喜平ネックレスはどんなファッションにも合わせやすいシンプルな鎖状のネックレスです。
アクセサリーとして人気があることはもちろん、資産性の高いものとして注目されています。
そんな喜平ネックレスの特徴や人気の素材、形、そしてなぜ資産性が高いのか理由をご説明します。
今注目されている喜平ネックレスを、金や銀などの貴金属を投資として購入したい方はぜひ参考にしてはいかがでしょうか。
喜平のネックレスとは?
喜平ネックレスは、輪を鎖状につないだチェーンで、輪の1つ1つは叩いて平らにしたような見た目をしています。
これはあずき型のチェーンを90度の角度にひねっており、すべて同じ面を向いてそろっているなめらかな表面が特徴です。
ネックレスが特に人気ですが、ほかにもブレスレットや足首につけるアンクレットも販売されています。
シンプルなデザインだからこそ、性別問わずプレゼントとしても根強い人気があります。 この喜平という名前は、2つの由来があると言われいます。
喜平は「騎兵」が由来で、10世紀の南北戦争で陸軍の騎兵が馬に乗っているときに、金属のチェーンで古紙の刀を固定していました。
その歴史から乗馬のときにくつわチェーンとして使われるようになり、騎兵が使う金属チェーンとして「喜平チェーン」と変換されていったのです。
そしてもう1つは、はじめて喜平ネックレスを作ったと言われる鈴木喜平という職人の名前から、喜平ネックレスと名付けられた説もあります。
喜平ネックレスで人気の素材とは?
喜平ネックレスは形状のことで、特に素材に決まりはありません。しかし中古市場では主に次の2つが流通しており、素材に合わせて市場価値をもとに買取をしています。
ゴールドとシルバーの素材は、定番の素材であり喜平ネックレスで主に使われている種類があります。
まずは喜平ネックレスの定番素材である、ゴールドとシルバーの特徴について見ていきましょう。
ゴールド
ゴールドは純度が高いものほど、同じ喜平ネックレスの長さでも価値が高まります。
喜平ネックレスの純度は主にK18とK22です。
K18は金の純度が75%で、K22は91.7%の純度です。 K18は純度が低いもののほかの金属と組み合わせることで加工しやすく、強度が高い点が特徴。
一方でK22は純度が高くなるため買取価格も上がりますが、金純度が高いからこそ傷がつきやすいというデメリットがあります。
なお限りなく純度100%に近いK24は純金と呼ばれていますが、硬度が低くとてもやわらかいため、そのままジュエリーに使うことは向いていません。喜平ネックレスは主にK18か、K22が取引されています。
シルバー
喜平ネックレスはシルバー925を使った商品も人気があります。
シルバー925はシルバーアクセサリーに使われる定番の素材で、銀純度が92.5%という意味です。 残りの金属は銅などを混ぜることで強度を高めています。
シルバー100%だと金と同じくやわらかく、アクセサリーとして加工するには不向きです。 しかし、シルバーアクセサリーならではの輝きは高い人気があり、ゴールドとは違った魅力で根強い需要があります。
ゴールドよりも価格は低いものの、多少錆びていても買取してもらえるため将来的にシルバーの価値が上がったタイミングで売りたい人におすすめです。
喜平ネックレスで人気の3つの金具の種類とは?
