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山崎12年の買取相場は年々上がっている?その理由や高価買取される特徴について解説

2024.12.19

「山崎」は、日本初のモルトウイスキー蒸留所である山崎蒸留所で作られたモルト原酒のみを厳選したウイスキーであり、最高峰のブランドです。「山崎」には多くの銘柄がありますが、今でも販売され、高い人気と評価を得ている銘柄の一つが、「山崎12年」です。

コレクターからの人気も高く、手に入りにくいとされていますが、なぜ今、買取相場が上昇しているのでしょうか。山崎12年の種類や魅力、高額買取となっている理由、高く買い取ってもらうためのポイントについてご紹介します。

山崎12年が高額買取される理由

山崎12年の買取価格が高額である理由は、その希少性と国内外での高い人気にあります。山崎12年の注目度が特に大きく上昇した出来事は、2003年開催の国際的な洋酒コンペティション「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」で金賞を初受賞したことです。これにより、国内外の需要が一気に増大しました。

また、日本のウイスキー市場は一時的に消費が低迷し、生産量を減らした時期がありました。そのため、ハイボール人気の再燃とともに需要が急増したにもかかわらず、生産が追いつかない状況が続いています。熟成期間が比較的長い山崎12年は特に供給が限られ、市場でプレミアム価格が付く要因となっています。

山崎12年の魅力

国際的に高い評価を得ている山崎12年は、味わいにも風格にも魅力が詰まっています。

1.深みのある味わい

12年にわたる熟成により生まれる、繊細で深みのある味わいが山崎12年の特徴です。熟した果実のようなフルーティな香りや、バニラのような甘味、樽由来の風味やスパイシーさが混ざりあい、複雑な味わいを楽しめます。飲み心地はなめらかで、多くのウイスキー愛好者に支持されています。

2.美しいアンバー色

熟成を重ねた結果生まれる、美しい琥珀色(アンバー色)も山崎12年の魅力の一つです。この色合いは12年という熟成期間の賜物であり、おもにオーク樽により育まれた天然由来のものです。見た目の美しさもあり、飲む前からウイスキーの高いクオリティを感じさせてくれます。

3.日本産ウイスキーとしての評価

山崎12年はジャパニーズ・ウイスキーのなかでも特に評価が高く、国内外のウイスキーコンクールにて多くの賞を受賞しています。2024年には、先述した世界的な酒類コンペティション「ISC」において、全部門での最高賞である「シュプリームチャンピオンスピリット」を初受賞しました。そのため、投資や収集の対象としても人気が高まっています。

山崎12年には大きく3つの種類がある、見分けるポイントとは?

山崎12年は、流通時期や製造年、サイズなどが少しずつ異なり、年代ごとに違う魅力を持つウイスキーです。発売時期によって、大まかに次の3種類に分けられます。

  1. 山崎12年ピュアモルト:初期~1990
  2. 山崎12年ピュアモルト:1990年~2004年
  3. 山崎12年シングルモルト:2004年~現行品

それぞれの違いや見分けるポイントについてチェックしてみましょう。

1.容量

現在発売されている山崎12年には、700ml50ml2種類のサイズがあります。しかし、発売当初は760ml1990年代には750mlと、今よりも多い内容量で販売されていました。

この内容量の違いが、年代を見分ける一つのポイントです。内容量が多いほど発売時期が古いため、希少価値が上がります。そのほか、内容量が1,000mlのボトルなども存在します。

2.ラベルマークの表記

ラベルに表示されているマークのデザインも、種類を見分けるポイントです。現在販売されている山崎12年のラベルにはマークがありません。しかし、旧ラベルには左上にマークが付いています。このラベルマークは2種類あり、それぞれ「向獅子マーク」、「響マーク」と呼ばれています。

向獅子マークは獅子が向き合っているように見えること、響マークは同じサントリーの人気ウイスキーである「響」と同じラベルマークであることが、これらの呼称の由来です。古いラベルほど希少性が高く、コレクター人気も高くなっています。

