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永楽通宝の買取相場はいくら?当時の価値や高く売れる特徴についても解説

2025.08.17

「家を整理していたら永楽通宝が出てきたけど、価値はある?」
「この永楽通宝は本物?少しでも高く売る方法が知りたい」

永楽通宝の価値について、このような疑問がある方もいるでしょう。

永楽通宝は中国の明代初期に鋳造され、後に日本にも輸入されました。広く流通したため、一般的な銅銭の買取価格は1枚数十円から数百円ほどです。

しかし、金銭や銀銭、あるいは特定の書体で刻まれたものは希少価値が高く、数万円から、希少なものでは百万円以上の価格がつくこともあります。

この記事では、永楽通宝の買取相場や価値の高い種類の特徴を詳しく解説します。また、参考となる当時の値段や売却時の注意点も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

永楽通宝とは?

永楽通宝(えいらくつうほう)は、中国の明代初期、永楽帝の治世(1403年〜1424年)に発行された銅銭です。この貨幣は商業活動の活性化を支え、中国国内で広く流通しました。

永楽通宝は円形の銅銭で、表面に「永楽通宝」の文字が刻まれ、中央には穴が開いています。永楽通宝は後に日明貿易や倭寇によって日本に大量に輸入され、「渡来銭」としても使用され、人々の生活や経済活動に深く根付きました。

しかし、日本では永楽通宝が1608年に通用が禁止されます。理由は諸説ありますが、流通量が増えるにつれて粗悪な「模鋳銭」が出回り、選銭行為にともなう相場変動で損失を抱えたことが原因とされています。

その後、永楽通宝の価値は次第に失われ、他の貨幣に取って代わられました。

ただ、永楽通宝の名称と形状は日本国内の銭貨に影響を与え、日本の古銭や貨幣に色濃く影響を残した歴史的に重要な貨幣であることは間違いありません。

現在では、希少な永楽通宝はコレクターの間で高い評価を受け、買取相場は希少なもので数万円から数十万円に達します

織田信長は永楽通宝を旗印としても使った?

織田信長が永楽通宝をデザインした旗印を使用していたことは、実はあまり広く知られていない事実です。信長は先進的な経済政策を重視し、通貨の重要性を深く理解していました。明から輸入され、信頼性の高かった永楽通宝を旗印に掲げることで、自身の軍が経済力と権威を兼ね備えていることを天下に示したのです。

「永楽」という言葉が持つ「永い平和と楽しみ」の意味が、天下統一を目指す信長の理念と合致していたのも、旗印に採用した理由と言われています。

このように、永楽通宝は単なる貨幣としてだけでなく、権力や思想を象徴するシンボルとしても機能していました。

永楽通宝の当時の値段は?

永楽通宝が日本で流通していた当時の価値は、現在の日本円で50〜100円程度だと言われています。

幅が大きいのは当時、質の悪いものや偽物が多く出回っていたためです。

ただし、これはあくまで目安に過ぎません。当時の物価や経済状況によって、お金の実際の購買力は大きく変動していたため、一概に現代の価値に当てはめることはできません。

永楽通宝の買取相場は?

永楽通宝の現代における買取相場は、その種類や状態によって差があります。一般的に最も多く見られるのは銅銭ですが、中には希少価値の高い金銭や銀銭も存在します。

素材によって価値が大きく異なるため、ここでは以下の3つの相場を見ていきましょう。

  1. 金銭
  2. 銀銭
  3. 銅銭

あわせてそれぞれの特徴も紹介するので、手元の永楽通宝がどの種類なのか見極める際に活用してみてください。

1.金銭

買取相場:100万円~

金で製造された永楽通宝は現存数が極めて少なく、高い価値で取引されています。

そもそも金銭は一般に流通していたものではなく、特別な記念品や贈答品として作られたと考えられています。そのため極めて数が少なく、市場に出回ることはほとんどありません。

