ロレックスのスポーツモデルは、世界トップレベルの知名度と技術力を誇る名作ぞろい。
中古市場では販売価格以上の値段で取り引きされることも多く、需要に対して供給が追いつかないと言われる人気アイテムです。
この記事ではロレックスのスポーツモデルの魅力や、ラインナップの特徴をご紹介します。
ロレックス スポーツモデルが人気の理由
ロレックスのスポーツモデルは別名プロフェッショナルウォッチとも呼ばれています。
実はスポーツモデルのほとんどが、特定のシチュエーションやスポーツで使うことを想定としたデザイン、機能性で作られています。
ロレックスにはほかにもパーティーシーンといったフォーマルな場面での使用を想定したドレスウォッチや、複雑機構を搭載したスカイドゥエラーなどのコンプリケーションウォッチがあります。
スポーツウォッチは特に人気が集中しており、優れた実用性と安定した資産価値が魅力。
- 安定した資産価値の高さ
- 腕時計としての高い品質・機能性
- 常に需要に対して供給が追い付かない希少性
これらの理由から、ロレックスのスポーツモデルは中古市場で高価買取されているのです。
誕生から数十年のロングセラーモデルがほとんどで、時計愛好家から圧倒的な支持を集めています。
ロレックス スポーツモデルの種類
ロレックスのスポーツモデルの種類、特徴を見ていきましょう。
プロフェッショナルウォッチとして特定のシチュエーションを想定した機能性があるスポーツモデル。
しかし、ビジネスやオフの日のファッションとしてもふさわしい、普遍的なデザイン性もスポーツモデルの魅力です。
サブマリーナー
サブマリーナーは1953年に誕生したダイバーズウォッチです。
ロレックスが誇る三大発明の1つである、堅牢なケースのオイスターケースを元に、300mの深度でも耐えられる高い防水製法を持っています。
誕生当時は100mの防水性能でしたが、モデルチェンジしたあとは三重密閉構造のトリプロックリューズを採用。
これにより、300mの深度でも問題なく時を刻み続ける堅牢性と防水性を実現しました。
また、光が届きにくい深い海の底でも、はっきりと時刻を視認できるように針とインデックスには夜光塗料を使用しています。
サブマリーナーにはデイト表示がある「デイト」タイプと、「ノンデイト」の2種類があります。
日付の表示がないシンプルなデザインは、誕生当時のサブマリーナーらしさのあるデザインが人気。
そしてデイト表示があるサブマリーナーも機能的でスポーツモデルらしいデザインが、普段使いの腕時計として世界中で愛されてきました。
ちなみにデイト表示があるサブマリーナーの中でも、サブマリーナー116610LVの緑文字盤は、通称「グリーンサブ」と呼ばれ、数あるモデルの中でも高い人気を誇っています。
緑色を文字盤とベゼルに取り入れた個性的なデザインと、高級感漂うサブマリーナーが人気です。
もともとは40mmのケースサイズでしたが、2020年9月には41mmに変更。ケースサイズは少し大きくなりましたが、ラグがシャープなデザインに変更され、より現代的でスタイリッシュな印象に進化しました。
そして116610LVの後継機である、126610LVではブラック文字盤になり、初期のサブマリーナーのデザインを意識した原点回帰モデルとして注目されています。
1953年の誕生から、さらに頑丈で機能的な腕時計としてマイナーチェンジを続けているものの、基本的なデザインは変わらず長年愛され続ける定番のダイバーズウォッチです。
コスモグラフ・デイトナ
ロレックスの数あるスポーツモデルの中でも、特に高い知名度と人気を誇るモデルがコスモグラフ・デイトナです。
デイトナは別名「ロレックスの王様(キングオブロレックス)」と呼ばれるほど、高い評価を受けています。
デイトナはロレックスの腕時計の中で唯一、クロノグラフとタキメーターを搭載した腕時計です。
もともとレース用に開発されたプロフェッショナル向けの腕時計だったデイトナのクロノグラフは、時間を計測できる3つの小さな時計が配置されています。
これは積算計と呼ばれる時計で、3時の方にある時計が30分、6時にある時計は秒針、9時にある時計は12時間を計測できます。
そしてタキメーターは時速を計測するための機能で、優れた機密性を誇るトリプルロックリューズを採用していることも特徴。
2000年にはデイトナ用に開発されたムーブメントCal.4130を搭載。高性能なCal.4130は72時間のパワーリザーブを可能として、最大3日間もの長期間ゼンマイを巻き上げずとも稼働できます。
