「初めて金を売るけど、何に注意していいかわからない」
「金を売るときに、騙されないか不安」
金を売るときには、売りたいお店や売るタイミングに注意が必要です。
同じ金でも、いつ売るかによって大幅に価値が変わってしまう可能性があります。少しでも金を高く売るために、知っておきたい注意点と売却するときの流れをご説明します。
金を売るときの流れや業者選びのポイントも解説するため、後悔せずに売却したい方は参考にしてみてください。
金を売るときの7つの注意点
まずは金を売るときに心がけたい注意点を見ていきましょう。
相場を確認する
金を売るときには、毎日の相場の変化を必ずチェックしましょう。金の価値は一定ではなく、毎日のように変化しています。
たとえ同じ金の量だとしても、相場が低い日に売ってしまうと、せっかくの売却額が低くなります。 金相場は世界的な景気に影響を受けて変わるリスクがあるためです。
例えば、ここ2〜3年は特に不景気や新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、金相場が過去最高に上がっています。特に金相場は社会不安を感じやすい状況で、買い手が増える傾向にあります。
昨年はロシアのウクライナ侵攻による社会不安から、金の買取手が一気に増えました。 その結果、金相場が2,000円以上アップし、今も1グラム12,000円台以上をキープしています(7月27日時点)。
純度を確認する
金は売りたい貴金属に含まれる純度によっても、買取価格が大幅に変わります。例えば、アクセサリーなら、金の純度は純金75%のk18が多い傾向です。
また、限りなく純金に近い99.99%のものはk24であり、この単位はk1ごとに4.17%の含有率です。つまり「k○○」の数字が大きいほど金純度が高くなります。
金を資産保有の目的で購入する際には、限りなく100%の純度に近いk24の金の延棒であるインゴットや、金貨などが主流です。
一方でアクセサリーは加工しやすいよう強度を出すために、あえてほかの貴金属を混ぜたk18が多い傾向にあります。
重量そのものが同じでも、金の含有量によって買取価格は大幅に変わるります。それゆえ、金純度を計算できるようなプロの鑑定士や機械による精密な測定が大切です。
純度が高い純金と呼ばれるものをK24と呼び、純度が下がるにつれK22,K20,K18と下がっていきます。 金の純度を正しく理解していれば、純度による金の買取価格の計算ができるでしょう。
しかし、純度がわからず金相場も把握できていなければ、不適切な価格で買い取られる可能性があります。
だからこそ、すべて買取店に任せるだけでなく、金を売るタイミングや金の価値が決まる基準を覚えておきましょう。 特に買取店によっては、金相場よりも低く買い取る悪質な業者も存在します。
重量を確認する
金は0.1グラム単位で価値が大幅に変わります。金相場は基本的に、1グラムごとの買取相場が表記されていますが、実際は0.1グラム単位で細かく計測されます。
そのため、金の細かい重量をチェックするには、自宅にある計量機だけでは正確には判定できません。
金の重量を0.1グラム単位で計測できる精密機器を必ず持ち、その場で細かく計測してくれる買取業者を選びましょう。
複数の買取業者に見積もりを依頼する
金は買取業者によって価格が変わります。金相場は世界共通ですが、金を売却するときには手数料がかかります。金の取引は売却や購入どちらも手数料を設定している買取店がほとんどで、特に規約で決められていません。
したがって、売る買取店によっては手数料が高くなってしまい、せっかく金を売っても他店よりも買取価格が総合的に安くなってしまうケースがあります。
だからこそ、金の売却は相場だけでなく売るお店を慎重に選ぶことがとても大切です。いくつかの業者を比較し、その中でも手数料などの諸経費が低く、高い買取価格を提示しているお店を探しましょう。
まねきやでは業界最高水準の買取価格を提示しています。
金の売却に関して、豊富な実績と取引経験をもとに、ご納得いただける価格を提案いたします。
売却には手数料がかかる
売却に手数料がかかる主な理由は、買取業者が金をほかのところへ売却する際に利益をえるためです。
