「切手を買い取ってくれる所は沢山あるけれど、どこに売ったらよいか分からない」「手持ちの切手が沢山あるが、いくらで買い取ってくれるのだろう」……こんなお悩みをお持ちではありませんか?
今回は、切手の買取に関するさまざまな情報をまとめました。買い取ってもらえる切手の種類や形態、高価買取が期待できる切手の銘柄などをご紹介しています。切手の売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。
買取してもらえる切手の種類とは
まずは、買取専門店ではどんな切手を買い取ってもらえるのかを押さえておきましょう。ここでは、買い取ってもらえる切手の種類(形態)をご紹介します。
普通切手
日常的に郵便の発送に使用するような普通の切手「普通切手」も買い取ってもらえます。売却する際は切手シートで売るというイメージがあると思いますが、それだけではなくバラになった切手も買取可能です。
買取において価値が高くなるのは、発行年次が古いものが中心となります。特に、明治~大正時代に発行された古い普通切手は現存数が少なく、高値で買取されるものが数多くあるのです。
年賀切手
年賀状シーズンに毎年発売される特別な切手「年賀切手」も、もちろん買取の対象です。年賀切手とは、干支や縁起のよい風景、物などがデザインされていることが特徴。年ごとに柄などが変わっているため、年次が違えば同じ絵柄のものはありません。
年賀切手は毎年10 月から11 月にかけて、郵便局で販売されます。毎回デザインが変わることからコレクターも多く、買取市場でも人気がある切手の1つです。
記念切手
オリンピックなど、歴史的イベントを記念して発行される切手が「記念切手」です。過去にさまざまな記念切手が発売されていますが、特に昭和30年以前に発行された年代が古い記念切手は希少価値が高く、状態次第で高い買取価格がつくことがあります。
なかでも、1894年の明治天皇の銀婚を祝って発行された「明治銀婚」などは高値がつく記念切手の代表格といえます。
中国切手
買取店で買い取ってもらえる切手は、日本で発行されたものだけではありません。1949年から中国郵電部郵政総局で発行されている、中国の切手も買取対象です。
中国切手のなかで高値がつくものとして挙げられる1つは、1980 年発行の年賀切手「赤猿」です。これらのほか、古いものでは文化大革命時代に発行された「文革切手」が有名です。中国史上の偉人である毛沢東にまつわる切手の種類は豊富にあり、珍しいものも多いため中国切手のコレクターに高い人気があります。
高額で買い取ってもらえる切手の特徴
買い取ってもらえる切手の種類や形態がある程度分かりましたが、切手自体の特徴によっても買取価格は変わります。ここでは、切手そのものの特徴による買取価格の違いについても見ていきましょう。どのような状態の切手に、高い買取価格がつくのでしょうか。
保存状態のよい切手
切手は古本などと同じく紙製品ですから、保存状態の良し悪しは特に重要です。年代の古い切手の場合は特に、保存状態が良ければよいほど高値がつきやすいといってよいでしょう。
また、切手本体に汚れや折れがあるものや、端部が欠けてしまっているものなどは切手の価値も下がるため注意しましょう。
切手は多くのものが紙であるため湿気に弱く、通常の状態で保管していても劣化しやすいため保存が難しいとされています。
コレクターに人気の切手
希少価値が高い切手に代表される、コレクター人気があるものは高く買い取ってもらいやすいでしょう。単に希少というだけでなく、定期的に発行されているシリーズものや特定の人物・キャラクターなどをモチーフにした切手もコレクターに好まれます。
切り離していない切手
シートから切り離した状態の、いわゆる「バラ切手」よりもシートの状態で保管されているシート切手のほうが、買取価格も高くなる傾向です。
バラ切手よりシート切手のほうが流通数は少なく、特に年次の古い切手はシートの状態での現存数が少なくなります。そのため、希少価値も高いとみなされるのです。
シート切手を売るときにはここに注意!
シート切手のほうが買取価格は高くなるとご紹介しましたが、シートの状態で切手を売却する際には2つほど注意点があります。シート切手売却の際は、以下のことに気を配りましょう。
・糊落ちしていないかどうか
古い切手のなかには長期間保管していたことにより、裏面の糊がついた部分が一部取れてしまっている場合があります。これを「糊落ち」と呼び、糊落ちしてしまっているシート切手は買取価格が低くなってしまうことがあるため注意しましょう。厳密には、糊落ちしたシート切手は「バラ切手」の相場での買取となってしまうケースが一般的です。
・シートの耳紙はよい状態かどうか
シート切手のなかには、切手本体以外に余白にあたる部分が存在します。これを「耳紙」と呼び、シート切手を買い取る場合は耳紙の状態もチェックされます。
耳紙が一部切り取られていて無かったり、あるいは端の部分が欠けてしまっていたりした場合も、シート切手とはみなされるバラ切手扱いになってしまうことがあります。ただし、耳紙の取り扱いに関しては買取店によって解釈が異なるため、複数の買取店に相談してみると意外に好条件が引き出せる可能性もあります。
高額切手の相場
高額買取される切手とひと口にいっても、いったいどのくらいの金額で売買がされているのでしょうか。ここでは日本国内で発行された切手を例に挙げ、高額で取引されているものをいくつかご紹介します。
・見返り美人:1万円~2万円
・月に雁:2万円~3万円
・儀式のかんむり:2.5万円~4万円
上記の人気切手のほか、「ビードロを吹く娘」、「桜」、「竜文(日本で初めての郵便切手)」などの有名な人気切手があります。これらのような切手は「プレミア切手」と呼ばれ、切手そのものの表示金額にかかわらず高く買い取ってもらえる可能性があります。
次に、中国で発行された切手では以下のようなものが高額で売買されています。
・赤猿:10万円~15万円
・牡丹:15万円~20万円
中国切手には上記のほかにも「大パンダ」「菊」などの人気切手があります。
想定以上に高い値がつくものもあり、驚いた方も多いかと思います。これらのなかで「月に雁」や「見返り美人」などは、昭和の時代の切手ブームのとき手に入れたものを長く保管している方もいるのではないでしょうか。状態次第で現在でも高値がつく可能性がありますので、ぜひ買取専門店にご相談してみてはいかがでしょうか。
切手の買取ならまねきやがおすすめ
切手を買い取ってくれる店舗は以前であれば今よりは多くありましたが、現在では少なくなったと感じている方も多いと思います。しかし、貴金属やブランド品を買い取っている買取専門店の多くで、今でも切手の買取は行われています。切手を売却したい場合は、買取実績のある買取専門店で正確な査定を行ってもらい、納得の行く条件で売却することがおすすめです。
買い取ってもらう店舗を探すときは、切手の買取実績を詳細にチェックしてみてください。中古切手の市場は以前よりは活発ではなくなっているため、どの店舗が高額で買取しているかを見ておくことも大切になるでしょう。
まねきやも、買取実績が豊富で高額買取も行っている買取専門店の1つ。切手の売却をご検討中の方は、ぜひまねきやまでお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。