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古い切手は今でも使える?別商品への交換や買取してもらうこともできる!

2024.11.29

「古い切手って今でも使えるの?」
「別の商品に交換したり買取もできるって聞いたけど本当?」

このようなお悩みをお持ちの方のために、本記事では古い切手の使い道を詳しく解説します。切手は別商品に交換したり、買取が可能なものもあります。手元にある切手の価値が知りたい方はぜひ読んでみてください。

古い切手でも使うことができる

古い切手は、現在でも額面通りの切手として使用可能です。昔の郵政省も「切手は額面の範囲内で郵便に使える」と発表しています。法律は今でも保障されており、主に以下の5つに使用できます。

  1. 年賀状
  2. 通常はがき
  3. 官製はがき
  4. 暑中見舞い
  5. ゆうパック

ただしすべての切手が使用可能とは限りません。次の項では、使えない切手の特徴を詳しく解説します。

使えない古い切手とは

古い切手の中でも、使えない切手は以下の3つです。

  1. 消印が押されているもの
  2. 額面が1円未満のもの
  3. 破れていたり汚れたりしているもの

手元にある切手が使えるかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.消印が押されているもの

消印が押されてる切手は使用済みと判断されるため、再利用はできません。消印は切手が使用された証明です。消印のインクが少しでもあれば使用済みと判断されるため、切手全体を入念にチェックしましょう。ただし、使用済みの切手でも専門業者に高く買い取ってもらえる可能性があります。消印が押されていてもすぐ捨てず、一度価値をチェックするのがおすすめです。

2.額面が1円未満のもの

額面が1円に満たないものも使用できません。昔の切手には「銭」や「里」の切手があり、これらが1円未満の切手です。使用はできませんが、収集家している方にとって価値ある切手の可能性があります。処分せず、専門業者に査定を依頼してみるのがおすすめです。

3.破れていたり汚れたりしているもの

破れているものや、切手の値段や詳細がわからないぐらい汚れているものも使用できません。なぜなら切手の表記を目視できず、価格の判断がつかないためです。使用できるかどうかの判断が難しいときは、郵便局で確認するのもいいでしょう。また、破損・汚損の激しいものは価値ある切手でも買い取ってもらえない場合がほとんどです。

古い切手は郵便局で他の商品に変えてもらうこともできる

古い切手は郵便局で交換できます。交換できる対象は以下の4つです。

  1. 普通切手
  2. 郵便書簡
  3. そのほかの郵便はがき
  4. 特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)

ただし交換可否を判断するのはあくまで郵便局です。汚れていて交換できないなどの判断も、各郵便局に委ねられます。交換を希望する方は、一度、郵便局で確認するのがおすすめです。交換不能でも、切手自体はコレクション価値が高い可能性もあるため、買取業者への相談も検討してみましょう。

古い切手の扱いに困ったら売るのも一つの手

古い切手が使用可能か判断するのが面倒な方は、手元の切手をまとめて売却するのがおすすめです。具体的には以下の4つの方法があります。

  1. 金券ショップ
  2. 買取業者
  3. ネットオークション
  4. 寄付する

古い切手の中でも、特に希少なものは市場でも高い需要があります。買取業者で査定したりネットオークションに出すことで、切手が思わぬ価格で買い取ってもらえる可能性もありますよ。

1.金券ショップ

金券ショップでは、古い切手の買取を行っています。買取できる切手は以下の6つです。

  1. 普通切手シート
  2. 慶事用・弔辞用切手シート
  3. 記念切手シート(枚数構成によって値段変動)
  4. ミニシート
  5. バラ切手
  6. 台紙貼り切手

金券ショップでは以上のような内容の切手を買取しています。

ただし、基本的に金券ショップでは「額面以下での買取」になる点に注意しましょう。額面を元に買取価格が決められるため、レアな切手だからといって価格が上がるとは限りません。

古い切手の価値を確かめてから売却したい方は、先に買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。まねきやではLINEでできる無料査定サービスを提供しています。最短10分でできるので、ぜひ一度お試しください。

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2.買取業者

切手専門の買取業者に売るのもおすすめです。買取業者では、切手の価値を査定する専門知識を持った鑑定士が在籍しているため、適切な買取価格を提示してくれます。

主に買取できる切手は、以下の4つです。

切手の
種類

切手の特徴

普通
切手

普段使いできる一般に販売されている切手を指します。
昭和〜平成時代の切手よりも明治〜大正時代の切手が人気です。

記念
切手

国内に限らず、歴史に残るイベントが行われたときの切手を指します。
人気があるのは1955年(昭和30年)以前のものが人気です。

年賀
切手

年賀状に使用するために発行される特別な切手を指します。
10月〜11月にかけて郵便局で販売されます。

中国
切手

1949 年ごろから中国郵電部郵政総局が発行した切手を指します。
有名なものだと、「赤猿」や「文革切手」があります。
中国切手は種類が豊富な反面、1つ1つの発行数が少なく、希少なのが特徴です。