もし本物の金銭であれば、その希少価値の高さから数十万円〜100万円以上の高額な査定額がつく可能性があります。

ただし偽物も多く出回っているため、専門家による真贋の鑑定が不可欠です。また、金でできていることから金の買取相場の影響も受けるため、相場を踏まえて売ることが重要です。

2.銀銭

買取相場:3万円~30万円

銀製の永楽通宝も金銭と同様に希少性が高く、コレクターから多大な人気があります。銀銭は手柄を立てた兵士への報酬として贈られる目的で製造されたもので、金銭同様に一般流通用の貨幣ではありません。そのため現存数が少なく、高い価値がつけられています。

買取相場は3万円から30万円程度になることもあり、保存状態が良好であればさらに高値が期待できます。銀銭は銅銭とは異なり、白い輝きが特徴です。素材が銀であるため、銀の買取相場が価格に影響します。

3.銅銭

買取相場:10円~数千円

銅銭は、多くの方が所有する最も一般的な永楽通宝です。数多く現存しているため、一般的な銅銭の買取相場は数百円から数千円程度にとどまります。

銅銭といっても、その価値は状態によって大きく異なります。後に紹介する書体の希少性やエラーの有無などによっては高価買取してもらえる可能性もあるため、専門家に査定してもらうのが無難です。

お持ちの永楽通宝の査定金額が気になる方は、まず自宅から査定ができる「まねきや」のLINE査定サービスを利用してみてください。写真と商品情報を送るだけで、最短10分で大まかな買取額がわかります。

高く売れる永楽通宝の特徴

一見すると同じように見える永楽通宝でも、特定の条件を満たすものは買取価格が大きく跳ね上がります。査定での重要なポイントは希少性、歴史的な背景、そして保存状態の3つです。

高く売れる永楽通宝には、主に以下の4つのような特徴があります。

  1. 鋳造場所が特定できるもの
  2. 書体が珍しいもの
  3. 保存状態が極めてよいもの
  4. 鋳造エラー品や変形品

これらの特徴があることを知れば、専門知識を持つ買取業者に鑑定してもらう重要性も自ずと理解できるはずです。実際に、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

1.鋳造場所が特定できるもの

永楽通宝の裏面に文字が刻まれている「背文銭」は、通常の永楽通宝よりも買取額が高くなる傾向があります。これらには鋳造地名や工房を示す文字が刻まれているため、歴史的な資料価値が高いためです。

具体的には、以下のような「背文銭」が該当します。

部分入れ歯の種類

特徴

背一

裏面に「一」の漢字が刻まれている

背星

天側に「・」のような文様が入っている

これらの「背文銭」は、鋳造地を特定できるため、コレクターからの需要が高く、貴重な価値を持っています。永楽通宝に関しては、表面だけでなく裏面の紋様も価値を測る重要な要素となるのです。

2.書体が珍しいもの

永楽通宝の価値は、刻まれている「永樂通寳」の書体の違いによって大きく変動します。書体の違いが価値に影響を与える理由は、永楽通宝が長期間にわたって多くの場所で鋳造され、その過程でさまざまな書体が使用されたためです。

特定の書体は現存数が少なく、貴重とされています。

希少な書体の例

書体

買取相場

ノム楽

約10,000円

中正

数十万円

特に「中正」と呼ばれる書体は、現存数がかなり少なく、その希少性から買取相場が数十万円に達することもあります。しかし、書体を見分けるのは難しく、古銭の知識が豊富な専門家による鑑定が不可欠です。

3.保存状態が極めてよいもの

永楽通宝の価値を最大化するためには、できるだけきれいな状態に保つことも重要です。保存状態がよい永楽通宝には高い需要があるため、買取価格が高まる可能性が高いです。

保存状態がよいとは、具体的に「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青緑色のサビがほとんどない状態、文字が擦れたり欠けたりせず、はっきりと読み取れる状態を指します。