3.特級の表記

ラベルの左下に「特級」という表記があるかどうかもポイントです。これは、当時の酒税法により、ウイスキーを特級というカテゴリに分類していたためです。1989年に酒税法の改正により級別の分類が廃止されたため、特級表記の存在はそれ以前の製造であることを示しています。

このように、ラベルの表記によっても時代の違いがわかるため、買取価格にも影響を与えます。旧仕様の特級ウイスキーはそもそも生産量が少なく、希少価値が高いため、コレクターからの人気は絶大です。

4.シングルモルトかピュアモルトの表記

シングルモルトかピュアモルトかといった表記の違いも、年代を見分けるポイントの一つです。一般的に、同一工場で製造されたモルト原酒のみを使用したウイスキーをシングルモルト、モルトウイスキーのみを混ぜ合わせたものをピュアモルトと呼びます。

現行の山崎12年はシングルモルトのみですので、ラベルにピュアモルトと記載されている時点で現行より古いことがわかります。ピュアモルトのほうが旧仕様のため、希少性はシングルモルトより高く、コレクターにも人気があり、買取価格も高額となる傾向です。

山崎12年を高価買取してもらうためのポイント

山崎12年をより高値で買い取ってもらうために、次に示す4つのポイントを押さえておきましょう。

1.状態

ボトルやラベルの状態が良いほど、高額査定につながります。ラベルの剥がれやボトルの損傷がないことが理想です。未開封だと、より高値での買い取りが期待できるでしょう。

買い取りを依頼する際には、ラベルの剥がれなどに注意しながら自身でボトルの汚れを拭き取るなど、できるだけきれいな状態で査定してもらいましょう。また、ウイスキーを保管する際には付属の箱に収納し、日の当たらない場所で保管することがおすすめです。

2.製造年

山崎12年は、製造年代により価値が変動します。特に初期の製品ほど希少性が高く、初期のボトルであることを示す向獅子マークや特級の表記があると、より高値での取引が期待できるでしょう。

3.付属品の有無

コレクションとしての需要も高い山崎12年は、ボトルだけではなく化粧箱などの付属品があるかどうかも買取価格に影響します。化粧箱だけでなく、中に入っているリーフレットなどがそろっていると高価買取につながりやすいでしょう。

また、付属品の状態も買取価格に影響するため、傷が付かないよう保管することが大切です。未開封であることが理想ですが、人気の高い山崎12年は、化粧箱や空き瓶だけでも買い取ってもらえるケースがあるため、飲み終わったあとでも査定に出してみるとよいでしょう。

4.名入りの有無

贈答品としても需要が大きい山崎12年は、ボトルやラベルに名前を印字して贈る場合があります。しかし、名入りのボトルは一般的に、買い取りの際には査定額が低くなる傾向があります。

コレクターにとっては、他者の名前が入っているものよりオリジナルの状態が好まれるためです。名入りアイテムの買い取りを受け付けていない業者もあるため、事前に確認しましょう。

山崎12年以外の山崎のウイスキー

山崎蒸留所は2023年に設立100周年を迎えましたが、山崎ブランドのウイスキーには、山崎12年以外にも人気の高いウイスキーが数多くあります。それぞれの特徴や買取相場の傾向などについてご紹介します。

1.山崎

1984年に誕生したシングルモルトウイスキーが、山崎です。これは、現在では山崎12年として販売されている銘柄です。一方、「山崎ノンエイジ」とも呼ばれる年数表記のないシングルモルト「山崎」が、2012年に発売されました。果実のような甘い味わいや香りが特徴で、ほかの銘柄よりは入手しやすいものの、品薄状態であることは変わらないため、需要の高さから高価買取が期待できます。