表にまとめた切手は代表的なものをまとめました。中でも記念切手に該当する「地方自治切手」は、​​地方自治法施行 60 周年記念シリーズが評判です。他にも、中国切手以外の国で発行された「外国切手」なども価値があります。

切手の買取では、すでに切り離された「バラ」の状態よりもシートの方が高値で買い取ってもらえる傾向があります。買取業者はそれぞれ判断基準が異なるため、業者によって買取価格も異なります。

まねきやでは専門の鑑定士が一つひとつ丁寧に査定して、適切な価格を提示します。安心して査定を任せられる買取業者を探している場合は、ぜひ一度まねきやの査定を利用してみてください。

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3.ネットオークション

作成された切手が古い年代のものは、価値が高く希少性があるためネットオークションに出品できます。一方、最近発行された切手や、年代的にも希少価値が低い切手などはオークション出品できません。

以下はYahooオークションの改訂後の規約です。気になる方は自身でも事前に規約をチェックし、違反しない範囲で使用してみましょう。

改定個所1

(新規追加)

A.出品者の禁止行為
(37)発売・配布が予定されている商品等を、公表されている発売日・配布日より前に出品すること(商品の現物が手元にある場合も含みます)


改定個所2(新規追加、以降を繰下げ)

B.出品禁止物
58.未使用の切手類のうち、当社が指定する以下の商品
・84円普通切手
・94円普通切手
・100円普通切手
・140円普通切手
・290円普通切手
・ミニレター(63円郵便書簡)
・スマートレター(180円)

改定個所3
(新規追加)

C.出品ルール
30.日本国内で発行された切手
【出品禁止物を確認する】B.出品禁止物 58.切手類のうち、当社が指定する以下の商品をご参照ください
(1)実際に出品する商品を撮影した画像を掲載すること
(2)出品物に未使用の切手が含まれる場合は、切手の額面価格、枚数と総額を商品説明欄等に明記すること
【記載例】〇円×10枚と、△円×10枚の総額□円分となります

Yahoo!オークションガイドライン細則の改定予定について(切手等)より引用)

ネットオークションに出品するメリットは、買取業者や金券ショップよりも高値で取引される可能性があります。反面、十分な知識がないと適正な値段で売れない可能性が考えられます。

十分な知識を元に正確な値付けができない方には、オークションやフリマアプリはおすすめできません。

4.寄付

古い切手は寄付もできます。寄付する場合、使用済み切手なども対象となるため、消印があっても寄付できます。切手を寄付することで、使用済みの切手を収集しているコレクターに買い取ってもらい、慈善活動に役立てられます。

使用済み切手の寄付先として代表的な団体は「公益社団法人日本キリスト教海外医療協力会」や「日本国際ボランティアセンター」などが有名です。一度利用を検討してみてください。

価値のある古い切手の種類

使用済みの古い切手でも、高く買い取ってもらえるものがあります。本章では切手収集家からの評価が高い切手を8つ解説します。

  1. 見返り美人
  2. 月に雁
  3. 赤猿
  4. オオパンダ
  5. 毛主席詩詞
  6. 立太子礼記念
  7. 中華人民共和国展覧会
  8. ウェルセンター

手元にある使用済み切手で以上に該当する場合、買取業者で高価買取可能かもしれません。ぜひ手元にある切手を見ながら、ここで紹介されている切手がないかチェックしてみてください。

1.見返り美人

見返り美人の切手は、着物を着た日本の女性が振り返る様子を描いた切手です。日本の伝統工芸の一つ「浮世絵」が描かれています。バラの状態で数百円から数千円、シートの状態では数千円から数万円の買取価格になることが多いです。使用済みでも欲しがる人が多く、希少性があります。

見返り美人は、1948年に「切手趣味週間」シリーズの第2弾で誕生したのが最初で、後は1991年と1996年に作成されています。最初に作られた切手は150万枚の発行で、数も少なく希少でした。

2回目の誕生は120周年記念の切手として発行され、3回目の1996年には以下で紹介する「月に雁」とまとめて発行されています。

2.月に雁

1949年に発行された「月に雁」は、歌川広重の浮世絵作品を切手にしたものです。発行時期が見返り美人の1年後だったこともあり、当時はかなり注目されていました。評判の高さもあり、買取業者の高価買取対象です。現在はバラでも数千円します

5枚がセットになっている状態だとさらに値段が上がり、買取額も数万円まで高まります。

3.赤猿

現在もオークションなどで取引されている「赤猿」は、1980年に中国で発行された切手です。十二支切手シリーズで最初に発行された切手で、背景が赤色で小猿が描かれています。

