赤い宝石の王様であるルビーは、中古市場でも安定した人気を誇っています。
同じルビーでも品質によって価格が大きく異なります。 似たような赤色でも光の当たり具合によって印象も変わり、石が持っている価値、希少性が評価されるほど高値がつけられるのです。
この記事では、そんなルビーの中でも高く売れる基準をご紹介します。 どんなルビーが評価されやすいのか、また高く売るためのコツもご説明しているため、ぜひ参考にしてはいかがでしょうか。
ルビーには高く売れやすい基準がある
そもそもルビーには、ほかの宝石と同じように大きく分けて3つの品質評価をもとに総合的に価値を決めます。
ルビーの品質評価を決めるうえで、もっとも重視される3つの要素は次の通りです。
- カラー
- クラリティ(透明度)
- テリ(輝き)
ルビーの中でも赤色のほかにピンク、パープルなど、さまざまな色合いが混ざったものがあります。
特に高く評価されるのは、ルビーの中でも鮮やかな赤色や赤紫色の範囲です。 また、インクルージョン(内包物)が少なくまるでガラスのように透明度が高いルビーほど、宝石としての価値は高くなります。
しかし、インクルージョンがまったくないルビーはほぼ存在しないと言えます。 あくまでもインクルージョンが少ないもの、光に透かしたときにインクルージョンが目立ちにくいという特性があります。
インクルージョンが少ないものは、光を遮るものが少ない分ガラスのように美しい透明度を誇っており、宝石のルビーとして品質が高く評価されるのです。
そしてテリは、カットの技術が大きく影響します。カットしたあとに、ルビーの縦と横、深さのバランスが整っている上質なものは、赤色がより美しく繊細な輝きを楽しめます。
高く売れるルビーの4つの評価基準とは?
カラー、クラリティ、テリの評価についてご説明しました。 実はこれらの3つの要素をベースに、さらに付加価値となるポイントがいくつかあります。
中古市場では次に紹介するポイントを満たしているものは、高価買取が期待できます。 ルビーを売却するうえでチェックしておきたい、4つの評価基準をご紹介します。
ピジョンブラッド(ミャンマー産)のルビー
ルビーは産地や色味によって、名称が分けられていることがあります。
数あるルビーの産地の中でも、特に高品質で希少な石と言われているものがピジョンブラッドです。 ピジョンブラッドはミャンマーのモゴック地方で採れる良質なルビーのこと。
奇跡的な発見率と言われている、まるで血のように濃い赤色をしており、透明感もあります。まるで「ハトの血」のようであることからピジョンブラッドと呼ばれているのです。
ピジョンブラッドはめったに産出されないレアなルビーであると同時に、ミャンマーが紛争地帯でいつ産出できなくなるかわからないという背景も関係し、価値は上がり続けています。
スター効果があるルビー
スター効果を持っているルビーも、通常のルビーと比較して高値で取引されています。 スター効果とはルビーの中にある針状の鉱物の影響を受けて、まるで星のように細い筋状の光が見える様子です。
3本の線が交わるような形で、この様子が夜空で光り輝く星のように見えることからスター効果と呼ばれています。
スター効果はサファイアと同じ鉱物種であるルビーにもある特性で、通常のルビーとはちがう星のような輝きはとても幻想的です。
美しいスター効果を持ったルビーはとてもめずらしく、特にインクルージョンが少なくはっきりと線状のスター効果が見られるものほどレアです。
売却したいルビーがあれば、ぜひ光に当ててスター効果があるのか調べてみてはいかがでしょうか。
希少価値が高い非加熱のルビー
ルビーを含めて宝石の多くは、いろいろな加工処理が施されています。
特に昔から宝石に施されてきた加熱処理は、ルビーやサファイアなどのコランダム種の宝石を加熱することで、色の濃さを変更したり色ムラをなくしたりできます。
ルビーは宝石の中でも人気が高く、品質をよく見せるために加熱処理を施しているものが少なくありません。