また、金を新しく加工するときには多少の目減りがあることが多いでしょう。目減りしてしまった分を手数料として請求することで、お店にとっての損をなくしています。
目減りの割合による手数料の計算も決まりはないため、お店によって設定が異なります。
一般的な手数料は売却金額の10%〜30%です。
それゆえに手数料も確認したうえで、少しでも高く買い取ってくれるお店を探しましょう。
売却して得た利益には税金がかかる
金は一定以上の売却額になると、税金が発生します。具体的には、利益が50万円以上を超えると譲渡所得税がかかり、5年経過しているかどうかでさらに変わってきます。
詳しく見ていきましょう。
・年間で50万円以上の売却益が出た場合
金を売却した際の利益は「譲渡所得」に該当し、課税対象となります。さらに、購入と売却にかかった費用から50万円が控除されるため、1年を通して50万円以上の売却益がある場合は、税金を支払わなければなりません。
また、5年以上の保有期間があれば、課税金額が半分になります。例えば、100万円で購入した金を210万円で売った場合は、以下のとおりです。
210万円ー100万円=110万円
110万円ー50万円(控除)=60万円
※60万円に対して税金がかかります。
一方で、売却時点で購入から5年以上が経過していた場合は、半額の30万円が課税対象です。
・年間の売却益が50万円に満たない場合
金を売却した際は、1年を通しての利益が50万円以下なら非課税となります。例を挙げると、100万円で購入した金を190万円で売った場合は、以下のようになります。
190万円ー100万円=90万円
90万円ー50万円(控除)=40万円
上記のように、年間の利益が50万円未満なので非課税になるのです。
確定申告が必要
金の売却で得た利益は「譲渡所得」に該当し、50万円以上の利益が出た際は、確定申告が必要です。
金を買い取った業者は税務署に対して「金地金等の譲渡の対価の支払調書」を提出するため、誰が購入したかがわかるようになっています。それゆえ、確定申告をしなければ脱税になる可能性があるので注意が必要です。
ただし、年収が2,000万円以下で、その他の所得が20万円に満たない場合は確定申告の必要はありません。
金を売るときのタイミング
金を売却する際には手数料がかかります。つまり、仮に購入価格で売却しても、10%〜30%の手数料が引かれるため、手元に残る金額は手数料分がマイナスです。
さらに、金額によっては税金もかかるため、相場が高いときの売却をおすすめします。近年は、金の相場は上昇傾向です。しかし、世界情勢が落ち着けば一気に下落する可能性もあります。
そのため、売却価格が上昇している今がチャンスです。
金を売却する際の流れ
金の売却は大きく分けると次の5つの手順に基づいています。どのような流れで売るのか、知っておくことでスムーズな取引につながります。
- 査定を受ける
- 買取価格を提示される
- 売却するか決める
- 必要書類に記入する
- 買取金額を受け取る
金を売却するお店を決めたら、まずは査定したうえで金の重量、純度などを調べてください。総合的に金の量を判断し、買取価格が決定します。
金の価値は毎日変わる相場によりますが、手数料はお店によって異なります。買取価格をチェックしたうえで、売却するかどうか判断しましょう。
金額に問題なければ、契約成立として必要書類に売却する旨を伝えるためのサインをしましょう。
基本的に店頭買取や出張買取は、その場で現金買取しているお店が多いため、急ぎの方にもおすすめです。また、お店によっては出張買取の場合、口座振り込みに対応している買取業者もあります。
売却する金額が大きく、現金で持つことは不安な方は、直接口座に振り込んでもらえるため便利です。
金を売却する際に必要なもの
金を売却するときには、次のように身分を証明できるものが必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- マイナンバーカード
など、身分証明書を提出し、お店側がコピーをとって保管する義務があります。
ちなみに顔写真がついていない健康保険証などの場合は、別途書類が必要になる可能性があります。 できればマイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きの身分証を用意すると取引が楽になります。
