「札幌オリンピックの記念硬貨を持っているけど、これって価値がある?」
「できれば高く買取ってもらいたいけれど、どこに相談すればいいかわからない…」
このように悩んでいませんか?
1972年に開催された札幌オリンピックを記念して発行された硬貨は、日本初の冬季五輪記念コインとしてコレクターからも人気が高いです。
しかし種類や状態、付属品の有無によって買取価格に変動があります。
売却を検討している人は、上記を含む札幌オリンピックの記念硬貨に関する情報をチェックしておきましょう。
- 札幌オリンピックの記念硬貨の種類と特徴
- 札幌オリンピックの記念硬貨の価値が上がりやすい条件
- より高い価格で売却するためのポイント・注意点
お手持ちの記念硬貨をできるだけ高く、納得して手放すために知っておきたい情報をわかりやすくまとめました。高額買取のコツを知らずに売却して後悔しないよう、ぜひ最後までチェックしてください。
札幌オリンピックの記念硬貨とは
札幌オリンピックの記念硬貨とは、1972年2月3日から2月13日に開催された第11回冬季オリンピック(札幌大会)を記念して発行された記念硬貨です。
この硬貨は日本政府によって正式に発行され、当時から記念品やコレクターズアイテムとして現在でも注目を集めています。
硬貨のデザインには五輪マークの両端に雪の結晶が描かれ、冬季オリンピック札幌大会を象徴するモチーフが特徴です。見た目のシンプルな美しさと歴史的背景の両面から価値を感じられることもあり、現在では昭和の記憶を残すアイテムとして、年配の方から若い世代にまで注目を浴びています。
札幌オリンピックの記念硬貨の種類
札幌オリンピック記念硬貨には複数の種類が存在し、それぞれに異なる特徴とコレクション価値があります。この章では代表的な以下の2つを紹介します。
- 札幌五輪100円白銅貨
- ミントセット
これらの詳細を知っておくことで、手元にある記念硬貨がどのタイプに該当するかを判断できます。それぞれの硬貨の特徴や価値を詳しく見て特徴を理解し、手元のコインの価値を推測する役に立てましょう。
1.札幌五輪100円白銅貨
(画像引用元:財務省)
1972年札幌オリンピックを記念して発行された100円白銅貨は、最も広く知られる記念硬貨です。表面には聖火台、裏面には五輪マークと雪の結晶がデザインされています。直径30ミリメートル、重さ12グラムで、素材は「銅:ニッケル=750:250」の割合で構成されています。
発行枚数は3,000万枚で希少性は高くありません。しかし保存状態が特に良好なものは、150円程度と額面以上の値で取引されることもあります。
2.ミントセット
(画像引用元:Yahoo!ショッピング)
ミントセットは札幌オリンピック記念100円白銅貨と、当時の通常貨幣(1円、5円、10円、50円、100円硬貨)を組み合わせた6枚セットです。ビニールケースに封入されており、当時は主に海外向けとして当時2.9米ドルで販売されました。
(当時の平均為替レートは1ドル=303円であったため、2.9米ドル=約878円)
ミントセットの発行数は3万セットと限られており、札幌五輪100円白銅貨よりも希少性が高いとされています。
しかし、特殊加工がされないことから劣化・変色しやすいです。そのためミントセットは硬貨が未使用の状態で保管されていても、保存状態が悪いと判別されるケースが多くあります。
そのため未使用でも300〜500円程度と買取価格はそこまで高くなりません。
とはいえ、付属品がすべてそろっていれば、一定の評価を得られます。もしミントセットをお持ちの場合は、ケースや外箱を破損させないよう湿気や直射日光を避け、なるべく風通しのよい場所で保管しましょう。
こうしたひと手間が、少しでも査定額を上げるポイントになります。
札幌オリンピックの記念硬貨にはエラーコインもある
札幌オリンピック記念硬貨のなかには、製造過程で生じたエラーコインが存在します。エラーコインとは、製造中のミスにより通常とは異なる特徴を持つ硬貨のことを指し、具体的には以下のような種類があります。
- 角度ずれ:デザインや文字の角度がずれているもの
