「旧一万円札を持っているけれど、そのまま使えるのか気になる」
「銀行で旧一万円札を交換したい」
「旧一万円札を高く買い取ってもらうことはできる?」
このような、旧一万円札の取り扱いに悩んでいませんか?この記事では旧一万円札を交換する方法と、種類をご紹介します。
また、旧一万円札を売却する際の高価買取のコツをご説明するため、ぜひ参考にしてください。
旧一万円札は交換できる?
旧一万円札は、日本銀行で現行の一万円札に交換することができます。ただし、銀行によっては取扱いが異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。 旧一万円札は現在発行されていないですが、店舗などで現行の一万円札と同じように使えるのです。日本銀行では、現在発行されていないものの現金として有効である銀行券(現金)の情報が、公式サイトに記載されています。
参照:日本銀行
これによると、一万円札だけでなく、百円券や一円券など今は小銭になっているお札まで、問題なく使用できることがわかります。
しかし、自動会計機などは古い紙幣や小銭に対応していない可能性が高いため、そのまま会計時に使用する時は十分注意が必要です。
旧一万円札の種類
平成19年に発行停止された福沢諭吉がデザインされた一万円札および、昭和61年に発行停止された聖徳太子がデザインされている一万円を使用できます。
それぞれのお札の特徴について、下記でさらにくわしくご紹介します。 中見出し(h3)
聖徳太子の一万円
聖徳太子の肖像が描かれた一万円札は、1958年から1986年(昭和33年から昭和61年)まで発行されていました。
聖徳太子はこれまで発行されたお札の中で、もっとも種類が多いと言われています。旧一万円札にはじまり、百円札や千円札、五千円札にも使用されてきました。まさに昭和のお札を代表する存在で、戦後はもちろん戦前にも聖徳太子のお札が使われてきました。
聖徳太子といえば日本銀行が作るお札の代表というイメージが浸透しましたが、現代では徐々に薄れつつあります。しかしコレクター人気が高いことで、今でも古銭市場では根強い需要があるのです。
福沢諭吉の一万円
福沢諭吉の肖像が描かれた一万円札は、1984年から2007年(昭和59年から平成19年)まで発行されています。
また、平成5年以降はデザインが変更され、現行の一万円札も福沢諭吉が使用されています。 ただし、2024年7月3日から新紙幣の発行が開始されます。これまで昭和の末期からずっと福沢諭吉が一万円札の顔でしたが、渋沢栄一に変更されるのです。
福沢諭吉の一万円札は複数のデザインがあるため、それぞれの種類によって中古市場での価値が異なります。
旧一万円札は高価買取してもらえる?
旧一万円札は高価買取してもらえる可能性があります。特に今から説明するお札に関しては、旧一万円札の中でも価値が高いとされています。
福耳つきの旧一万円札
福耳つきとは、一万円札の縁が広く取られているデザインを指します。つまり本来の一万円札よりも紙幣の範囲が広く、裁断時に紙の端が折れてしまっているなどの原因で生まれます。
通常のお札からはみ出した紙の部分が、まるで耳たぶの大きい福耳のようであることから、福耳つきの旧一万円札と呼ばれるようになりました。福耳つきの旧一万円札は希少価値が高く、高額で取引されることがあります。 昔発行されていた福耳つきの500円札は、とても希少なものとして50万円と鑑定されたテレビ番組がありました。
エラープリントの旧一万円札
印刷ミスや不完全な印刷がされた一万円札は、エラープリントと呼ばれています。印刷の液ダレによって模様がついているお札や、にじみ、ズレなどさまざまなパターンがあります。
聖徳太子と福沢諭吉のどちらの旧一万円札にも、同様にエラープリントのお札が発見されてきました。エラープリントの種類や希少性によって、買取価格は異なります。
しかし、額面の10倍から100倍くらいの値段がつけられることもあり、かなりの高値での買取が期待できます。特に紙幣のコレクターの間で人気が高く、購入希望者が多ければその分値段も上がりやすいのです。
珍番号の旧一万円札
連番やゾロ目、縁起の良い特定の番号、人気の番号の旧一万円札は、それしかないレアなお札として高値がつけられています。お札の番号は、アルファベットと数字の組み合わせがあり、運が良いとゾロ目やキリ番、階段などのさまざまなめずらしい番号のお札に当たることがあります。
この珍番号の例は次の通りです。
・ゾロ目:888888・111111など
・トップ番号:000001
・キリ番:100000・20000など
・階段:123456など
・サンドイッチ番号:122221(最初と最後の同じ数字から挟まれている数字がそろっている)
また、同じゾロ目の中でも縁起が良いとされている、7777777や末広がりの888888などは通常のゾロ目よりも人気が高いため、高値で取引しやすいです。
キリ番の場合も、キリの良さを感じられる500000や10000などの数字が人気で、400000や300000などよりも価値が高い傾向にあります。
AA券の旧一万円札
紙幣番号の最初のアルファベットが「AA」で始まるものは、特に希少価値が高いとされています。 紙幣番号は頭記号のことで、アルファベット2文字で構成されています。
はじまりが「AA」であり、「AZ」まで発行されると、「BA」から作られていく仕組みです。 つまり「AA」はもっとも初期に作られた記番号であり、枚数が限られています。
中でも聖徳太子の旧一万円札の「AA券」はとてもめずらしく、高価買取が期待できます。 また、AA券よりもさらにレアと言われている数字が「A0000~」などの数字が若い旧一万円札です。 これはほとんどが記念品として発行されたもので、個人所有ではなく施設などに寄贈されたお札がほとんどと言われています。
そのため、市場に出回ることがなく、お札の中でもトップレベルの価値があります。 AA券の旧一万円札の相場が額面の10倍前後だとすると、「A0000」などの数字はそれよりも高い価値がつけられるのです。
ZZ-Z券の旧一万円札
AA券の反対である、アルファベット最後の「ZZ」で終わるものも希少価値が高くなります。 なお、お札はZZ-Zまでの全ての番号を発行し終わると、次は番号の色が変化します。
たとえば最初が黒だったのなら、次は茶色や青などと変化するため色によって、発行時期を判断できるのです。
まとめ
お札の価値はいずれにしろ、状態が良くシワがないものの方が価値は高まります。旧一万円札はそのまま交換もできますが、額面通りの価格の価値のみです。 旧一万円札はコレクター的な価値があるため、交換するよりも中古品としての売却がおすすめです。
中でもエラープリントや福耳つきのめずらしいお札なら、額面の10倍などの価値がつくこともめずらしくありません。使っていなかった古い旧一万円札が出てきたら、ぜひまねきやにお売りくださいませ。
まねきやは紙幣や古銭の買取を強化しています。聖徳太子の旧一万円札をはじめ、百円札などの古い紙幣の鑑定もお任せください。 高い専門知識と豊富な買取実績を元に、旧一万円札などを一点ずつしっかりと鑑定いたします。
もちろん査定は無料で、買取価格をご確認いただいてからお売りいただくか判断なさってください。 店頭買取はもちろん、出張や宅配買取、LINE査定にも対応していますので、ご希望の方法でお気軽にご連絡くださいませ。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。