デイトナはその高い機能性はもちろん、クロノグラフを搭載したスポーツウォッチとしての美しさ、視認性、防水性、あらゆる点で最高峰のスポーツウォッチと言えます。
それゆえ世界中から不動の人気を誇っており、需要に対して供給が追いつかず入手が困難なモデルとしても知られています。
直営店でも手軽に購入できないことから、その多くが中古市場にて定価以上の価格がつけられているのです。
エクスプローラーⅠ・Ⅱ
エクスプローラーは探検家のために作られたスポーツモデルです。
1953年に、エベレスト登頂のスポンサーになり、実際にエクスプローラーを身に着けた探検家が登頂に成功したことから、知名度が一気に高まりました。
現在では飽きの来ないデザインと、便利な機能性からビジネスシーンでも高い人気を誇っています。
エクスプローラーは探検家が歩む過酷な環境でも壊れることがないよう、初期から50mの防水性能を誇り、暗い洞窟内でも時間を確認できるよう、12時には三角のマーク、3、6、9のみのインデックス数字が特徴。
シンプルゆえ、過酷な環境下においても時刻を確認しやすいデザインなのです。
そしてエクスプローラーⅡは、洞窟探検用に絞って作られたエクスプローラーⅠとは異なるライン。24時間針を搭載しており、朝と夜が判断できない暗い洞窟内の散策でも、24時間針があることで昼夜を判断できます。
防水性能も100mを誇り、エクスプローラーⅠよりもさらに探検家のために特化したプロフェッショナルモデルであることがわかります。
エクスプローラーⅡは、ダイヤルに黒と白の2色を用意していることも特徴。
ファッションや流行に左右されず、シンプルで控え目なデザインでありつつも、優れた機能性を持った腕時計として高い人気を誇っています。
GMTマスターⅠ・Ⅱ
ロレックスのGMTマスターは、ブランド初となるパイロットウォッチとして誕生しました。その特徴は個性的なツートンカラーのベゼル。
このベゼルは24時間表示で、24時間で一周するGMT針との組み合わせで、出発地と目的地2つの時刻を正確に表示できます。
1955年に生まれたGMTマスターは、パンアメリカン航空が公式時計に採用したことが話題になり、今では世界中のパイロットから圧倒的な支持を集めるプロフェッショナルが愛する時計になったのです。
1982年は3か所の時刻を表示できるGMTマスターⅡが発表。
GMTマスターⅠは1999年に生産終了となり、GMTマスターⅡがⅠのデザインを継承しています。
GMTマスターⅡはリューズを1段引き出した状態で回すと、1時間刻みで時針を調整できる機能を搭載していることも特徴。
この機能によって時刻の細かな調整ができ、3か国の時刻を判別できます。
またGMTマスターⅠは日付のクイックチェンジ機能を搭載していますが、実はGMTマスターⅡはクイックチェンジ機能がない点も大きな違いです。
GMTマスターはパイロットウォッチですが、なんと100mの防水性能を誇っています。
そのため、天候の影響を受けやすい屋外で過ごす時間が長い方、腕時計を身に着けたままの水仕事が多い方も安心の防水性です。
GMマスターの中でも特に人気があるのは、通称「ペプシ」と呼ばれている赤青ベゼル。
一目でGMTマスターだとわかる定番カラーとして親しまれています。
ほかにも、ビジネスシーンで使いやすい、黒と青のベゼルや、美しく上品な印象のGMT マスターⅡ 126711CHNRなど、ブラウンやゴールド系のカラーがシックなモデルも登場しています。
ミルガウス
ロレックスのミルガウスは1956年に誕生しました。高い磁気がある環境下でも、正確に時間を刻み続けられることをテーマに、優れた耐磁時計として開発されたのです。
「ミル」はフランス語で「1000」を意味する言葉であり、「ガウス」は磁束密度の単位を表すもの。
つまりミルガウスは1000ガウスを耐えられる腕時計というコンセプトで作られました。
誕生当時、研究者や医師といった強い磁気を受ける環境で働くプロフェッショナルに愛用されていました。
しかし、あまりに特殊な機能性だったため、ミルガウスは残念ながら1988年に生産終了。
その後しばらくは、新品で入手できない幻のレアウォッチとしてマニアの間で知られていました。
そんなミルガウスが復活したのは2007年頃のこと。
