する旅行に必要な荷物にも十分対応できます。
また、ルイヴィトンのボストンバッグはダブルファスナーが主流となっており、詰め込んだ荷物を取り出しやすい機能性の高さも人気のポイントです。
ルイヴィトンのボストンバッグは中古市場でも需要が高い
ルイヴィトンのボストンバッグは、中古市場でも人気を博しています。旅行用カバンはさまざまな場所へ持ち運ぶことから、「どちらにしろ傷つくから……」と、あえて中古品を購入する人も多いです。
なかでもルイヴィトンのバッグは耐久性や機能性が高く、中古で購入しても長く使えることから高い人気を得ています。
特に生産終了したモデルやヴィンテージ品は、高値で取引されやすいです。ボストンバッグの状態次第では、販売当時の価格よりも高い値がつけられるケースも珍しくありません。
ルイヴィトンの圧倒的な認知度によって、あらゆる年代から支持されている点も、中古市場で人気の理由の1つです。新品のルイヴィトンのボストンバッグは購入しづらいと感じている方でも、中古品であれば比較的手を出しやすいでしょう。より低い価格で購入できることも、中古市場での需要も高い理由の一つです。
以上のようなことから、中古市場でもルイヴィトンのボストンバッグの人気さがわかります。使わなくなったボストンバッグをお持ちの場合は、思い切って買い取りへ出してみてはいかがでしょうか。
ルイヴィトンのボストンバッグの人気モデル
本章では、ルイヴィトンのボストンバッグの人気モデルを順番にご紹介します。
- スピーディ
- キャリーオール
- キーポル
- シリウス
各モデルの違いを知ることで、それぞれの価値やどのような人に人気か理解でき、買い取りに出す際の価格もイメージしやすくなります。順番に詳しくみていきましょう。
※なお、ここでご紹介するボストンバッグのモデルには、カバンの大きさや作り、機能性などの違いがあります。「モノグラム」や「ダミエ」などのデザインの違いが知りたい方は、「ルイヴィトンのボストンバッグの人気ライン」を参考にしてください。
1.スピーディ
スピーディは、後述する「キーポル」をもとに、よりコンパクトで持ち運びやすいボストンバッグとして1930年に誕生しました。両者のわかりやすい違いとして、それぞれの主なサイズ展開をみてみましょう。
モデル |
サイズ展開 |
サイズ |
特徴 |
スピーディ |
スピーディ25 |
W25×H19×D15cm |
標準的なサイズで普段使いに最適 |
スピーディ30 |
W30×H21×D17cm |
オーソドックスなサイズで、ペットボトルや化粧品なども手軽に収納できる |
|
スピーディ35 |
W30×H21×D17cm |
収納力がアップし、ビジネスシーンで書類や筆記具などを収納する際に便利 |
|
スピーディ40 |
W30×H21×D17cm |
ノートパソコンも収納できるほど、スピーディのシリーズでも比較的大きい |
|
キーポル |
キーポル45 |
W45×H27×D20cm |
機内持ち込みができるサイズで、飛行機で旅行へ行く際に使い勝手がよい |
キーポル50 |
W50×H29×D22cm |
こちらも機内持ち込みが可能であり、より収納力がアップしたサイズ |
|
キーポル55 |
W55×H31×D24cm |
2~4泊程度の旅行にも対応し、厚みのある冬服やマフラーなども収納しやすい |
|
キーポル60 |
W60×H33×D26cm |
キーポルの中では最も収納力が高く、シューズやウェアなどが必要な旅行にも向いている |
全体的にキーポルよりも小さく作られています。名前の「スピーディ(Speedy)」からも連想されるように、持ち運びしやすさを重視して作られたモデルです。
なかでもスピーディ25は、普段使いに適したサイズ感となっており、ルイヴィトンのボストンバッグを日常でも使いたい方のニーズにも対応しています。よりコンパクトに荷物をまとめたい方に、スピーディはぴったりのモデルです。以下は、スピーディの買取参考価格です。
商品名 |
買取参考価格(使用感あり) |
モノグラム スピーディバンドリエール30 |
10〜20万円 |
ダミエ スピーディ30 ハンドバッグ |
5〜10万円 |
2.キャリーオール
「すべてを運ぶ」を意味するキャリーオールは、名前のとおり大容量な収納が可能なモデルです。現在では「キャリーオール NM PM」や「キャリーオール ジップ NM PM」など、普段使いに適したシリーズが主流ですが、過去にはボストンバッグタイプも販売されており、中古市場でも人気を集めています。
丸みのあるフォルムと広い間口は、荷物を出し入れする際の快適さが抜群で、旅行時の洋服や化粧品などもスムーズに収納できます。
以下は、キャリーオールの買取参考価格です。
商品名 |
買取参考価格(使用感あり) |
モノグラム キャリーオール ボストンバッグ |
