金を売るときには、売りたいお店や売るタイミングに注意が必要です。
同じ金でも、いつ売るかによって大幅に価値が変わってしまう可能性があるのです。少しでも金を高く売るために、知っておきたい注意点と売却するときの流れをご説明します。
金を売るときの6つの注意点
まずは金を売るときに心がけたい注意点を見ていきましょう。
相場
金を売るときには、毎日の相場の変化を必ずチェックしましょう。金の価値は一定ではなく、毎日のように変化しています。
たとえ同じ金の量だとしても、相場が低い日に売ってしまうと、せっかくの売却額が低くなります。 金相場は世界的な景気に影響を受けて変わります。
ここ2〜3年は特に不景気や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、金相場が過去最高に上がっています。
特に金相場は社会不安を感じやすい状況で、買い手が増える傾向にあります。昨年はロシアのウクライナ侵攻による社会不安から、金の買取手が一気に増えました。 その結果、1グラムあたりの金相場が2,000円以上アップし、今もグラム9,000円台をキープしています。
純度
金は売りたい貴金属に含まれる純度によっても、買取価格が大幅に変わります。 たとえばアクセサリーなら、金の純度はk18が多いです。
このk18は純金75%です。限りなく純金に近い99.99%のものはk24です。 この単位はk1ごとに4.17%の含有率です。つまり「k○○」の数字が大きいほど金純度が高いです。
金を資産保有の目的で購入する際には、限りなく100%の純度に近いk24の金の延棒であるインゴットや、金貨などが主流です。
一方でアクセサリーは加工しやすいよう強度を出すために、あえてほかの貴金属を混ぜたk18が多いのです。
重量そのものが同じでも、金の含有量によって買取価格は大幅に変わるため、きちんと金純度を計算できるようなプロの鑑定士、そして機械による精密な測定が大切なのです。
純度が高い純金と呼ばれるものをK24と呼び、純度が下がるにつれK22,K20,K18と下がっていきます。 金の純度を正しく理解していれば、純度による金の買取価格の計算ができます。
しかし、純度がわからず金相場も把握できていなければ、不適切な価格で買い取られる可能性があるのです。
だからこそ、すべて買取店に任せるだけでなく、金を売るタイミングや金の価値が決まる基準を覚えておきましょう。 特に買取店によっては、金相場よりも低く買い取る悪質な業者も存在します。また、高額な金買取の手数料を引くなど、手数料だけでも大きく損をしてしまうケースもあるのです。
重量
金は0.1グラム単位で価値が大幅に変わります。金相場は基本的に、1グラムごとの買取相場が表記されていますが、実際は0.1グラム単位で細かく計測されます。
そのため、金の細かい重量をチェックするには、自宅にある計量機だけでは正確には判定できません。
必ず金の重量を0.1グラム単位で計測できる精密機器を持ち、その場で細かく計測してくれる買取業者を選びましょう。
買取業者
金は買取業者によって価格が変わります。金相場そのものは世界共通ですが、金を売却するときには手数料がかかります。
金の取引は売却、購入どちらも手数料を設定している買取店がほとんどで、特に規約で決められていません。
そのため、売る買取店によっては手数料が高くなってしまい、せっかく金を売っても他店よりも買取価格が総合的に安くなってしまうケースがあるのです。
だからこそ、金の売却は相場だけでなく売るお店を慎重に選ぶことがとても大切です。いくつかの業者を比較し、その中でも手数料などの諸経費が低く、高い買取価格を提示しているお店を探しましょう。 まねきやでは業界最高水準の買取価格を提示しています。
金の売却に関して、豊富な実績と取引経験をもとに、ご納得いただける価格を提案いたします。
売却にかかる手数料
売却に手数料がかかる主な理由は、その後に金をほかのところへ売却する際の利益を得るためです。
また、金を新しく加工するときには多少の目減りがあります。目減りしてしまった分を手数料として請求することで、お店にとっての損をなくしているのです。
この目減りの割合による、手数料の計算も決まりはないためお店によって設定が異なります。それゆえに手数料も確認したうえで、少しでも高く買い取ってくれるお店を探しましょう。
売却にかかる税金
金相場は一定以上の売却額になると、税金が発生します。金の売却は50万円以上を超える売却益が出ると、譲渡所得税がかかってしまいます。
まとめて売る際には手数料のことを考えたうえで、どれくらい売るのか決めましょう。
ちなみに金は保有から5年を超えると、課税額が半額になります。つまり購入から5年経っていれば、税金が安くなるためまとめて売るチャンスです。
金を売却する際の流れ
金の売却は大きく分けると次の5つの手順に基づいています。どのような流れで売るのか、知っておくことでスムーズな取引につながります。
- 査定を受ける
- 買取価格を提示される
- 売却するか決める
- 必要書類に記入する
- 買取金額を受け取る
金を売却するお店を決めたら、まずは査定したうえで金の重量、純度などを調べます。
総合的に金の量を判断し、買取価格が決定します。金の価値そのものは毎日変わる相場によりますが、手数料はお店によって異なります。
買取価格をチェックしたうえで、売却するかどうか判断しましょう。金額に問題なければ、契約成立として必要書類に売却する旨を伝えるためのサインをしましょう。
基本的に店頭買取や出張買取は、その場で現金買取しているお店が多いです。その場で現金化できるため、急ぎの方にもおすすめです。
また、お店によっては出張買取の場合口座振り込みに対応しているところもあります。売却する金額が大きく、現金で持つことは不安といった方は、そのまま口座に振り込んでもらえるため便利です。
金を売却する際に必要なもの
金を売却するときには、次のように身分を証明できるものが必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- マイナンバーカード
など、身分証明書を提出し、お店側がコピーをとって保管する義務があります。
ちなみに顔写真がついていない健康保険証などの場合は、別途書類が必要になる可能性があります。 できればマイナンバーカードや運転免許証など、顔写真つきの身分証を用意すると取引が楽になります。
金を売るならまねきや
金は毎日相場が変わります。その中でも金の価格とは別に、売却するお店によってかかる手数料の金額はさまざまです。
金そのものの価値は共通でも、手数料が高ければその分手取りは減ってしまうため、慎重にお店を選びましょう。 まねきやでは店頭買取、出張買取、宅配買取を受け付けています。
また、写真を送るだけでおおよその買取価格がわかるLINE査定を受け付けています。 まずはおおよその金額を知りたいという方は、LINEで友達登録していただき、そこからお気軽にメッセージをお送りください。
買取に関する疑問点があれば、電話でもお問い合わせください。 お客様のご希望に合わせた、最適な買取方法をご提案いたします。
まねきやではほかにも、金のインゴット分割サービスも承っております。
インゴットを100グラム単位に分割することで、節税対策になります。事前にご連絡いただければ当日中に分割したインゴットをお渡しすることも可能です。
売却を含めて金の取引について、ご相談があればお気軽にお声がけください。まねきやの金、貴金属の売却に関する詳細は次のページをご覧くださいませ。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。