復活モデルであるミルガウス116400は、磁気をインナーケースで受け流す、耐磁ケースを採用しており、磁気に強いパラクロムヒゲゼンマイを使用したムーブメントCal.3131を搭載。
とことん耐磁にこだわった腕時計として再び登場したのです。初期のミルガウスに採用されていた、イナズマ針も復活したことが大きな話題になりました。
鮮やかなオレンジ色のイナズマ針はブラックの文字盤の差し色として、ミルガウスの個性を演出しています。
また、ミルガウス116400GVにいたっては、緑色の着色を縁に施したグリーンガラスを採用し、ほかのロレックスにはないデザイン性が魅力です。
シードゥエラー
シードゥエラーはサブマリーナーを越える防水性能を持ったダイバーズウォッチとして、1967年に開発されました。
シードゥエラーとは「海の居住者」という意味を持っており、まさに海の中で暮らしているかのような快適なアイテムとして優れた防水性能を誇ります。
なんとあのサブマリーナーの防水性能300mに対して、シードゥエラーのコンプリケーションコレクションのディープシーは3,900mの防水性能を持っています。
はるか深海でも正確に時を刻み、安全に身に着けられる腕時計として圧倒的な防水性が特徴です。
またシードゥエラーは防水性能だけでなく、ロレックスの技術を詰め込んだ次世代ムーブメントであるCal.3235を搭載。
Cal.3135と比較して15%もの高いエネルギー効率があります。
さらにシードゥエラーの特徴は、潜水時に時計の故障の原因につながる飽和潜水に適応するヘリウムエスケープバルブを開発。
これにより、深海でも時計が破損せず、安全に作業ができる腕時計に進化したのです。
ヨットマスター
ヨットマスターは、クルーザーやヨットに乗ってリゾートやバカンスを楽しむためのセレブリティに向けて作られたスポーツモデルです。
高級ラインとして作られたため、基本的にステンレスモデルは採用されておらず、イエローゴールドやエバーローズといった高級感あふれる素材を採用しています。
また、K18イエローゴールドとステンレススティールの組み合わせや、プラチナとステンレススティールのッコンビモデルであるロレジウムが大人気。
また、あくまで船の上での使用を目的としているため、防水性能は100mです。
ダイバーズウォッチであるサブマリーナーなどと比較すると防水性能は控え目であるものの、その代わりに豊富なデザインのバリエーションと、メンズ、ボーイズ、レディースの3サイズの展開が特徴です。
2014年にレディースモデルは廃盤になったものの、今でも男女兼用で身に着けられるボーイズサイズが用意されており、ペアウォッチとしても安定の人気を誇っています。
ロレックス スポーツモデルの買取はまねきや!
ロレックスのスポーツモデルはどれも長い歴史があり、ブランドの技術力を注いだ優れた機能性と、普遍的なデザインが魅力です。
そんなスポーツモデルは中古市場で高値で取引されており、定価の倍以上の値段がつくこともめずらしくありません。
ロレックスは身に着けられる資産として世界的に支持を集めています。
まねきやではそんなロレックスのスポーツモデルの買取に力を注いでおり、店頭買取だけでなく出張買取、宅配買取も承っています。
大切なロレックスのスポーツモデルを安全に運べるように、宅配買取では専用のジュラルミンケースをご用意しています。
ジュラルミンケースにはGPSも付属しているため、まねきやに届くまで場所をしっかりと把握できます。
安全に売却ができるとご好評いただいており、自宅にいながら買取を検討されている方におすすめです。
また、出張買取は査定スタッフが直接ご自宅に伺います。
外出を控えたい方や、ロレックスの腕時計だけでなくさまざまなブランド品などを、まとめて売却したい際に便利です。
ロレックスのスポーツモデルの査定、買取はまねきやにお任せください。
この記事の監修者
水野 政行 | 株式会社水野 代表取締役社長
高価買取専門店 まねきや 最高責任者・鑑定士
今まで 54,750点以上の査定実績。
金・貴金属・宝石全般、ロレックスなどのブランド時計、ブランド品全般、切手、古銭、絵画、骨董品全般の査定を得意とする。
2021年より自社ブランドである「高価買取専門店 まねきや」をリリースし、全国に展開。
「売るはめぐる」をコンセプトにした、買取専門店である当店を一人でも多くの方に体感していただくために、私の約15年間の業界経験の全てを注ぎたいと思っております。