「使わなくなった着物がタンスに眠っているけど、寄付はできる?」
「タンスに保管したままの着物が傷まないか心配…」
着ない着物を保管していても、カビや虫食いなどの被害の原因につながります。だからこそ使っていない着物は、必要としている人に届けるため、寄付を検討する方も多くいます。
本記事では、着物を寄付できる団体や、中古買取などの処分方法をご紹介します。着物の処分に困っている方もぜひ参考にしてください。
着物の寄付先は3つ
着物の寄付先は主に、以下3つの場所があります。
- NPOやNGO法人
- 市民団体
- 大学
このような団体は、着物を必要としている人に届けたり、歴史ある着物を文化保存したりするために活用されます。本項では着物の寄付先ごとの特徴について紹介します。
1.NPO・NGO法人への寄付方法
NPOやNGO法人に着物を寄付する場合、寄付を受け付けている団体を調べる必要があります。
団体によって寄付の方法が異なり、郵送もあれば、施設への持ち込みで寄付を受け付けているNPO・NGO法人もあります。
そのため、事前に連絡を取って寄付方法を確認しましょう。また、寄付する着物の状態によっては、寄付できないものもあります。
「どのような着物を探しているのか」「帯など着物以外の和装小物は寄付できるのか」などを詳しく確認しましょう。
2.市民団体への寄付方法
市民団体への寄付は、地域で行われるイベントやバザーなどを通じて行いましょう。
地域の文化活動や福祉活動の一環として着物の寄付を受け付けています。
事前に団体に連絡して寄付の受け入れ状況を確認したうえで、寄付の方法を決めると良いでしょう。
3.大学への寄付方法
大学は、美術や文化研究を行っている学部や学科で受け付けている場合があります。
目的は、着物の着用ではなく、教育資料としての活用や展示などです。そのため、数十年前に織られた着物など、歴史的価値が高い品物のみを受け付けている可能性もあります。
寄付を希望する場合、該当する大学の窓口に連絡してみましょう。寄付の手続きや必要書類を確認したうえで、着物を寄付してください。
着物を寄付する際の注意点
着物を寄付するには、基本的に次に着る人が身につけられる状態であることが鉄則です。
したがって、汚れや破れなどがある着物は、寄付の受け入れを断られる場合もあります。寄付の前に着物の状態をチェックして、汚れや虫食いなどがないかを見てみましょう。
状態が悪い着物はゴミとして処分を考えて、寄付する着物と一緒にまとめないように注意してください。
また、団体ごとに寄付のルールや手続きが異なるため、事前に確認しておく必要があります。特に着物を郵送によって寄付する場合は、送料が自己負担になる場合もめずらしくありません。
近所にある団体でも、施設への持ち込み自体を受け付けておらず、郵送専用にしている場合もあるため調べておきましょう。
着物を寄付以外で処分する方法
着物を寄付以外で処分する方法として、リサイクルショップや買取業者での売却があります。
例えば、寄付先で受け付けていない着物の種類や、帯などの小物であっても、中古買取であれば引き取ってもらえる可能性があるのです。
それぞれのメリットデメリットを知り、どのような方法で着物を手放すか判断しましょう。
1.着物の買取業者
着物を処分する際に買取業者に依頼する方法があります。特にブランド物や作家もの、状態の良い着物は高価買取が期待でき、数十万円などの値段がつく場合もあるのです。
買取業者は複数のお店で比較したうえで、どこに売却するのか慎重に判断しましょう。中には着物の買取をきっかけに、貴金属などほかの品々の売却を求めてくる悪徳業者も存在します。
特に訪問買取など、正体が良くわからない買取業者には依頼しないよう注意してください。
訪問買取の場合、直接自宅を尋ねられるため断りづらく、売る予定がなかった着物やほかのブランド品、貴金属を安く買いたたかれるリスクがあるためです。
悪徳業者を回避するには、訪問買取の会社名や電話番号、住所などを確認して「少しでも怪しい」と思った業者は査定依頼をしないようにしましょう。着物は大手の買取業者に売却すると最初から決めておくことも、悪徳業者を回避する方法です。