それに対して非加熱ルビーは、加熱処理をしなくても美しい輝きを持ったレアな宝石です。 現代では非加熱ルビーがとてもめずらしく、希少性が高い石として高値で取引されています。
中古市場においても、非加熱ルビーは価値が高いため売却する前に鑑定書などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
大粒のルビー
ルビーは需要に対して、年々採掘量が減少している宝石です。特に上質なルビーが採れる地として有名な、ビルマ産のものはここ数年で高騰が続いています。
なんととあるオークションでは、ビルマ産の25カラット以上もの大きなルビーが約34億円もの値段がつけられました。
1カラットあたり1億円をオーバーしており、その価格は世界を驚かせました。 特に20世紀以降は、3カラットを超えるような大粒ルビーはめったに見つかっておらず、特に高値で取引されています。
大粒のルビーは数百万円以上の価値がつくこともめずらしくないため、過去に購入してコレクションしているルビーなどがあれば、価値が高騰している今のうちにぜひお売りください。
買取価格が下がる合成ルビーに注意しよう
ルビーを売却するにあたって、気を付けたいものが合成ルビーです。
合成ルビーとは科学的な方法によって、本物のルビーによく似せた石です。 もともと昭和初期までは、とても希少で高価な天然ルビーを手にすることはむずかしく、一般家庭を中心に安価な合成ルビーが宝石として数多く流通しました。
しかし、そのあとに本物のルビーを加熱して美しく見せる加熱処理技術が向上したことで、合成ルビーは需要がなくなっていったのです。
しかし現在も、天然ルビーのように美しいジュエリーを作っているメーカーが存在します。見た目は美しくても、ルビーとしての価値は低いため注意しましょう。 現在の技術では本物のルビーと見分けることがむずかしく、特に鑑定経験がない素人では判断ができません。
鑑定書など本物だと証明できる書類があれば、すぐに合成ルビーか天然ルビーかわかりますが、そうでないルビーは鑑定することで、はじめて価値がわかるケースもめずらしくありません。
合成ルビーを見分けるポイント
合成ルビーは肉眼では判別がむずかしいもので、本物と遜色ない美しさがあります。
そのまま見るだけでは合成と天然はわかりづらいものの、昭和時代に作られた古い合成ルビーであれば、チェックする方法によって偽物かどうかわかることもあります。
特に母親や祖母からルビーを譲ってもらった方は、流行していた合成ルビーである可能性もあります。次のポイントをもとに、合成ルビーかどうか見分けてみてはいかがでしょうか。
ルビーを紫外線に当てる
紫外線を当てることで、合成か天然のルビーか判断できることがあります。合成ルビーはブラックライトを当ててみると、蛍光反応が出るため通常よりも真っ赤に光り輝きます。
それに対して、天然ルビーは反応が淡く、合成ルビーのように真っ赤には光りません。ただし、天然ルビーの中にもごくまれに真っ赤な蛍光反応があったというケースもあるため、必ずしも赤く光ったからと言って必ずしも合成ルビーとは限りません。
あくまで判断基準の1つとして、ブラックライトで調べてみましょう。そのうえでいったん中古買取業者に、鑑定してもらう方法がおすすめです。
カットが左右対称になっている
天然のルビーは、色の美しさを引き出すためにその石に合わせてカットします。
そのため、カットをよく近くで見てみると左右非対称になっていることがほとんどです。 合成ルビーは形をきれいに整えて大きさを保つことを優先しているため、きれいな左右対称のカットになっていることが多いです。
完全に左右対称のカットのルビーは、合成ルビーの可能性があるため注意しましょう。
また、光にかざしたときに中央部分を光の帯のような輝き方が生まれることも天然ルビーの特徴です。合成ルビーは全体的に輝きがあり、帯状の光は見えません。
判断しづらいポイントですが、カットのほかに光に当てたときの輝き方もチェックしてみましょう。
ルビーは買取専門店に査定してもらおう