2.山崎18年

山崎18年は、数多くの受賞歴を持つ人気銘柄の一つです。12年よりも熟成期間が長く、18年以上熟成した原酒をかけ合わせ、さらにシェリーの古樽で熟成させていることが特徴です。それにより、奥行きのある味わいと芳醇な香りを楽しむことができます。現在も発売されている銘柄で、海外の需要が非常に高いため、高値が付きやすい銘柄といえます。

3.山崎25年

山崎25年も、多くの品評会で高い評価を得ています。1999年にサントリーが創業100周年を迎えることを記念して、1998年より発売開始されました。

現行の商品ではありますが、年間生産本数は1,200本程度と、非常に希少価値の高い銘柄といえます。フルーティさと、チョコレートのような風味が魅力です。コレクター人気も高く市場価値が高騰しており、高値で取引されています。

4.山崎10年

山崎10年は、ホワイトオーク樽を中心として10年以上熟成されたモルト原酒を使用したウイスキーです。山崎12年よりも手頃な廉価版として1995年から販売され、山崎のスタンダードとして親しまれましたが、2013年に販売を終了しました。入手先は中古市場のみとなるため、希少価値が高まっています。

5.山崎35年

山崎35年は、1966年から1970年にかけて山崎蒸溜所で蒸溜された、酒齢35年以上の超長期熟成モルト原酒から厳選して作られました。2006年に200本限定で販売されるやいなや、たちまち完売しました。

ミズナラ樽による伽羅や白檀を感じさせる香りや、フルーティさが特徴です。発売時の定価が50万円だった山崎35年ですが、入手困難であることから、買取価格が非常に高騰しています。

6.山崎50年

山崎50年は、酒齢50年を超えた超長期熟成の原酒を厳選してブレンドしたシングルモルトウイスキーです。2005年、2007年、2011年に数量限定で発売されました。

海外での需要も高く、2018年に香港のオークションにかけられた際には、約3,270万円で落札されたという記録があります。まさに日本最高峰のウイスキーであり、非常に高額で取引されています。

7.山崎55年

山崎55年は、1960年代に蒸留されたモルト原酒を厳選し、55年以上もの期間にわたり熟成させて作られています。2020年に国内で100本、2021年に海外で100本販売されました。長期熟成による複雑な風味とまろやかな口当たり、日本の伝統工芸を一部に採用したボトルデザインが特徴です。

2022年にニューヨークのオークションにおいて、約8,100万円で落札されるなど、非常に高値で取引されています。コレクターはもちろん、投資家からも注目される逸品です。

8.山崎1984

サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」の発売25周年を記念した山崎1984は、2009年に2,500本限定で発売されました。赤みが強い濃厚な色合いと、甘みや酸味が凝縮されたフルーティさが魅力です。

発売時は現在ほどジャパニーズ・ウイスキーがブームになっていなかったことから、購入後に消費されることが多く、未開栓の状態のものがほとんどない希少な銘柄となっています。そのため、現在ではコレクターからの注目度が高く、価格が高騰しています。

9.山崎リミテッドエディション

2021年以降、毎年発売されるリミテッドエディションも貴重な銘柄です。「特別な山崎」として、おもに贈答用として2014年に販売開始されました。2017年までで一度販売終了となったものの、2021年から販売が再開され、山崎の限定品における代表格となっています。

生産本数が数千本と少ないため希少性が高く、高値で取引されるウイスキーです。特に発売時期が古いものほど価値が高く、高額で取引される傾向にあります。

山崎12年をうるならまねきや

山崎12年を売却する際には、買取実績が豊富な「まねきや」がおすすめです。山崎12年をはじめとして、今回ご紹介した山崎シリーズのほか、洋酒の買取実績も豊富で、専門的な知識を持つスタッフが公正かつ高価な買い取りを実施します。

まねきやでは、簡単なLINE査定など、さまざまな方法で査定や買い取りをご依頼できるほか、多くのコレクションをお持ちの場合に便利な出張買取もご利用いただけます。査定力の高さと、市場の需要に応じた買取価格が期待でき、これまで多くのご利用者から高い信頼をいただいていることが強みです。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。