喜平ネックレスは編み方によって、見た目の印象が大きく変わります。主に シングル、ダブル、トリプルの3種類があり、シングルがもっともシンプルなつなぎ方になっており、トリプルになると同じ長さでも貴金属の使用量が多くなります。
ここでは、喜平ネックレスで主に使われている、3つの金具の違いについてご説明します。
シングル編み
シングル編みは、1つの輪に対して1つの輪を組み合わせた様子です。
見た目はパーティーのときなどに折り紙で作って飾る、輪つなぎのように輪同士をつないだ状態です。
もっともシンプルな組み合わせで、編みが少ないからこそ付け心地がとても軽やかです。そして、光沢感がおさえられているため、ほかのネックレスにもなじむスタンダードな見た目を楽しめます。
年代、性別問わず身に着けやすいところから、プレゼントにも人気です。
ダブル編み
1つの輪に対して2つの輪を組み合わせたデザインがダブル編みです。
シングル編みが比較的隙間のある薄いデザインだとすると、ダブル編みは隙間が減りしっかりとした密度が特徴。
適度に重量感があり、角度によってゴールドやシルバーの美しい輝きを楽しめます。
トリプル編み
トリプル編みは1つの輪の中に3つの輪を組み合わせたデザインです。まるで縄のようにらせん状に見える組み合わせで、もっとも重量があります。
密度が高く隙間がほとんどないからこそ、どこから見ても貴金属の輝きが目立つゴージャスなデザインです。
喜平ネックレスで人気の4つのチェーンの種類とは?
喜平ネックレスの編み方についてご説明しました。
ほかにもシングルからトリプルまでの編みのほかに、表面を何回カットしているのかでも、分けられていることが喜平ネックレスの特徴です。
喜平ネックレスは一見似たような鎖状のデザインに見えますが、実は組み合わせによって見た目が異なるチェーンが数種類あります。
その中でも特に人気の4種類の喜平ネックレスをご紹介します。喜平ネックレスを売却したい、または新しく購入したいとお考えの方はぜひチェックしてください。
2面シングル
2面シングルはひとつのコマ同士をつないだもっともシンプルな構造の喜平ネックレスです。
カット面が少ないため輝きはやや控え目ですが、華やかさをおさえられるためビジネスシーンなどでも身に着けやすい見た目が人気です。
2面ダブルスクリュー
2面ダブルスクリューは1つのコマに対して2つがかかっており、2面シングルと比較して密度が高くなめらかな輝きが特徴です。
重量感も増しており、2面シングルだと細いチェーンも、しっかりと存在感のある見た目が楽しめます。
特にゴールドは日本人の黄味がかった肌と相性がよく、日焼けした肌に組み合わせてもとてもバランスよく身に着けられます。
6面ダブル
6面ダブルはまるで縄のように細かく組み合わさった見た目が特徴です。
いわゆる2コマが組み合わさったアdブル網で、6面分のカットが施されているため斜めのラインが協調されています。
カット面が2面と比べて3倍になっているため、表面はなめらかでさらに強い光沢感を楽しめます。
8面トリプル
8面トリプルはもっとも細かい面とコマの組み合わせが特徴です。
細い8面のカットに1つのコマに3つのコマが組み合わさったデザインは、ずっしりと重いです。 上下左右それぞれと2つの対角線上にも平面があります。
全面的にカット面があるため、とにかく強い輝きが魅力です。太目のチェーンになりますが、存在感のあるほかのネックレスと組み合わせても負けない贅沢さがあります。
喜平ネックレスが中古買取で人気が高い理由
喜平ネックレスが今中古市場で人気を集めている理由を知っていますか?
