アクセサリーの素材は複数あり、同じ金を使ったものの中にも色味が異なる種類もあります。 その中でも黄色がかった見た目で、純金に近い色合いが人気の種類がイエローゴールドです。 この記事では、イエローゴールドの特徴、なぜ人気なのか、魅力とともにご紹介します。
イエローゴールドとは
イエローゴールドとは、金をベースに銀と銅を混ぜ合わせた合金のことです。 ぱっと見た印象は純金のような色合いですが、限りなく金のみで作られている純金はやわらかく、耐久性があまり高くありません。 傷つきやすくゆがみやすい性質から、アクセサリーに使われるゴールドは金だけでなく、ほかの貴金属を混ぜて作っているのです。そのため、イエローゴールドは見た目が純金に近いですが、硬度はプラチナレベルととても頑丈です。 ファッション性が高いうえ日本人にもなじみのあるカラーで、普段使いもしやすくパーティーシーンにも活躍する万能なゴールドです。
イエローゴールドとピンクゴールド、ホワイトゴールドとの違い
金属の割合や配合によって色味が変わり、黄色を出すためには帯びた金色のものをイエローゴールドと呼ぶことに対して、ほかにもピンクゴールドとホワイトゴールドが有名です。 それぞれのカラーの特徴は次のとおりです。
ホワイトゴールド(WG)
ホワイトゴールドはシルバーのような見た目をした、涼しげですっきりとした印象のゴールドです。 ホワイトゴールドはパラジウムを多く含ませることで、白色やシルバーに見える見た目に仕上げています。日本語では「銀白色」と呼ばれる色合いで、輝くような白さを感じる金属の光り方が特徴です。 プラチナに似ていますが、まったく別の金属です。プラチナはプラチナのみの純度が高いゆえに、強度が低いですがホワイトゴールドは複数の貴金属が合わさる合金のため、強度がさらに高いです。 ただし、ホワイトゴールドはコーティングが薄くなり、少しずつ地金の色が透けて見えてしまいます。
定期的なメンテナンスが必要ですが、どちらも修理しやすく磨き直すことで何十年にもわたって、きれいな状態をキープできるのです。
ピンクゴールド(PG)
ピンクゴールドはゴールドの中に、ほのかなピンクを感じる美しいさくら色の見た目をしています。 このピンクカラーは銅を多く配合して作られています。落ち着いた光沢で、ほのかなピンク色をした見た目は、日本人の肌にとてもよくなじみます。 女性を中心にかわいらしい見た目が人気で、今や日本ではイエローゴールド、ホワイトゴールドと並ぶ人気の種類なのです。 どのゴールドも美しく、耐久性に優れています。ぜひ好みの色味のジュエリーやアクセサリーを選んでみてはいかがでしょうか。
イエローゴールドのお手入れ方法
イエローゴールドのお手入れ方法は、変色を防ぐために定期的に汚れを落とすことをおすすめします。 純金の場合は変色や変質せず、いつまでも輝きを楽しめます。しかし、イエローゴールドは硬度を上げるため、銀や銅、パラジウムなどを含んだ合金です。 これらの金以外の金属は、皮脂や汗などで変色するリスクがあり、放置すればサビの原因にもつながります。 大切なジュエリーを長く美しく保つためにも、ぜひこまめにお手入れをしましょう。お手入れ方法の詳細は次の通りです。
毎日のお手入れ方法
毎日のお手入れ方法は、イエローゴールドに付着した汗や皮脂をふき取ること。 そのままの状態で放置すると、金属が反応し変色につながってしまいます。必ず傷をつけないように、やわらかい金属用のクロスや、めがね拭きなどに使われる布でふき取りましょう。 また、汚れがひどいときは、中性洗剤を使ってメンテナンスする方法がおすすめです。 40度程度のぬるめのお湯に、中性洗剤を少量入れて、イエローゴールドのジュエリーを入れましょう。もしくは布にぬるま湯を含ませて、ジュエリーをやさしくふき取るだけでもOKです。 いずれの方法も中性洗剤が残ったままだと変色の原因につながるため、必ず水洗いしてしっかりと水気をとってください。
定期的にメンテナンスをする
定期的なメンテナンスによって、きれいな光沢を維持することも大切です。目安は半年から1年に1回、購入したジュエリー店などに依頼して、すみずみまでクリーニングや磨き直しをしましょう。 特にイエローゴールドは細かい傷がつくと、どうしてもくすんだ印象になってしまいます。しかし、磨きなおしをすれば、新品のような輝きを取り戻せるため長く愛用できるゴールドです。
イエローゴールドはアレルギーが出る?