ここまでルビーの見分け方をご紹介してきましたが、実際には素人がルビーを見て本物と偽物を判断することはとてもむずかしいです。
そのため、確実にルビーが天然なのか合成なのかを決めるには、プロの目が欠かせません。ルビーは宝石の買取実績が豊富な買取専門店に、じっくりと鑑定してもらいましょう。
また、天然ルビーであっても、加熱加工されているものか、非加熱かによって価値が大きく変わります。加熱処理をしていても、加熱した痕跡がわかりづらいルビーの中には、非加熱と表示を偽って販売しているものもあります。
特に人気の産地のルビーほど、非加熱だと表記している偽物が多いため、素人が判断することはとてもむずかしいことが現状です。それゆえ、売買したいときには信頼できる実績のあるお店、鑑定士がいるところに依頼をしましょう。
まねきやは機械で本物のルビーを鑑定できる
まねきやはハイブランド、宝石などの高級品の買取専門店です。これまで数多くの宝石を取り扱っており、鑑定実績豊富なベテランが在籍しています。
鑑定士による肉眼の鑑定はもちろん、赤外線顕微鏡やX線機器など鑑定専用の機械も導入しています。職人がルビーを実際に見て判断するだけに限らず、科学の力を借りてルビーが本物かどうか判断するため安心です。
鑑定書があればスムーズな買取ができますが鑑定書が残っていないものなど、ルビーかどうかもわからない宝石も鑑定できるためお任せください。
まねきやならどんな状態のルビーも買取OK
まねきやでは指輪やネックレスなどのルビーはもちろん、ジュエリーからとれてしまっているルビーだけでも買取可能です。片方だけのピアスなど、購入時とは状態が違うものでも問題なく買取いたします。
他店では断られてしまったルビーを使ったジュエリーも、まねきやであれば買取できるかもしれません。他店で断られたからと諦めず、まずは当店にご相談ください。
まねきやではさまざまな査定、買取方法をご用意しています。 店頭に直接お売りいただける品物を持ち込んでいただく店頭買取はもちろん、スタッフが直接ご自宅へ伺う出張買取も承っています。
出張買取ならほかのブランド品といっしょに、まとめて売却したいといった方も、ご自宅にいるまま買取手続きができるため安心です。
さらに、その場で現金買取のため、すぐに現金化したいといったお客様にもご好評です。ちなみに口座振り込みによるお支払いにも対応しているので、お気軽にご相談くださいませ。
ほかにも、まねきやでは宅配買取を実施しています。宅配買取は高価な品物を安全にお送りいただくため、頑丈なジュラルミンケースによる宅配キットをご用意しています。
ジュラルミンケースはGPS付きで、無事にお店に品物が届くまでしっかりと現在地を確認できます。
宅配買取は到着後、査定結果をLINEなどでお知らせし、ご納得いただければそのまま査定価格を振り込むスタイルです。不要不急の外出を控えて、ルビーなどの宝石を売却できるため安心です。
ルビーを売るならまねきやへ
まずはだいたいの査定価格を知りたいといったお客様には、LINE査定が便利です。LINE査定はルビーの写真をお送りいただくだけで、おおよその査定価格をお知らせするサービスです。
いきなりお店に行ったり、電話をかけたりすることは不安、時間がとれないといったお客様も、LINE査定ならご自身の隙間時間に写真などをお送りいただくだけでOKです。 写真は複数枚あると、ルビーの色味や大きさなどがわかりやすく、より正確な買取価格をご提案できます。
実際に鑑定した結果、さらに価格がアップする可能性もあるため、まずは査定後もお気軽にご相談ください。
LINE査定は次のボタンから、友だち登録していただくとすぐにご利用できます。 ルビーのことはもちろん、買取に関するご質問やお悩みについても、まずはお気軽にご相談ください。
これまでのまねきやでのルビーの買取実績や、ジュエリー買取についての詳細は次のページでご紹介しています。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。