アメジストは宝石として人気が高く、日本でも有名な石の1つです。 この記事ではアメジストはどんな宝石なのか、見た目の特徴や石言葉などをご紹介します。
また、期待できるヒーリングとともに、アメジストについて知りたい情報をまとめました。 アメジストの価値、買取についても説明しているため、ぜひ参考にしてください。

アメジストとはどんな石？

アメジストは和名を「紫水晶」と呼びます。日本では2月の誕生石としても有名で、透明度が高い美しい紫色をした見た目が特徴です。
アメジストは水晶と同じ組成でできていて、硬度が高く割れにくい性質から、アクセサリーとして古くから親しまれてきました。
特に紫色は高貴な色として、世界各国の王族や貴族に愛されてきたのです。
このアメジストの語源は、ギリシャ語で「酔ってはいない」という意味を持った「amethustos」が由来です。当時はアメジストで作った杯で飲むと、酔わないと信じられていました。

アメジストの石言葉とは

アメジストの石言葉は主に次のようなものがあります。

• 誠実
• 高貴
• 真実の愛
• 心の平和
• 癒し

アメジストは昔から王族が愛した宝石として、高貴なものを象徴する存在でした。
紫色のミステリアスなカラーと美しい透明度が高い見た目は、まさに高級感のある雰囲気をまとっています。
そしてアメジストは愛を象徴する石でもあります。別名「愛の守護石」と呼ばれ、他者との愛を深めたり、新しい出会いをもたらしたりすると言われています。
そのため、真実の愛を示す宝石として、恋愛運アップのお守りとしてや恋人同士で身に着けるペアアイテムにも高い人気があります。

アメジストの効果とは

アメジストはヒーリングの石とも呼ばれ、持っているだけで心を穏やかにしてくれる側面があります。
アメジストは心の平和、そして周囲との調和をもたらす石です。 精神的な不安を落ち着けて、心を常に健やかに保つためのサポートをしてくれるのです。
そのためアクセサリーとして普段身に着けるほか、寝室やリビングなど長く過ごす部屋にアメジストを置くと、落ち着いた生活につながると言われています。
また、アメジストはクォーツ（水晶）と同じ組成でできており、水晶のヒーリングも持っています。特に厄除けとして用いられていて、古い邪気を払ったり寄せ付けなかったりと、空間の浄化にも一役買ってくれるのです。

アメジストの保管方法

 
アメジストの保管場所は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。アメジストは紫外線の影響を受けて、退色してしまう可能性があります。
せっかくの美しい紫色を長く保てるように、日の当たらない場所に保管するか、不透明なジュエリーケースに入れておきましょう。 また、アメジストは傷がつきにくいですが、割れやすい性質を持っています。
万が一落としたり強くぶつけたりすると、破損する危険性があるため身に着けないときはやわらかい布で包んだり、やわらかい素材でできたケースに個別で保管しましょう。
ほかのジュエリーと一緒にケースに入れるときは、お互いがぶつからないように離して置くか、それぞれを布などで包む方法がおすすめです。
アメジストのアクセサリーを長く身に着けていると、汚れやくすみが気になることがあります。くすみがあるときは、シリコンクロスで優しくふき取りましょう。 水には比較的強いため、超音波洗浄機を使って細かい部分までお手入れする方法もおすすめです。

アメジストの産出国

アメジストの産出国は主にブラジルです。
ブラジルはアメジストと同じ組成でできたクォーツの名産地であり、大量の高品質な石たちが見つかる古い地層があります。

ブラジル産アメジストの特徴

特にブラジル産のものの中には、内部に黒い斑点が入っています。この斑点は「ホーランダイト」と呼びます。
このホーランダイトは、まるで星のような形に見えることから、くっきりとした黒い点が見えるアメジストは別名「星入り水晶」と呼ばれることもあります。
この星が見えるアメジストは幸運を呼び込むと言われ、斑点がないものよりも高値で取引されています。 ほかにもザンビア産、ウルグアイ産など、世界各国でアメジストが産出されています。

ザンビア・ナミビア産のアメジストの特徴

ザンビア、ナミビアといったアフリカ産のアメジストは、ブラジルよりもさらに色が濃く黒っぽいです。
内包物が多く、色ムラが目立つアメジストも多いため、ブラジルと比べると価値は下がる傾向にあります。