2.ネットオークション/フリマアプリ
ネットオークションやフリマアプリを利用して、着物を販売する方法も手放し方の一つです。メリットは、自分で価格を設定でき、納得のいく売却ができる点です。
ただし、着物を売却後の購入者とのやり取り、梱包などもすべて自分で行う必要があります。着物の状態や特徴なども詳細に記載しないと、後のトラブルの原因になるため注意しましょう。
3.リサイクルショップ
リサイクルショップに持ち込むと、手軽に着物を処分できます。ただし、買取価格は買取業者やネット販売に比べて低い場合が多いため、手間をかけずに着物を売りたい方におすすめです。
反対に人気ブランド、人気の作家ものの着物であっても、査定スタッフが知識を持っていないと、通常の着物と同じ価格で買い取られてしまうリスクがあります。
本来は数十万円の価値がある着物を数百円や数千円で売ってしまい、後悔する結果になったというケースもあるでしょう。
また、リサイクルショップによってはそもそも着物の買取をしていない可能性があるため、事前に買取対象品目をチェックしておきましょう。
4.着物をリメイクする
着物をリメイクして新たなアイテムに作り変える方法もあります。着物地を使ってバッグや小物、洋服にリメイクすると、思い出の品を形を変えて残せます。
特に親から譲り受けた着物など、簡単に手放したくない着物はリメイクがおすすめです。着物を保管しているだけでは、経年劣化が起きてしまうため、リメイクして使ってみましょう。
大切な着物が汚れてしまったりカビが生えたりする前に、リメイクをおすすめします。自力でミシンなどを使って、リメイクする方法もありますが、専門業者に依頼も可能です。
5.ゴミとして捨てる
最終的な選択肢として、ゴミとして処分する方法があります。基本的には燃えるゴミとして処分できますが、地域の収集ルールにしたがって捨てることが重要です。
特に大量に着物を処分するときや、特殊な素材の場合は、そのまま燃えるゴミに出せない可能性が高いです。近くのゴミ処理センターや、役所の環境課などゴミ処理にまつわる管理団体に問い合わせてみてください。
着物の買取ならまねきやがおすすめ
着物の買取なら高価買取専門店まねきやにお任せください。まねきやでは、多種多様な着物の買取に豊富な実績を持っています。
下記の特徴がある着物の価値を判断して買取価格を決定します。
- ブランド品
- 有名作家
- 有名な産地の着物 など
そのほかにも以下の特徴があります。
1.買取価格が高い
高価買取を実現しているまねきやでは、市場価値を踏まえた適正な価格での買取を心がけています。業界最高水準をお約束しており、他店よりも査定額が安かった場合は、より高い金額で提示することも可能です。
他店と比較しても満足のいく価格で買取してもらえる場合が多いため、多くのお客様から信頼を得ています。
また、買取キャンペーンも定期的に実施しています。通常よりも、着物の買取価格がアップする時期があるため「1円でも高く売りたい」という方はぜひまねきやの公式サイトや公式LINEで情報をご確認ください。
2.LINEで簡単査定が可能
まねきやでは、LINEを通じて簡単に査定を依頼ができます。方法はまねきやを友達追加してもらうだけでお手軽にご利用可能です。
まずは、LINEにてお売りいただく予定の商品の写真をお送りください。早ければ一営業日中に、LINEによるおおよその査定額をお知らせいたします。
着物の場合はブランドや作家などがわかるように、付属品なども一緒に撮影していただくことをおすすめします。また、汚れや傷などもLINEであらかじめ送ってもらうと、より正確な査定額をお伝え可能です。
もちろん店頭買取、宅配買取、出張買取など、さまざまな買取方法からお選びいただけるため、お客様のご希望、ライフスタイルに合った方法でご依頼くださいませ。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。