7〜10万円 |
トバコレザー キャリーオール ボストンバッグ |
5〜7万円 |
3.キーポル
キーポルは、ルイヴィトンの旅行用ボストンバッグのなかでも定番のモデルです。丸みのあるレザーのハンドルと、折りたたみ可能なやわらかい素材が特徴的であり、1924年の発売から100年以上愛され続けています。
サイズ展開 |
サイズ |
特徴 |
キーポル45 |
W45×H27×D20cm |
機内持ち込みができるサイズで、飛行機で旅行へ行く際に使い勝手がよい |
キーポル50 |
W50×H29×D22cm |
こちらも機内持ち込みが可能であり、より収納力がアップしたサイズ |
キーポル55 |
W55×H31×D24cm |
2~4泊程度の旅行にも対応し、厚みのある冬服やマフラーなども収納しやすい |
キーポル60 |
W60×H33×D26cm |
キーポルの中では最も収納力が高く、シューズやウェアなどが必要な旅行にも向いている |
サイズ表のとおり、最も大きいキーポル60は4〜5泊の旅行にも対応できるほどの収納力を誇り、「ルイヴィトンの大きなカバン」の代名詞といっても過言ではありません。
現在では「エピ」「タイガ」「トバゴ」などの、さまざまなラインが展開されており、側面にショルダーストラップを取り付けられる「バンドリエール」タイプも人気です。
以下は、キーポルの買取参考価格です。
商品名 |
買取参考価格(使用感あり) |
モノグラム キーポル50 ボストンバッグ |
5〜10万円 |
ダミエ キーポル45 バンドリエール |
10〜20万円 |
4.シリウス
シリウスの大きな特徴は四角い正方形のフォルムです。ダブルファスナーによって、カバンを半分に割るように開けるため、ストレスなく荷物を整理できます。
キャリーケースのような使い勝手とボストンバッグの持ち運びやすさを兼ね備えたシリウスは、旅行者だけでなく出張の多いビジネスパーソンからも人気を集めています。
以下は、シリウスの買取参考価格です。
商品名 |
買取参考価格(使用感あり) |
モノグラム シリウス55 ボストンバッグ |
5〜8万円 |
モノグラム シリウス45 ボストンバッグ |
3〜5万円 |
ルイヴィトンのボストンバッグの人気ライン
ルイヴィトンのボストンバッグには、作りや機能の違いだけでなく、「ライン」としてさまざまなデザインが展開されています。ここからは、ルイヴィトンのボストンバッグの人気ラインを2つご紹介します。
- モノグラム
- ダミエ
人気ラインは中古市場でも需要が高いため、高値で買い取ってもらえる可能性があります。各ラインの人気の理由を、それぞれ詳しくみていきましょう。
※人気のモデルには「ルイヴィトンのボストンバッグの人気モデル」を参考にしてください
1.モノグラム
ルイヴィトンを代表するモノグラムラインは、ボストンバッグでも高い人気を誇ります。ブランドイニシャルのLとV、星、花のモチーフをちりばめた、デザインは誰もが一度は見たことがあるでしょう。一目でルイヴィトンとわかる認知度の高さから、中古市場でも人気のデザインとなっています。
モノグラムの素材には主にキャンバスとレザーの2つの素材が用いられています。
素材 |
特徴 |
主なライン |
キャンバス |
「トアル地」と呼ばれる、綿素材に合成樹脂をコーティング加工した素材。 |
・モノグラム・キャンバス |
レザー |
カーフレザーと呼ばれる生後6ヵ月以内の仔牛の革。 |
・モノグラム・アンプラント レザー |
モノグラムのボストンバッグにはキャンバスを採用したシリーズが多く、耐久性の高さだけでなく使い勝手のよいやわらかさも特徴的です。ルイヴィトンのキャンバスならではのやわらかさは、旅行時に屋外で持ち運んだり、荷物を詰めたりする機会の多いボストンバッグにも最適です。
2.ダミエ
ダミエは、フランス語で「市松模様」を意味する、ベージュとブラウンの四角形がチェック柄となっているルイヴィトンの人気ラインです。あまり知られていませんが、ダミエはルイヴィトンで最も古いラインであり、始まりは代表作のモノグラムの誕生よりも前の1888年まで遡ります。
コピー品への対策として誕生したモノグラムの人気によって、一度は廃盤となったダミエですが、1996年に復活を果たしました。ダミエの人気の理由には、チェック柄のデザインだけでなく、派生ラインの豊富さもあげられます。
派生ライン |
特徴 |
ダミエ・アズール |
イタリアのリゾート地をイメージしたフレッシュでフェミニンな白系のダミエ柄。 |
ダミエ・グラフィット |
ブラックとグレーのシックなデザインが特徴のダミエ柄。「黒鉛」を意味するグラフィットの名のとおり、重厚感のある色使いが特徴。 |
ダミエ・ソバージュ |
ソバージュは「野性的」を意味する。牛の胎児の皮を取って素材としたハラコ素材を使用しており、優しいさらさらとした手触りが特徴。 |
