明治の偉人・岩倉具視さんが描かれた500円札について種類、発行年代、見分け方そしてプレミア度を表をもとに解説していきます。
岩倉具視の歴史など過去記事はこちら↓をご覧ください。
ちなみに、消費者物価指数をもとに当時の価値をを割り出すと2023年との比較で500円は、約3807円だったとか。銀行で交換することは可能ですが、もちろん現在の価値で換金されます。
3807円であれば、お小遣いが500円札だったという方もいらっしゃるかもしれません。タンスをのぞいてみるとお宝が眠っているかもしれません。
4つの種類
4の種類のうち、まず大きく分けて2つ。1951年の発行から1969年ごろまでの500円札を「B500円札」と呼びます。そして1971年以降発行されたものを「C500円札」と呼びます。
また、「B500円札」の中に3種類あります。詳しくは上記方の「見分け方」をご覧ください。加えて1971年発行の500円札です。こちらを「C500円札」と呼びます。こうして4つの種類が存在します。
福耳について
1951年発行と戦後すぐなだけあって、製造技術がなかなか追いついていません。そうしてごく稀に切り端がついたまま流通させてしまうものがあります。これを「福耳」と言います。例えば、ジーンズでも余った白い横の生地を「耳」と呼ぶように、紙幣においてもそう名付けたようです。これはプレミア価値が高く500円以上の価値は確約できます。他にも記号番号がゾロ目だったりするなど珍しいものは、プレミアな価値がつきやすいです。
どこで売るべき?
売り先はさまざまあります。フリマサイト、オークション、古物市への出店そして買取です。一つずつ見ていきます。
フリマサイト
写真を撮る、出品する、配送する手間はありますが、消費者に直接売ることができるため高価での取引が可能です。ですが、マニアックなものであったりすると現金化まで時間はかかってしまいます。逆にコレクターとのやりとりとなると、細かい物言いが続き、現金化はできてもストレスを抱えてしまうことも。
オークション
自分で開催時間を設定し、値段がつり上がっていく喜びはオークションならではですよね。思わぬ高収入につながることも存分にあります。ですがこちらも商品を直で見せているわけではないため、特に古いものはよっぽど有名なものでないと難しいかもしれません。
古物市への出店
古物市は見にいくだけでも楽しいですが、出店すると商品を手に取ってくれたお客様と直にやりとりが可能です。自分の想いを伝えると共に、商品の状態に納得してもらえたら、この上ない取引になります。ですが、開催期間が年に何回かしかないこと、多くの量を持っていき売れれば良いですが場所代が高くつくことも。
買取
最後に買取です。確かに消費者に直接訴えるものではありませんが、目利きの鑑定士が判断してくれます。自分が気づいていなくても偽物を流通してしまうことも避けることができます。その場で鑑定してもらい、即現金化できる点も魅力的です。何より「安心」はこちらでしょう。
まとめ
簡単に岩倉具視の500円札を表にまとめ、見分け方などを見てきました。そして、それらを効率的に現金化する方法もそれぞれご紹介しました。現在の価値で3807円、もしかするとご実家のタンスに眠っているかもしれません。価値がすぐ変動するものでもないためお盆の帰省のタイミングに是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。