ウルグアイ産のアメジストの特徴

ウルグアイは色が濃いですがサイズが全体的に小さいといった違いがあります。
大きな結晶で採掘されることが少ないため、全体的に小粒のアメジストが加工され、ピアスなどのアクセサリーに使われることが多いです。
このようにアメジストの有名な産出国と、それぞれの国でとれる石の特徴はさまざまあります。
同じアメジストでも、状態や国によって価値が大きく変わるところも宝石の特徴と言えます。
お手持ちのアメジストの産地がわかる方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。 ちなみに日本でも、かつてアメジストが採れる鉱山が存在しました。
日本産アメジストと呼ばれ、栃木県や山梨県の鉱山で見つかっていたのです。現在は採掘が禁止になっているエリアがほとんどで、日本産のアメジストを購入することはとてもむずかしいです。

アメジストの価値とは？

アメジストの価値を決める品質の良い石とは、どんな状態のものを呼ぶのでしょうか？ アメジストの価値が決まるポイントについてご紹介します。

紫色の深さと色ムラのなさ

アメジストの価値が決まる大きなポイントは、色味です。特に色ムラ（カラーゾーニング）が少ないものほど高い価値があります。
色味は赤みが強い紫色から濃い紫色が人気で、はっきりとした赤色が入ったぶどうジュースのような色味が特に高品質です。 色が濃すぎて黒っぽく見えるものは、反対に価値が下がる傾向にあります。
たとえ色が濃くても、光に透かしたときに赤が目立つアメジストや、濃い紫色からジュースに水を混ぜたかのような赤みを帯びた薄い紫色に変わっていくような状態は、アメジストらしい色味を持つとして人気があります。

ひび割れ（クラック）の有無

アメジストは生成されていく過程で、内部にクラックというひび割れが入ることがあります。
クラックがないものほど、価値が高く希少だと考えられています。 ほかにもアメジストの中にほかの鉱物や空気などが入っている、内包物のありなしでも価値が大きく変わります。
ブラジル産のアメジストは黒っぽい点が入ったものほど高い価値がつきますが、空気の泡やひび割れ、そのほかの鉱物が入ったものは価値が下がります。この内包物はクラリティと呼び、よけいな内包物がないものほど高値で取引されているのです。

アメジストの大きさ

アメジストは基本的に粒が大きいものほど、その価値は高くなります。
ブラジルでは大きな結晶のアメジストが見つかりやすいですが、全体的に色ムラが少なくぶどうのような美しい赤紫色を持ったものは少ないです。
大きく良質なアメジストは指輪やネックレスなどに使われています。また、インテリアや開運のアイテムとして飾られるアメジストの原石も高い人気があります。
特に石の中にびっしりとアメジストの結晶ができたアメジストドームは、古くから幸運を呼び込むものとして世界中で親しまれてきました。
アメジストは本来岩石の上に作られていきますが、岩の内側に発生することがあります。 まるで洞窟の中にアメジストが並んだ姿はとても美しく、財運や事業運を高めて持ち主に成功をもたらすと考えられてきました。
アクセサリーだけでなく、玄関先などに飾る宝石としてもアメジストは高い人気を誇っています。 大きなアメジストドームでは、30㎏以上の重量があるものもめずらしくありません。

アメジストを売却するなら買い取り実績豊富なお店がおすすめ

アメジストは品質や産地がさまざまあり、売却するのならきちんと価値を見極められるお店選びが大切です。
宝石の買取実績が豊富な専門店に、査定を依頼することをおすすめします。リサイクルショップや、自己判断でフリマアプリなどで売却してしまうのは、本来の価値よりも低く見積もってしまうリスクがあります。
せっかくの大切なアメジストを売却するのなら、少しでも高く売りたいものです。だからこそジュエリーの買取実績を公開しているようなお店を選びましょう。
まねきやではアメジストをはじめ、ダイヤモンドなどさまざまなジュエリーの買取経験があります。
鑑定実績豊富な鑑定士によって、1つずつていねいに鑑定して納得いただけるような買取価格をご提案します。 たとえばアクセサリーなら、アメジストの部分だけでなくチェーンや土台に使われている金をはじめとする貴金属も、しっかりと純度を確認のうえそのときの価値に合わせた買取価格をお約束します。
古くなったアクセサリーや、多少の傷、汚れがあるものも買取しているため、お気軽にご相談ください。

まとめ

アメジストは紫水晶と呼ばれる、美しい透明感がある紫カラーの宝石です。 癒しのエネルギーのほか、真実の愛を司っており、恋愛のお守りとしても人気があります。
また、心を穏やかにする癒しのエネルギーを持っており、心を穏やかにしてトラウマを解消してくれると考えられています。
アメジストは日本でも高い人気があるため、もし身に着けていないアクセサリーや、インテリアのアメジストがあれば、ぜひお売りください。 まねきやのこれまでのアメジストの買取実績についての詳細は、次のページをご覧ください。