ダミエ・グラセ |
子牛の革「カーフスキン」に型押ししたライン。コーティングを加えたマットな光沢感とカラーリングが特徴。スマートフォンやパソコンのカバーなど日用品にも広く展開されている。 |
ダミエ・ヴェルニ |
子牛の革「カーフスキン」にエナメル加工を施した煌びやかなデザインのラインディスコ全盛の80年代をイメージしており、このラインの各カバンにはクラブやキャバレーなどの名前がついている。 |
ダミエ・アンフィニ |
2011年にルイ・ヴィトンのメンズ向けラインとして誕生したダミエの派生ライン。生後半年から1年以内の牛の革「トリヨンレザー」を使用しており、黒を基調とした洗練さと高級感が特徴。 |
ベースとなるダミエ柄をさまざまな素材とかけ合わせることで、各派生ライン独自の世界観を作り出しています。
ボストンバッグにも、「ダミエ・グラフィット」や「ダミエ・アズール」などのラインが展開されており、各ターゲットの心をつかんで離さない点もダミエが人気である所以です。
もう少し遊び心が欲しい方は、派生ラインのダミエ・エベヌやダミエ・アズールなどもぜひチェックしてください。
ルイヴィトンのボストンバッグを少しでも高く売るコツ
ルイヴィトンのボストンバッグは中古市場でも人気です。しかし、せっかく買い取りへ出すなら、少しでも高く売りたいですよね。この章では、ルイヴィトンのボストンバッグを少しでも高く売るコツを以下3つご紹介します。
- 保存状態をよくする
- 箱などの付属品もセットで売る
- 修理の保証書もセットで出す
上記の方法を参考にして、お手元のボストンバッグを適正な価格で売却しましょう。
1.保存状態をよくする
まずは、ボストンバッグの保存状態をよくしましょう。保存状態をよくするためには次のような方法がおすすめです。
方法 |
具体策 |
直射日光や湿気を避ける |
窓際を避けて換気のよい押入れにしまう |
型崩れを防ぐ |
新聞紙やエアクッションを詰める |
他のものと重ねずに置く |
棚の最上段に置く、平置きで保管する |
ホコリが被るのを防ぐ |
不織布を被せたりケース内にしまう |
洋服や他のカバンなどと触れ合うと汚れや傷の原因にもなってしまうため、できるだけ他のものと触れずに独立して保管するのがおすすめです。
2.箱などの付属品もセットで売る
ボストンバッグは、購入時の箱や保存袋、保証書などの付属品が揃っていると、買取時の査定額がアップする可能性があります。
査定では、どれだけ新品購入時と同じ状態に近いかが重要です。そのため、箱や付属品をセットで出して、なるべく新品購入時の状態に近づけることが少しでも高い価格で売るコツです。
特に高級ブランド品は、新品に近い状態であることが重要になるため、付属品の有無によって買取価格が大きく変動します。ボストンバッグの状態がよくても、付属品がないことで想定よりも低い値がついてしまうケースも多いです。
ボストンバッグを保管する際は、付属品も大切に保管して、売却時には忘れずに出しましょう。
3.修理の保証書もセットで出す
ボストンバッグを過去に修理をした場合、その際の保証書や修理明細書があれば、査定時にあわせて提出しましょう。
一般的にブランド品は、非正規の修理業者で修理してしまうと、各業者の修理技術や部品の品質が担保されていないことから、価値が大きく下がってしまいます。
言い換えれば、正規店で修理した証明書をセットで出すと、買取価格がガタ落ちする心配はありません。
ただ、もし非正規の業者に出してしまった場合でも、修理の保証書はできるだけ出しましょう。多くの場合で価値が下がることが予想されますが、適切な修理がおこなわれたことを示すには有効な書類となります。
ルイヴィトンのボストンバッグを売るならまねきやがおすすめ
本記事では、ルイヴィトンのボストンバッグを高く売るコツや人気のモデルをご紹介しました。ルイヴィトンのボストンバッグは、デザインや見た目の美しさだけでなく、旅行用カバンとしての機能性も高く、中古市場でも人気の商品です。
カバンの保管状態を少しでもよくしておくと、売却時には想定よりも高額で買い取ってもらえる可能性があります。ぜひ、本記事を参考にして、ルイヴィトンのボストンバッグを少しでも高く買い取ってもらいましょう。
なお、ルイヴィトンのボストンバッグを売るなら、ブランド品の買い取りに強い「まねきや」がおすすめです。経験豊富な査定士がブランド品の状態を細かく確認し、適正価格を判断します。
また、無料のLINE査定では、登録して画像と簡単な商品説明を送るだけで、最短10分で概算額の把握ができます。お手元のルイヴィトンのボストンバッグの状態を確認したい方は、お気軽にチェックしてみてください。

この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。