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金の比重(密度)とは?誰でも簡単にできる計測方法も解説!

2023.10.31

「売りたい金製品が、本物かどうか調べたい」 「どれくらい金が含有されているのか知りたい」 このようなお悩みの方に向けて、金の比重(密度)とは何かご紹介します。 また、誰でも手軽にできる金の比重の計測方法も解説しているため、ぜひお手持ちの金のアクセサリーなどの比重を調べてみてはいかがでしょうか?

金の比重(密度)とは

金の比重は、とある物質の密度と基準となっている物質との比率を表すもの。 つまり、金のアクセサリーがある場合、その中に何%の金が含まれているのかを表した数字です。 金の比重は密度とも表現され、この密度が高いものほど純金に近く使われている金の量が多いからこそ、価値が高くなります。 純金の密度は約19.32g/cm³であり、この値は金の純度に関係なく一定です。 ちなみに、金属の中でもっとも低い比重は、0.533(リチウム)で、高い金属は22.42(イリジウム)です。 金は全体の金属の中でも、比重がかなり重い方に分類されることがわかります。

金の純度別の比重(密度)

以下の表に、異なる金の純度に対する比重(密度)の一般的な値を示します。 金の純度 比重(g/cm³) 24K(純金) 19.32 18K(75%純金) 約 15.6 14K(58.3%純金) 約 13.2 10K(41.7%純金) 約 11.3

金の純度 比重(g/cm³)
24K(純金) 19.32
18K(75%純金) 約 15.6
14K(58.3%純金) 約 13.2
10K(41.7%純金) 約 11.3

このように、限りなく純金に近い99.99%の比重は、24Kという数字で表されます。 純金として扱われるもので、金のインゴットや金貨といった資産運用を目的とした金は24Kが基本です。 あくまでも目安であり、比重の平均から大きく外れているわけでなければ、その分の金が含有されている可能性があります。 この数字がわかれば、金製品の刻印がなくても純度を測定可能です。 実際に刻印がK18だとしても、比重が13に近ければ、もしかしたらK14分の金しか含有されていない可能性もあるのです。 特にK18にしては金色が薄い、純金のはずなのに錆びてきた、変色してきたというケースは、比重を調べてみましょう。

金の比重(密度)の計測方法

金の比重をどう計測するのか、具体的な方法をご説明します。 買取店に依頼する専門的な計測方法のほか、自宅でも手軽にできる方法があります。ひとまず金のおおよその比重を知りたい方は、自宅でできる方法も試してみてはいかがでしょうか。

比重計で計測する

比重計で計測する方法は、もっとも一般的なものです。 この比重系は、金やプラチナといった、貴金属の比重を性格に鑑定するための道具。 貴金属の買取店には必ずと言っていいほど、設置されています。貴金属の売却をするのなら、まずは貴金属買取店に鑑定を申し込めば、確実な比重が計算できます。 基本的に、鑑定は無料の買取店がほとんどです。金メッキかもしれないとお悩みの金アクセサリーも、鑑定によって本物と偽物がはっきりするため正確な結果を知りたい方は、プロに依頼することをおすすめします。 この比重異形は水に入れて計測します。そのため、中が空洞になっていたり、複数の金属が使われていたりすると、正確な数値がわからないこともあります。 特に宝石つきのアクセサリーは、水に入れることでダメージにつながる可能性があるため十分注意しましょう。

水に沈めて計測する

金の比重を手動で計測する方法もあります。この方法には、 はかり、金製品、金製品が収まるサイズの容器、糸、水が必要です。 計測手順は以下の通りです。 1. 金製品の重さをはかりで量ります。 2. 容器に水を入れ、はかりに乗せます。 3. 金製品を糸で吊るし、容器の中に浸します。 4. 金製品の重さを体積で割り、比重を計算します。 自宅で簡単にできるため、ぜひ気になる金製品があれば試してみてください。 それぞれの手順の詳細について、ご説明します。   1. 金製品の重さをはかりで量る 金製品の重さをメモしたら、水を入れた容器をはかりに乗せて簡単な比重計を作りましょう。 2. 容器に水を入れ、はかりに乗せます 容器は計測したいお品物全体が入る、ゆとりのあるものを選びましょう。 大き目のコップや計量カップなどがおすすめです。 ある程度深さがないと、お品物を吊るしたときに底についてしまうため、お皿ではなくコップ型を選んでください。 3. 金製品を糸で吊るして容器の中に浸す はかりのメモリを0gに調整して、比重を正確に測れる状態にしましょう。 次に計測したい金製品を糸で吊るします。糸を持ったままで容器の中に入れられるように、長めにカットしてください。 次に糸の部分を持ったまま、金製品をゆっくりと容器の底に付かない程度に沈めましょう。 すると、金製品の分だけ目盛りが動きます。 この目盛りの数値が15gなら、金製品の体積は15立方センチメートルだとわかります。 4. 金製品の重さを体積で割り比重を計算 次に「金製品の重さ÷体積」で計算しましょう。 金製品が300gなら、「300g÷15立方センチメートル」と計算できます。比重は20なので、K22の純金だと判断できるのです。

刻印があれば金を見極めることができる

金製品には純度を示す刻印が施されていることがあります。 これらの刻印を確認することで、金の品質を簡単に判断できるため、まずはアクセサリーなどに「K18」や「18金」などの表記がないか見てみましょう。 ただし、刻印がない場合や正確に純度を示していない場合もあります。信頼性のある計測方法として、プロに依頼することをおすすめします。  

金の買取ならまねきや

金の比重はご家庭でも簡単に計測できます。 しかし、金製品の状態によっては、正確に計測できない例もあるため、あくまでも参考として調べることをおすすめします。 特に空洞になっているものは、正確な計測がむずかしいため、たとえ数字が低くても偽物とは断定できません。 貴金属の買取専門店なら、比重計が用意されています。 またまねきやでは最新のX線機器による、測定で鑑定可能です。 最新の科学技術を用いたX線検査は、レントゲンでもおなじみですが貴金属の鑑定でも内部をチェックできます。 たとえ金と似た見た目や比重でもX線なら金属の種類を短時間で特定可能できるのです。 X線検査機器は金はもちろん、プラチナやシルバー、亜鉛やニッケルなどさまざまな元素の含有量を短時間で計測できるため、どんな金属が使われているのかわからないお品物の鑑定もお任せください。 そのため、宝飾品以外でもメガネフレームや、砂金、金歯、高級腕時計などのお取引でもスムーズに使用されている金属を判定できます。 もちろん鑑定は無料で、査定結果をもとに売却するかどうかを判断いただく形で全く問題ございません。

まとめ

特に近年は、金1gの相場が1万円をオーバーし、歴代最高値の更新が続いています。過去に購入した金のアクセサリーが、かなりの高値で売れる可能性も十分にございます。 金メッキかわからない…といったお品物も、お気軽にまねきやに鑑定をご依頼ください。   まねきやの金製品の買取について、詳細は次のページをご覧ください。

この記事の監修者

水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長

高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士

今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。 「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。