喜平ネックレスはジュエリー的価値だけでなく、長年保管して売りたいときに売却することで利益を生む資産性も高いアイテムなのです。
ここでは喜平ネックレスが今注目を集める3つの理由をご説明します。
シンプルなデザインが性別・世代問わず人気
喜平ネックレスは余計な装飾が一切なく、金属の輪同士をつないだシンプルなデザインです。
宝石や繊細な細工などがついているのではなく、一連のチェーンになっているため性別を問いません。
また、トレンドにも影響を受けないスタンダードなデザインだからこそ、一度購入すれば一生にわたって身に着けられるジュエリーです。
ほかのネックレスとの重ね付けもでき、お互いの美しさを引き立てられるデザイン性も喜平ネックレスのよさです。
金の喜平ネックレスの資産性の高さ
金やシルバーを使った喜平ネックレスは、とても純度が高い貴金属で作られています。
ジュエリーとしての知名度やブランド力ではなく、金を使っていることでの資産性の高さが魅力です。
金やシルバーなどの貴金属は年々価値が上昇しており、特に2022年は過去最高レベルの取引価格になったことが話題になりました。
金やシルバーは有限な貴金属であり、今後も価値が大幅に下がることはなく円安にともなって価値が上昇すると予想できます。
もし過去に購入した喜平ネックレスがあれば、今売却することで購入時よりも大幅に利益が生まれる可能性があります。
保存状態に気にせず地金の取引市場で価値がつく
ネックレスなどのジュエリーは、そのときのブランドや商品の人気、保存状態に影響を受けて査定価格が変わります。
しかし、喜平ネックレスは多少保存状態が悪くても、あくまでも買取価格は地金での市場価格が中心。
つまり、もし長年保管していて多少の錆びがあっても、ほとんどその日の地金の価格で決まります。
長年保管しているうちに、多少の錆びや傷がついた喜平ネックレスでも高く買い取ってもらえる可能性が高いため、ぜひ価値が上昇しているうちに売却してはいかがでしょうか。
喜平ネックレスの資産性が高い3つの理由
喜平ネックレスはとても資産性が高いとご紹介しました。 同じ金やシルバーを使ったアクセサリーや製品はさまざまあります。
その中でもあえて喜平ネックレスを選ぶ人がいるのは、次のように資産性の高さが挙げられるのです。
比較的製造コストが低い
喜平ネックレスはジュエリーの中でも、比較的製造コストが低いアイテムです。 一般的なジュエリーは、繊細な加工によって仕上げることが多く、金やシルバーとしての価値よりも、あくまでも芸術品やブランド力としての価格がつけられています。
しかし喜平ネックレスは余計な装飾がない分、制作コストそのものは低いため販売価格にデザイン加工料などもあまり影響を受けません。
そのため地金とほどんと変わりない価格で購入でき、地金の市場価格が上がったタイミングで売りに出せば利益が発生するのです。
作りが頑丈で壊れにくい
作りが頑丈でとても壊れにくいことも、喜平ネックレスの特徴です。
輪同士をつないで作るシンプルなデザインで、細かい細工などのパーツがないからこそ、紛失のリスクも低いという特徴があります。
それゆえ作りが頑丈で、長持ちしやすいことから将来的に売却するときも喜平ネックレスは管理しやすいところから、資産価値が高いのです。
造幣局検定マークがついていて純度を信頼できる
喜平ネックレスには、金などの貴金属の純度を保証する造幣局検定マーク(ホールマーク)がついています。
このマークがついている喜平ネックレスは、造幣局からきちんと貴金属の純度が保証されていると判断できるもの。
ネックレスなどのジュエリーの中には、純度やブランドなどがわからないものや、実は金に見せかけた金メッキである可能性があります。 特に誰かに喜平ネックレスを譲るときに、相手が購入元などを把握していなくても、造幣局検定マークがあることで価値がすみやかにわかります。
喜平ネックレスを購入するときにも、きちんと純度が高い本物の喜平ネックレスだと判断できる基準になるため、安全に入手できる点でも資産性が評価されているのです。
喜平ネックレスを売るならまねきや
喜平ネックレスの売却なら、ぜひまねきやにご相談ください。まねきやはハイブランドや貴金属など、高級品の買取専門店です。
喜平ネックレスを売るにあたって、その日のうちに現金化したいといったご相談も、店頭買取ならその場で現金買取いたします。 また、まねきやでは店頭買取だけでなく、出張買取や宅配買取など幅広い買取方法をご提案しています。
出張買取は直接スタッフがご自宅で査定をするため、直接お店まで足を運ぶことが難しい方でも安心です。 宅配買取の場合は、専用の宅配キットとしてGPS付きのジュラルミンケースをお送りします。
高級品である喜平ネックレスも安全にお送りいただけると好評です。
錆びているものや、チェーンが切れている喜平ネックレスの買取も可能です。あくまでも地金の市場価格で買取をするため、他店でも買取を断られたネックレスでもぜひお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。