イエローゴールドは純金と比較すれば、アレルギーが出る可能性もあるジュエリーです。 そもそも純金はとてもアレルギーが出づらい金属です。しかし、イエローゴールドは銀や銅などを含んでいるため、金属アレルギーの方はアレルギー症状が出てしまう恐れがあります。 その中でも金の含有量が少ない、K18よりも数字が小さいジュエリーは、ほかの銀や銅などの含有量が増える分、アレルギー症状を引き起こしやすいと言えます。 近年はK10などの金純度が低いジュエリーも人気があるため、金属アレルギーがある方は身に着ける際に十分注意しましょう。 少しでも、イエローゴールドのジュエリーを身に着けた部分に、かゆみや赤みといった症状が見られれば、すぐに取り外しましょう。また、不安であれば皮膚科で事前に金属アレルギーの検査を受けておきましょう。 また、対処法としてピアスであれば耳が触れるポスト部分をアレルギーフリーの素材に変更したり、カバーを使ったりしましょう。 金属アレルギーの反応が起こりづらい、チタンにポストを変更するといったアレンジをすれば、比較的安全にイエローゴールドのジュエリーを身に着けられます。 もしくは直接首元に当たるネックレスは、トップの部分が肌に触れないように長いチェーンのデザインにしたり、チェーン部分を金属アレルギーの反応が起こりづらい素材に変えましょう。 金属アレルギーを防ぐコーティング剤も販売されているため、身に着けたいイエローゴールドのジュエリーがあれば、試してみてはいかがでしょうか。
イエローゴールドの似合う人
イエローゴールドは黄色味が強い肌にはとても良くなじみます。そのため、日本人によく似合う色合いのゴールドと言えるのです。 日焼けした肌はもちろん、色白の肌に身に着ければイエローゴールドが主張する良いアクセントになります。
イエローゴールドは純金に近い色味だからこそ、肌色や年代、性別問わず合わせやすく高い人気を誇っています。 そのため、友人やパートナーとのペアアイテムとしての購入や、誰かへのプレゼントとしてもイエローゴールドを素材としたアクセサリーが人気です。 大人っぽい印象にまとめるなら、イエローゴールドだけでなくほかのゴールドとの重ね付けといったコンビ使いがおすすめです。 落ち着いた風合いのホワイトゴールドとは相性が良く、2つを組み合わせたリングやネックレスは、単体とは違った印象を生み出せます。
まとめ
イエローゴールドはいろいろなアクセサリーに使われており、もっとも純金に近い風合いが特徴です。 イエローゴールドは日本人の肌にもなじみやすく、ゴールドらしい黄色がかった見た目は高級感も満点。 アクセサリーの種類も豊富だからこそ、自分好みの物を選びやすいところも魅力と言えるでしょう。 そんなイエローゴールドのジュエリーは、年代、性別問わず人気です。 過去に購入したものの身に着けていない、片方のピアスやイヤリングをなくしてしまった。 このようなイエローゴールドのジュエリーも、まねきやにお売りください。 まねきやはイエローゴールドをはじめとする、金、貴金属の高価買取をしています。店頭買取はもちろん、宅配買取や出張買取、LINEでの査定も承っているため、お気軽にご相談ください。 これまでのまねきやの金、貴金属の買取実績や、詳細は下記の通りです。 金・貴金属の買取なら「まねきや」へ
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。