- 刻印ずれ:本来中央に描かれる位置から刻印がずれているもの
- 裏写り:表と裏の刻印が重なっているもの
- 影打ち:一方の面は正常だが、もう一方の面のみ左右反転して刻印されているもの
- ヘゲエラー:硬貨の一部がめくれ上がっているもの
これらのエラーコインは市場に出回ることが稀であり、その希少性からコレクターの間では高値で取引されることがあります。なかでも限定発行のエラーコインともなれば、その価値が高いことは想像に易いでしょう。
また、そのエラーが大きいほど価値が高まるのも大きな特徴です。例えば角度ずれコインでは、ずれの角度が大きければ多いほど買取額も高くなる傾向があります。
過去には、デザインが45°ほど角度がずれた100円白銅貨が約17,000円で取引されました。17倍もの価格がついたことから、どれだけ希少性が高いか想像できるでしょう。
エラーコインの価値も通常コイン同様、状態やエラーの種類、希少性によって大きく変動します。ただし、なかには意図的に加工された偽物も存在するため、専門家による鑑定を受けることが重要です。
札幌オリンピックの記念硬貨の買取相場
札幌オリンピック記念硬貨の買取相場は、硬貨の種類や状態、付属品の有無によって変動します。一般的な買取相場の目安は以下の通りです。
硬貨の種類 |
状態 |
買取相場 |
100円白銅貨 |
並品・美品 |
100円 |
未使用品 |
100〜150円 |
|
ミントセット |
並品 |
270円 |
未使用品・美品 |
300〜500円 |
(※並品=多少の汚れ・細かな傷あり。未使用品=発行当時のまま保管されたもの。)
特に、ミントセットの場合、外箱やケース、説明書などの付属品が完備されていると査定額が上がりやすいです。さらにエラーコインであれば、その希少性やエラーの種類によって価値が跳ね上がる可能性もあります。
買取価格は市場の需要や硬貨の保存状態、買取業者ごとの査定基準によっても変動します。そのため、複数の買取業者に査定を依頼し、比較検討するのがおすすめです。
札幌オリンピックの記念硬貨を高く売るためには付属品もセットにしよう
札幌オリンピックの記念硬貨を高値で売却するには、付属品を揃えて査定に出すことが重要です。具体的には、以下の付属品が挙げられます。
- セットになっているケース
- 解説書(硬貨のデザインや重さを説明する冊子)
これらの付属品が完備されていると、販売時の状態に近いため買取価格が高くなりやすくなります。
また、記念硬貨の保存状態も評価に大きく影響するため、日頃からの管理も大切です。特にミントセットの場合、外箱やケースの傷や割れが評価に影響を与えるため、丁寧な保管が欠かせません。
さらに、販売時の領収書などが残っていれば、購入履歴や入手経路が明らかになるため、信頼性が高まり査定額アップにつながります。
査定後に追加で付属品を送ることはできないため、事前に付属品が残っていないか入念にチェックしたうえで査定依頼に出しましょう。
札幌オリンピックの記念硬貨を売るならまねきやがおすすめ
札幌オリンピックの記念硬貨には、種類や状態、付属品の有無によって大きな価値の差があります。未使用品やミントセット、エラーコインなどはもちろん、それ以外の硬貨でも状態や保管状況によって評価が変わるため、専門家にしっかりと査定してもらうことが重要です。
札幌オリンピックの記念硬貨を安心して売却するなら、ぜひ買取専門店「まねきや」をご利用ください。まねきやには記念硬貨をはじめとする古銭や記念コインに精通したスタッフが在籍しており、一点ずつ丁寧に価値を見極められます。
店頭買取・宅配買取・出張買取の3つの方法から、自分に合ったスタイルを選べるのもポイントです。査定料・キャンセル料はすべて無料ですので「まずは相談だけしたい」という方でも気軽にお使いいただけますよ。
LINEを使った査定サービスにも対応していますので、スマートフォンひとつでご自宅から査定依頼ができます。大切な記念硬貨を納得のいく価格で手放したい方は、ぜひ一度まねきやに相談してみてください。

この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。