きれいな状態のバラで十万円以上、シートなら遥かに上回る超高額で買い取ってもらえるかなり希少な切手です。金粉が使用されているものも存在し、当時の金粉が残っているものはさらに高額で取引されます。当時は、郵便用に使用した切手が剥がされて奪われるほどの評判でした。中国切手は価値があるため、手元にないかチェックしてみましょう。

4.オオパンダ

中国で発行された切手のオオパンダは2回に分けて発行された、表面にパンダの絵柄が描かれた中国切手です。1回目は1963年、2回目は10年後の1973年に発行されました。2回の発行を総称して1回目を一次、2回目を二次と呼んでいます。一次は合計3種類作られており、8分が2種類で10分が1種類です。

続いて二次の切手は合計で6種類あります。​​4分・8分・10分・20分・43分の額面で、一次と同様に8分だけ2種類あります。

一次

二次

年代

1963年

1973年

額面

8分:2種類
10分:1種類

4分:1種類
8分:2種類
10分:1種類
20分:1種類
43種類:1種類

発行部数

8分:2種類とも600万枚
10分:300万枚

各1,000万枚

特に高値で取引されるのは一次発行のオオパンダで、バラで数千円、シートだと一万円程度で取引されます。

5.毛主席詩詞

切手といえば生き物や人が描かれるのが一般的ですが、毛主席詩詞シリーズの切手は、当時の中国の主席「毛沢東」の詩をデザインした切手がほとんどです。唯一、筆を取る毛沢東が描かれた切手が1つだけありますが、毛沢東が描かれた1つ以外は、すべて毛沢東の読んだ「詩」が文章で書かれています。合計で14種類の切手が存在します。

1967年に、1年間で3回に分けて発行されています。使用済みでの価値は種類によってさまざまですが、すべての切手が揃っていれば数十万円の買取価格がつくこともあります。

6.立太子礼記念

立太子礼とは皇太子就任の儀式で、立太子礼記念は就任の儀式を記念して発行された切手です。1916年に発行された「裕仁立太子記念切手」と、1952年の明仁親王の立太子礼を記念した切手の2種類あります。

1916年に発行された立太子礼記念切手は、1銭5厘切手、3銭切手、10銭切手があり、1銭5厘は約647万枚、3銭は約567万枚、10銭は86,000枚発行されました。

発行枚数が少ない10銭切手は希少性が高く、記念行事の切手なため使用済みでも高値が期待できます。3種類すべてが揃っていれば、高値での買取を期待できるでしょう。

1952年に発行された立太子礼記念切手は、5円、10円、24円のものがあり、デザインは「麒麟と菊」「皇太子旗」の2種類です。2種類の切手は希少性だけでなく、以前の立太子礼記念切手より印刷技術が進歩していることを示す点も評価されています。

切手の色合いがしっかりと表現されており、24円切手はブルー、5円切手と10円切手はオレンジ色となっているのも特徴の1つです。

発行初日の消印が押された「初日カバー(FDC)」があるものは特に希少なため、手持ちの切手を見る際は消印の有無もチェックしましょう。

7.中華人民共和国展覧会

中華人民共和国展覧会の記念切手は、2種類発行されています。2種類の切手は2人の天女が描かれた「開幕を祝う」と、万里の長城とアメリカの3都市が描かれた「友好往来」です。中国で1980年に発行されており、アメリカの都市部で、中国文化を広めるための展覧会で作られた切手とされています。

「開幕を祝う」は1,000万枚、「友好往来」は100万枚発行されており、発行数の少ない「友好往来」のほうがより希少性があります。希少性の高さから、使用済みの切手も価値が高いです。

バラでは数百円と低めの価格ですが、シートだと数千円〜十万円程度まで取引価格が跳ね上がります。

8.ウェルセンター

ウェルセンターは名前ではなく、切手の印刷に関する条件の名称です。ウェルセンターは一言で言うと、「バランスの取れた切手」の意味です。つまり、切手の印刷が中心に集まっていて、余白のバランスが保たれている状態を指します。

ウェルセンターは、完全美品の切手が、より価値があるとされています。

質はかなり下がりますが、使用済みの切手も需要があるため、気になる方は一度買取業者などで査定してみることをおすすめします。

古い切手の買取ならまねきや

古い切手でも、切手の値段や表記がしっかり残っていれば価値があります。使用済みの切手であっても、探しているコレクターは多くおり、好評な切手は高い買取価格が設定されます。記事で紹介した切手か、近いものをお持ちなら、すぐに買取業者に査定を依頼してみるのがおすすめです。中でも無料ですぐに買取価格がわかるサービスを利用すると、安心でしょう。

まねきやでは、経験ある鑑定士が専門知識をもとに適正な価格をおつたえするため、安心して売却手続きを進められます。いきなり店舗で査定するのが不安な方でも、無料LINE査定でお気軽に査定可能です。ぜひ一度ご利用ください。

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この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。