他にも、以下のような特徴が「保存状態がよい」の定義です。

  1. 文字が擦れたり欠けたりしていない
  2. はっきりと読み取れること
  3. 未使用に近い状態であること

金額で言えば、状態がよいものであれば買取相場は1,000円程度、状態が悪いものでは100円程度にとどまる場合があります。

永楽通宝の価値を保つためには、以下の保存方法を心がけましょう。

  1. 湿気や直射日光を避ける
  2. 専用のケースに入れて保管する
  3. 手で触れないようにする(手の油分がつくのを防ぐ)
  4. 定期的に状態をチェックする

保存状態が良ければ、買取金額の上昇が期待できます。逆に、保存状態が悪いとその価値が大きく下がるため、保管方法には十分注意を払いましょう。

4.鋳造エラー品や変形品

製造過程のミスによって生まれた「エラー銭」や変形品は、希少性の高さから高値で取引されることがあります。

具体的には、以下のようなものがあります。

  1. 刻印されている文字がずれている
  2. 中心の穴の位置がずれている
  3. 穴が大きい

など

これらは本来であれば市場に出回らないはずの不良品であるため、希少性が高く、プレミア価格がつくことがあります。

永楽通宝を売る際の注意点

永楽通宝を売却する際の注意点として、以下の3つが挙げられます。

  1. 買取は古銭の専門知識が豊富な買取業者に依頼する
  2. 付属品はできるだけ揃えて査定に出す
  3. できるだけきれいな状態で査定に出す

まずは永楽通宝を売却する際の、買取業者の選定が重要です。古銭に関する専門知識が豊富な業者に依頼すれば、適正な価格が提示される可能性が高くなります。

永楽通宝の価値は保存状態だけではなく、書体や鋳造場所なども考慮したうえで決まります。しかし、専門知識がない業者に買取を依頼すると、適切に評価されません。買取は古銭に関する専門知識がある業者に依頼すれば、売却後に後悔する可能性を低く抑えられます。

また、永楽通宝に付属品がある場合はできるだけ揃えて査定に出すのもキーポイントです。鑑定書などの付属品を揃えることで再販価値が高まり、単品よりも高く評価されます。

また、できるだけきれいな状態で査定に出すことが重要です。古銭の表面に付いた青緑色のサビ(緑青)は、見た目が悪くなるだけでなく、評価を大きく下げる原因となります。

高い査定額を出すには緑青がない状態が理想です。しかし、無理にきれいにしようとすると表面を傷つけてしまい、査定額が大幅に下がる原因となります。

自身で洗浄する際は、ホコリを軽く払う程度にとどめ、そのままの状態で査定に出すのが鉄則です。以下のような洗浄方法は表面に傷をつけ、価値を下げる原因となるため避けましょう。

  1. 研磨剤や酸性の洗浄液をつけて拭く
  2. 高温や高圧での洗浄する
  3. 強く擦る

永楽通宝の買取を検討している方は、以上のポイントを抑えて売却をしましょう。

なお、査定金額を知りたい方は自宅から査定ができる「まねきや」のLINE査定サービスを利用するのも一つの方法です。写真と商品情報を送るだけで、最短10分で大まかな買取額がわかります。

永楽通宝を売るならまねきやがおすすめ

この記事では、永楽通宝の買取相場や、高く売れる永楽通宝の特徴を紹介しました。一口に永楽通宝と言っても、金、銀、銅の3つの素材があります。

最も価値が高いのは金製で、買取相場は100万円を超えることもあります。次に、銀製は3万円〜30万円、銅製は流通量が多いため希少性が下がり、10円〜数千円程度の評価額です。

ただし銅銭であっても、硬貨の表記やエラーの有無、保存状態によっては高値がつく可能性もあります。もしお持ちの永楽通宝の売却を検討している方は、まずは専門知識を持つ鑑定士が在籍する買取業者に査定を依頼しましょう。古銭に関する専門知識や経験が豊富な業者であれば、適切な買取金額を提示してもらえます。

「どこに相談すればよいのかわからない」
「どれくらいで売れるのか、一度相談してみたい」

このように悩んでいる方は、まず手始めに無料で利用できるまねきやのLINE査定をぜひご活用ください。スマートフォンから写真と簡単な情報を送るだけで、最短10分でおおよその買取額がわかります。

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この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。