金を売るときは業者選びが重要
金を売るときは業者によって買取価格が異なるため、業者選びは重要です。
少しでも高く売却するための業者選びのコツを紹介します。
業者選びの基準
金を売るときは、高額な手続きのため、業者選びは慎重に行う必要があります。以下の基準で判断するとよいでしょう。
- 買取実績の多さ
- 対応の丁寧さ
- 悪い評判がないか
- 店舗が実在するか
例えば、買取実績が多いかどうかは公式サイトに記載されています。もし不明な点があれば、電話などで問い合わせてみましょう。
また、対応の丁寧さや悪い評判がないかを確認するためには、口コミサイトや価格比較サイトを確認しましょう。「ヒカカク」などのサイトで、よい口コミや悪い口コミを確認できます。
さらに、Googleマップなどを使用して、店舗が実在するかどうかも確認しておきましょう。国税庁が運営する「法人番号公表サイト」で、会社名を入力して、法人番号や車名、本店所在地を見る方法もあります。
中には悪徳な業者もいるので、複数の店舗を比べることが重要です。
買取方法の多さも重要
金を買い取ってもらう手段の多さもポイントです。売却を考えているが「店舗に行く時間がない」「重いので持参できない」などの理由で、売却に悩んでいる方も多いのが現状です。
そのため、わざわざ店舗まで足を運ばなくてもすむような、買取手段があるかも見るとよいでしょう。次の項で、まねきやが提供している3つの買取方法を解説します。
選べる!まねきやの3つの買取方法
まねきやでは、以下の3つの買取方法をお選びいただけます。
店頭買取
店頭での買取は一般的な方法です。実際に店舗に持ち込んだものを、お客様の目の前でスタッフが1点1点丁寧に査定します。査定内容もわかりやすく丁寧に説明するため「なぜその金額なのか?」がわかり納得がいく査定につなげられるでしょう。
また、査定額に納得していただいた後に買取できます。買い取ってもらえるかどうかわからないものでも、とりあえず持ち込んでみることをおすすめします。
出張買取
「大量に保有している」もしくは「金以外の宝石などもあるため、持ち込みが難しい」ときは出張買取サービスがおすすめです。ご自宅までスタッフが訪問し、その場で査定を行い、現金買取ができます。
提示された査定金額に納得がいかなければ売却しない選択も可能です。もちろん、出張にかかる費用はいただきません。
宅配買取
忙しくて店舗に来れない方や、昼間の出張買取の時間に不在という方には宅配買取サービスが便利です。GPS付きのジュラルミンケースで輸送するため、高価なものでも安心して送っていただけます。
無料の宅配キットを申し込めば、自宅にジュラルミンケースが届くので、時間があるときに送っていただくことが可能です。
また、LINEで写真を送っていただければ、おおよその査定金額がわかるサービスを提供しています。まずは、価格を見てから上記のいずれかの方法で決めていただくのも方法です。
金を売るならまねきや
金は毎日相場が変わります。
その中でも金の価格とは別に、売却するお店によってかかる手数料の金額はさまざまです。
金の価値は共通でも、手数料が高ければ手取りは減ってしまうため、慎重にお店を選びましょう。
まねきやでは店頭買取、出張買取、宅配買取を受け付けています。
また、写真を送るだけでおおよその買取価格がわかるLINE査定を受け付けています。
まずはおおよその金額を知りたいという方は、LINEで友達登録していただき、お気軽にメッセージをお送りください。LINEの簡単査定では、最短10分で査定が完了するため、スピーディーに査定額を確認できます。
買取に関する疑問点があれば、電話でもお問い合わせください。 お客様のご希望に合わせた、最適な買取方法をご提案いたします。
まねきやではほかにも、金のインゴット分割サービスも承っております。インゴットを100グラム単位に分割すると、節税対策になるため、ぜひ利用してみてください。。事前にご連絡いただければ当日中に分割したインゴットをお渡しすることも可能です。
売却を含めて金の取引について、ご相談があればお気軽にお声がけください。まねきやの金、貴金属の売却に関する詳細は次のページをご覧くださいませ。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。